鴨川シーワールドで有名?な、千葉県鴨川市と勝浦市を繋ぐ国道128号線には、現行の新道の他に旧道があり、山を掘りぬいて造ったトンネルが随所に見られるわけですが、先日
『国道128号線には、大正時代に廃止された旧々道がある』
という話を聞き、早速行ってきました。

グーグルマップで場所を確認。

どうやらこれらしい。
一応地図上では存在しているんですね
今回は電車で現地まで向かいました。バイクだと寒いし。
ウチから2時間以上かかりました。
旧々道はJR行川アイランド駅の観光スポット「おせんころがし」近くから入れるとの事。
行川アイランド駅。
周囲1km四方に民家は無く、一日の平均乗降客数19人という無人駅です。


左:おせんころがし
右:ホテル行川。なんか民家みたいなラブホです。

ここはすでに旧々道。山を割って造った「掘割」の道です。
「孝女お仙の碑」

江戸時代にここから転がり落ちて死んでしまった娘・お仙を偲んで建てられた碑です。


この娘の名前から、この辺りの断崖は「おせんころがし」と呼ばれています。

下を覗いてみました。
こんなところから転がされるのは絶対に勘弁願いたい。
そしてお仙の碑の正面、断崖の左に小山があり、そこは枯れススキの林。

噂によるとこの奥に「旧々道」があるとか。
グーグルマップさん、これ道じゃないです…

やたら太い枯れすすきを藪漕ぎしつつ、なるべく右に寄って前進。

ススキで見えませんが左側は断崖絶壁。
第二のお仙になるのは勘弁なので、慎重に右の岩壁を伝っていきます。
振り返って撮影。
どうやら崖崩れで道が塞がれ、その上にススキが生えたようです。

幅は3~4m位でしょうか。
話に聞いた通り、道はすべて崖崩れ対策の為、コンクリで固められていました。
下は港です。
腹這いになって手を伸ばして撮影。
滅茶苦茶怖い。
道の端にはガードレールどころか車止めすらない…
道も崖も、崖崩れ対策でコンクリを吹き付けられていました。
地面になにかの骨が落ちていました。
多分この崖から転落したキョンか猪の骨でしょうね…
リュックを置いて撮影。
見ての通り、道幅は車が一台通れる位。
かつてここでは馬車や、大正時代には乗合バスも運行していたらしいです。
運転手凄いな…
この道は明治10年代に開通したらしいのですが、どう見ても危険なので大正時代には早々に新国道(現在の旧道)が造られ、その役目を終えたそうです。そりゃねえ…
そろそろ日も暮れそうなので撤収します。
再度の藪漕ぎ。
おせんころがしが見えてきました。
国道旧々128号線。
それは崖沿いに造られた、超危険な道でした。
2025年追記。
当時のスマホで撮った写真があまりにも不鮮明だったので、再度撮影に行ってみました.
行川アイランド駅
降りたのは私一人でした。
相変わらずの限界駅…
近隣の観光地案内。
行川アイランドは2001年に廃業しています。
にぎやかだった頃に使われていたであろう観光案内図。
駅の向かいの空き地からおせんころがしへ…
ホテル滑川。
どうやら2010年代に廃業したようです。
しかも2024年に不審火で焼けた模様。
気を取り直しておせんころがしへ。
で、例の小山に登ってみたのですが、途中で完全に崖が崩れており、転落する可能性が非常に高いので断念。
再度の来訪の機会は永遠に失われました。
ついでに現在の行川アイランド。
行川アイランドは1964年開園、フラミンゴショーや南国植物園などで人気を集めた巨大レジャー施設でした。
鴨川シーワールドや東京ディズニーランドなどの台頭により入場者が減少、非常に不便なアクセスもあって2001年に閉園。
現在は閉鎖され、広い駐車場だけが残されています。
行川アイランド入り口。
厳重に封鎖されています。
中に入るには山越えするしかないのですが、定期的に警備員が巡回しており、不法侵入になるのでやめましょう。
(youtubeにたまにupされていますが…)






































