先の例で作成した全部原価計算と
直接原価計算の損益計算書
全部原価計算の場合は3740
直接原価計算の場合は3500
この差額は全部原価計算による場合の
期末製品に含まれる固定製造原価と
一致する。

直接原価計算では当期に発生した
固定製造原価1200を全額固定費として
費用計上する。
しかし、全額原価計算では
当期に発生した1200のうち、販売分960だけを
売上原価として費用計上し、
期末製品分240は費用計上しない
その為差額が生じる。
このように期末や期首に製品(または仕掛品)が
ある場合、直接原価計算の営業利益と
全部原価計算の営業利益が異なる。
この時、製品(または仕掛品)に含まれる
固定製造原価を調整して、両者を
一致させなければならない。
これを固定費調整という。

固定費調整の公式
期末製品(仕掛品)に含まれる
固定製造原価は240、期首製品(仕掛品)に
含まれる固定製造原価は0なので固定費調整後の
損益計算書は以下のようになる。