製造間接費を実際配賦で行うと、月末まで計算が

できない。
また、実際発生額は毎月変動する為、
月によって配布額が異なるという欠点がある。
そこで、
あらかじめ決められた配賦率
(予定配賦率)を用いて
配賦する予定配賦という
方法がある。



予定配賦の方法
まず期首に1年間の製造間接費の予定額
(製造間接費予定額)を見積り、
これを基準操業度で割って予定配賦率
求める。
基準操業度とは
1年間の予定配賦基準値の事。

上の例では年間予算額が21600、
基準操業度が540時間なので
21600÷540=40
40が予定配賦率となる。

「今年の予算は21600です。
 基準540時間で行います。
 ですので40を予定配賦します。」


予定配賦率に実際の操業度をかけて、
予定配賦額を計算する。
No.1は@40×25=1000
No.2は@40×15=600

「今月の直接作業時間はNo.1が25時間
 No.2が15時間なので、予定配賦額は
 No.1が1000、No.2が600となります。」

仕訳は以下の通り。
仕掛品   1600   製造間接費   1600

月末の処理



製造間接費の予定配賦は1600だが、
月末になって実際の発生額が2000と出た。
予定と実際の差額は
製造間接費配賦差異として、
製造間接費から
製造間接費配賦差異勘定
振り替える。
製造間接費配賦差異  400   製造間接費  400

この差異400は予定よりも実際の方が多い。
コストがかかりすぎた!
不利差異(借方差異)になる。

もし実際発生額が1500だったら、
製造間接費  100   製造間接費配賦差異  100
今度は実際の方が少ない。
コストが安く済んだ!
有利差異(貸方差異)になる。

年度末の処理
材料消費価格差異、賃率差異と同様に
製造間接費配賦差異も売上原価勘定に振り替える。
売上原価   400    製造間接費配賦差異  400