材料を購入した時は、購入代価に引取運賃等、
付随費用を合計した額が購入代価になる。

材料を消費した時
ex.材料800を消費した。700は直接材料、
 100は間接材料である。
直接材料の時は仕掛品、
間接材料の時は製造間接費として
処理する。

仕掛品       700    材料800
製造間接費100

材料費の計算
材料費=消費単価×消費数量
ex.当月、直接材料として木材90枚消費した。
 月初材料は20枚(@10)、当月材料購入量は
 80枚(@15)である。

消費単価の決定方法
先入先出法と平均法がある。

先入先出法
先に購入した方から消費したと仮定して
消費単価を決定する。
90枚消費した内、20枚は月初分、
残り70枚は購入分から消費したとして計算。

平均法
移動平均法と総平均法があるが、
工業簿記でよく出題されるのは総平均法。
一定期間に購入した材料の購入価額の合計を
数量の合計で割って平均単価を求め、
この平均単価を消費単価とする。
平均単価
@10×20枚+15×80枚/@20枚+80枚=@14
材料費
@14×90枚=1260


消費数量の計算
継続記録法と棚卸計算法がある。
継続記録法
材料を購入したり、消費したりしたら、
その都度材料元帳に記入し、払出数量欄に
記入された数量を消費数量とする。

継続記録法によると常に材料の在庫が把握できる。
月末に棚卸を行えば棚卸減耗を把握できる。

棚卸計算法
材料を購入した時だけ材料元帳に記入。
購入記録と実地棚卸数量から、
消費数量を決定する。
消費数量=
月初数量+当月購入数量
-月末実地棚卸数量

棚卸計算法だと記録の手間は省けるが、
月末にならないと在庫が判らない、
棚卸減耗が把握できないというデメリットがある。

棚卸減耗
月末に棚卸をした時、材料が帳簿の数字と
違う事がある。
この時の差を棚卸減耗といい、その金額を
棚卸減耗費という。
帳簿上は10枚木材があるのに、実際は
8枚しかない。(@14)
14×2=28
この時の仕訳
製造間接費28    材料28

棚卸減耗が生じたら原因を調べ、
正常な物であるなら
製造間接費として処理する。
盗難や火災などで材料が大量に
なくなってしまったなど、
通常の範囲を超えているの物に関しては
非原価項目として処理する。
(2級では出ない。)