①内部取引高と債権債務の
 相殺消去
ex.
1.P社はS社に商品1000を売り上げている。
2.P社はS社に短期貸付金200があり、
 この受取利息20を計上している。

連結会社間で行われた取引はグループ内部の取引と
なるので連結財務諸表をつくる時は
相殺消去する。

内部取引の相殺消去には
売上高と売上原価
受取利息と支払利息
受取配当金と配当金がある

債権債務の相殺消去には
買掛金と売掛金
支払手形と受取手形
借入金と貸付金
未払費用と未収収益
前受収益と前払費用がある

上記1のケースだと
売上高1000    売上原価1000
が連結修正仕訳となる。
PがSに売り上げた1000とSがPより仕入れた
1000を相殺する。
連結損益計算書では売上原価の内訳は
表示しないので仕入ではなく
売上原価1000を消去する。

上記2のケースだと
短期借入金200     短期貸付金200
受取利息20          支払利息20
が連結修正仕訳となる。

②親会社の期末貸倒引当金の修正
ex.PはSの売掛金1000を計上しており、
この売掛金に対して5%の貸倒引当金を
設定している。(60%支配)

内部取引の相殺消去
買掛金1000   売掛金1000
貸倒引当金の減額
貸倒引当金50    貸倒引当金繰入50

合体させたのが連結修正仕訳
買掛金1000   売掛金1000
貸倒引当金50    貸倒引当金繰入50

③子会社の期末貸倒引当金の修正
内部取引の相殺消去と貸倒引当金の減額
買掛金1000   売掛金1000
貸倒引当金50    貸倒引当金繰入50
貸倒引当金の40%は非支配株主持分なので、
非支配株主に帰属する当期純損益
として処理する。
非支配株主に帰属する当期純損益20
      非支配株主持分(当期変動額)20

合体させたのが連結修正仕訳
買掛金1000   売掛金1000
貸倒引当金50    貸倒引当金繰入50
非支配株主に帰属する当期純損益20
      非支配株主持分(当期変動額)20

④手形取引
ex.S社はP社に約束手形10000を振り出した。
 P社はこのうち8000を銀行で割引き、
 (割引料はゼロ)当期末現在保有している。
 尚、P社は受取手形(割引分を除く)に
 対して5%の貸倒引当金を設定している。

P社の仕訳
受取手形 10000     売掛金10000
当座預金 8000      受取手形8000
貸倒引当金繰入100     貸倒引当金100
S社の仕訳
買掛金10000     支払手形10000

債権債務の相殺消去
支払手形    10000    受取手形 10000
貸倒引当金の減額修正
貸倒引当金   100    貸倒引当金繰入  100

割り引いた受取手形について
グループ全体で見ると、
P社は手形を振り出して
銀行から資金を
借り入れた事になる。
∴割り引いた受取手形は
銀行に対する借入金で処理する。

支払手形10000    受取手形 2000
受取手形8000  借入金    8000
支払手形と受取手形は連結内部の債券債務なので
相殺消去
Sから受け取った手形を使ってお金を借りてきたと
解釈する。



上の例の連結修正仕訳は以下のようになる。
支払手形10000    受取手形 2000
        借入金    8000
貸倒引当金   100    貸倒引当金繰入  100