「投資は良いけど、それが投機になってしまってダメ」
という言葉を目や耳にしますが、そもそも投資と投機ってなに?
投資は英語で言うと、Invest。これを辞書で調べてみると、
1)〈金資本を〉(事業株設備などに)投資[出資, 運用]する
なんて意味と
2)〈A(人)にB(権限官職)を〉付与する, A(人)をB(公職)に就任させる, 〈A(物)にB(性質など)を〉与える, 帯びさせる
というのもあります。
この言葉の語源は、in と vest を合わせたもの。inは、あとの言葉を動詞にする接頭辞で、vestは服のベストです。ラテン語では、vestは衣服、とりわけ祭服を表すも。つまり、in-vestは「祭服を着させること」と解釈できます。ですから、人に地位や権威の象徴である祭服を着させてやり、その相手に自分の地位や権限をを授けることといったとこでしょうか。授けるものがお金だったら、それが投資ということですね。
投資とは、相手にお金を授けるということで、その相手とは企業経営者となります。株主総会で、経営者である取締役を選任し、その会社を経営する地位を授ける、言い換えると、「お金をあなたに授けて、経営者としての地位を与えるから、きちんと会社を事業を運営してお金をもうけてね!」ということです。
どうも人に任せるという意味合いが強そうです。しかも大切なお金を任せるわけですから、信用ならない人には当然任せられませんよね。重要なのは「誰に任せるか?」でしょう。
では、投機とは?
大金を賭ける博打なんてイメージがありますよね。数千円、数万円パチンコに使っても、投機って感じはしませんが、数百万を賭けるなんてことになれば「投機」ってイメージを持ちます、僕は。
投機と訳される言葉に、speculateがあります。 speculationの動詞形ですね。
1) 推量, 推論, 憶測
2) (…への)投機, 思わく(買い)⦅in ...⦆.
この言葉の語源はラテン語の、to look at carefully 注意深く見るということらしいです。物事を注意深く見て推測するというのは、博打、ギャンブルのイメージとは異なりますよね。一か八かの運任せというものとはだいぶ意味合いが違います。むしろ、運に任せず、リスクがどこにあるのかを考え、予測を立てるのというのがspeculateではないでしょうか。
また、expectationも同じ語源のようです。「期待、予測」と訳されます。期待というのは経済学の重要テーマです。ケインズの著した「雇用・利子及び貨幣の一般理論」の「長期期待の状態」は、「美人投票の理論」として有名ですが、まさに期待についての研究がされています。投機と期待は語源も同じであり、投機だけを特にネガティブなものと捉えるのは少々違う気がします。
投機というのは、あくまで注意深く事実を観察し、タイミングをはかって自分自身の責任でお金を稼ぐということです。投機はそれをする人に全責任があり、人に任せるという要素はありません。一方、投資であれば、お金を任せられる企業もしくは信頼できる経営者を吟味し、お金を預け任せるということになります。株を買うという形で企業にお金を預け、その企業が発展するのを待つわけですから時間はかかります。その間、株価が上がろうが下がろうが関係はありません。最終的にはお金を増やしてくれると信じて任せたわけですからね。任せた相手、企業なり経営者なりがしっかりとやっているかチェックするだけです。
では、投資と投機どちらがよいのか?
そもその取り組み姿勢が異なるわけで、比較するのは難しいですよね。ハサミとカッターどちらがいい?という質問と同じようなものです。
という言葉を目や耳にしますが、そもそも投資と投機ってなに?
投資は英語で言うと、Invest。これを辞書で調べてみると、
1)〈金資本を〉(事業株設備などに)投資[出資, 運用]する
なんて意味と
2)〈A(人)にB(権限官職)を〉付与する, A(人)をB(公職)に就任させる, 〈A(物)にB(性質など)を〉与える, 帯びさせる
というのもあります。
この言葉の語源は、in と vest を合わせたもの。inは、あとの言葉を動詞にする接頭辞で、vestは服のベストです。ラテン語では、vestは衣服、とりわけ祭服を表すも。つまり、in-vestは「祭服を着させること」と解釈できます。ですから、人に地位や権威の象徴である祭服を着させてやり、その相手に自分の地位や権限をを授けることといったとこでしょうか。授けるものがお金だったら、それが投資ということですね。
投資とは、相手にお金を授けるということで、その相手とは企業経営者となります。株主総会で、経営者である取締役を選任し、その会社を経営する地位を授ける、言い換えると、「お金をあなたに授けて、経営者としての地位を与えるから、きちんと会社を事業を運営してお金をもうけてね!」ということです。
どうも人に任せるという意味合いが強そうです。しかも大切なお金を任せるわけですから、信用ならない人には当然任せられませんよね。重要なのは「誰に任せるか?」でしょう。
では、投機とは?
大金を賭ける博打なんてイメージがありますよね。数千円、数万円パチンコに使っても、投機って感じはしませんが、数百万を賭けるなんてことになれば「投機」ってイメージを持ちます、僕は。
投機と訳される言葉に、speculateがあります。 speculationの動詞形ですね。
1) 推量, 推論, 憶測
2) (…への)投機, 思わく(買い)⦅in ...⦆.
この言葉の語源はラテン語の、to look at carefully 注意深く見るということらしいです。物事を注意深く見て推測するというのは、博打、ギャンブルのイメージとは異なりますよね。一か八かの運任せというものとはだいぶ意味合いが違います。むしろ、運に任せず、リスクがどこにあるのかを考え、予測を立てるのというのがspeculateではないでしょうか。
また、expectationも同じ語源のようです。「期待、予測」と訳されます。期待というのは経済学の重要テーマです。ケインズの著した「雇用・利子及び貨幣の一般理論」の「長期期待の状態」は、「美人投票の理論」として有名ですが、まさに期待についての研究がされています。投機と期待は語源も同じであり、投機だけを特にネガティブなものと捉えるのは少々違う気がします。
投機というのは、あくまで注意深く事実を観察し、タイミングをはかって自分自身の責任でお金を稼ぐということです。投機はそれをする人に全責任があり、人に任せるという要素はありません。一方、投資であれば、お金を任せられる企業もしくは信頼できる経営者を吟味し、お金を預け任せるということになります。株を買うという形で企業にお金を預け、その企業が発展するのを待つわけですから時間はかかります。その間、株価が上がろうが下がろうが関係はありません。最終的にはお金を増やしてくれると信じて任せたわけですからね。任せた相手、企業なり経営者なりがしっかりとやっているかチェックするだけです。
では、投資と投機どちらがよいのか?
そもその取り組み姿勢が異なるわけで、比較するのは難しいですよね。ハサミとカッターどちらがいい?という質問と同じようなものです。