東京夜間飛行 ファーストフライト公演報告 2004年12月15日 | 原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原 真善美(はらまさみ)一人芝居【東京夜間飛行】の公演情報、過去の公演情報などです。

原 真善美 ソロライブ 東京夜間飛行 ファーストフライト公演報告


公演日:2004年12月15日(水)~18日(土)
公演場所:乃木坂 THEATER & COMPANY COREDO
東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビルB1



ファーストフライト全内容紹介

内容は1部・2部構成

途中、音楽にのせて琴子の都内(銀座・築地・丸の内・お台場)散策映像&masami hara フォトアルバムを披露。

1部は、OL琴子編 2部は、ゲストにThe Belleのボーカル 須藤ケンタ(日替わりパーカッション&ピアノ)を迎えて、会場をキャバレーの楽屋にみたて踊り子上条ゆうきの語りとダンスタイム。ラストは、赤いドレスの女のマイクパフォーマンスで締めくくりました。
そんな1時間40分のショータイム。舞台と客席はあっという間に一体化。お酒の力もあってか、最終日の客席の盛り上がりはすごいもの。

お客様とのコミュニケーションによってmasami haraの予定外のアドリブが飛び出したりと、日々上演時間が予想できないほどの大盛況でした!

《オープニング》

昆虫カフェ

オープニングは、会場の空間をそのまま「昆虫カフェ」にみたててバーテンダーヘラクレスの一人舞台でスタート。

スーツ姿にソフト帽でかっこよく決めたヘラクレス。開店前の店内で、クールにたばこをふかす。BGMは冬のソナタ(笑)・・いいえ、クインシージョーンズのジャズ!!

そこへ現れたのは、企業からリストラされた中年男性。ヘラクレスから接客・ダンスなどの指導をうける。家族をかかえて明日は、生きるか死ぬかの瀬戸際中年男。額に、いいや、全身に汗をながしてついていく、ついていく。そんな怒涛のオープニング

$東京夜間飛行イベント情報「この店での君の名前は・・・かめ虫くんだ!!」(ヘラクレス)


《1部》

【1】オフィス編
登場人物 琴子&後輩OL2名

前日行きつけのBar「昆虫カフェ」で少々飲みすぎ・・・

出勤時間ぎりぎり出社の琴子。20代の後輩OLたちの目を盗みながら席に着く。男性社員にこびへつらう、お昼休みの時間を守らない、楽に仕事をこなすずるがしこさそんな後輩への不満を抱きながら、先輩として今日こそは注意してやる!と意気込むが現実はそう簡単にいかない。だって、女同士仲良くしないとやっていけないのがOLの悲しさ・・・希望と現実の狭間に生きるOL琴子の姿が、いやはやおもしろい!!

【2】カフェ編
登場人物 琴子
後輩と仲良くしようと試みるも・・・

実際の部下は生意気。そこで、共通の話題を仕入れようと丸の内のカフェへ。20代らしき制服姿の他会社OL達の近くに着席。読書のふりして会話に耳をすまし若者達の興味あるネタをメモする努力家?琴子の姿。しかし、別席で盛り上がるおばさん達の騒音によって盗聴不可能。一瞬気分を害したが、気づけばおばさん達の話題に釘付け。健康系サプリメント、ダイエット、韓流ドラマ・・・・以外におばさんはバカに出来ないのだと知る。

【3】私の城編
登場人物 琴子
OLにとってほっとする金曜の夜

琴子の楽しみは、寂しいかな?コンビニめぐり。両手いっぱいのビニール袋をかかえて帰宅。玄関先で缶ビールで乾杯。つまり1週間頑張った自分へのご褒美(?)なのだ。ひとり暮らしの部屋でくつろぐ贅沢なひとこま。お気に入りのバーテン「昆虫カフェ」のヘラクレスからの電話を待っているがいっこうにかかってこない。自分のバイブルだと思い込んでいる映画「ブリジットジョーンズの日記」を観ながら飲みまくる、食べまくる。が・・・この先の自分の将来についてふと考えると悲しくなる。笑いの奥にひそむちょっぴり悲しい孤独感を琴子の語りでつづっていく。
東京夜間飛行イベント情報琴子の金曜日。琴子の楽しみは、寂しいかな?コンビニめぐり。両手いっぱいのビニール袋をかかえて帰宅。玄関先で缶ビールで乾杯・・・

東京夜間飛行イベント情報自分のバイブルだと思い込んでいる映画「ブリジットジョーンズの日記」を観ながら飲みまくる、食べまくる。
笑いの奥にひそむちょっぴり悲しい孤独感を琴子の語りでつづっていく。


~ ブレイク・タイム ~(映像編)
丸の内の会社を制服姿で飛び出すOL琴子

一度はやってみたかった・・勤務時間内の逃避行。まずは、銀ぶら。その前に警察署前で「ぴーぽくん」にご挨拶。コージーコーナーでいちごショートをゲット!そのまま8丁目ブランド通りへ突進。片手でケーキをほおばりながら、憧れのバーニーズニューヨークへ店員に白い目でみられる。決してやけ食いではありません。グルメです、私!というわけでランチタイムは築地市場へ。オムカレーで腹いっぱい。それでも一度食べてみたかった立ち食いそばに挑戦!!その後は、制服から赤いワンピースへ変身。クリスマス前のお台場へレッツゴー!お台場でお買物。まるで私は「姫」。日航ホテルで、高価なケーキを断念し手作りクリスマスケーキに挑戦。お台場の夜はふけていく。OL琴子、お台場の浜辺で、綺麗な夜景と海ともりあがるカップル達をバックにひとりクリスマス。シャンパンをあけて「メリークリスマス」!!自分に乾杯!!そんな私が大好きな琴子であった・・・・



《2部》

【1】上条ゆうきの語り編

キャバレーのショータイム開始前の時間

他ダンサーやバンドメンバー達と語らう楽屋裏。彼女の亡き母親の思い出を、九州弁を交えて語りました。語りの途中で、ピアノやパーカッションの音色も参加してムーディシーン誕生。もちろん、不慣れな?セクシーダンスもあり
東京夜間飛行イベント情報
彼女の亡き母親の思い出を、九州弁を交えての語り。途中、ピアノやパーカッションの音色も参加してムーディシーン誕生。


【2】赤いドレスの女の語り編

遊ぶ男にことかかない大人の女

まあ、つまり男には依存しないよ~という粋のいい女が、たいして自分の好みでもないが癒されるがために、たまにいっしょに食事をする男友達がいた!という設定。そういう関係って、おそらく「都合のいい男」状態。自分の話を一方的に聞いてくれる、優しい男ってこと。悪く言っちゃえば、とくに緊張感や刺激はない!関係。いつものように、ほかにあう男もいないし、久々に会ってみるか~ってタイミングで彼女は、彼を呼び出すのだが・・

食事中に彼から、突然結婚話をされるわけ。もちろん、彼には彼女がいるとは知らなかった。もちろん、自分に好意をもっているにちがいない男の一人にカウントしていたはずだ。だからして、彼女は少々ショックをうける、が、そんなそぶりは決してみせはしないのだ。だって、自分はいい女!「おめでとう~」と笑顔で彼の幸せにワイングラスをかたむける。
だが・・・帰り際、いつも「ばいばい!またね!」と挨拶をかわすはずの彼が、なぜか「さようなら」と言った・・。

「さようなら」その言葉に、別れ際決して振り向かない彼女が振り向いた・・。そして彼女が目にした風景は・・急いでタクシーに手をあげて、帰宅を急ぐ彼の姿だった。結婚する彼女の元へ帰るのね~

・・・・・・いつもなら・・私が姿を消すまで手を振って見送ってくれるはずのこの男友達が・・。

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遊ぶ男にことかかない大人の女。まあ、つまり男には依存しないよ~という粋のいい女。

「さようなら」その言葉に、別れ際決して振り向かない彼女が振り向いた・・。


"東京夜間飛行"過去の公演報告

東京夜間飛行 フィフスフライト公演報告 2010年10月30日
東京夜間飛行 フォースフライト公演報告 2009年4月24日
東京夜間飛行 サードフライト公演報告 2007年9月8日
東京夜間飛行 セカンドフライト公演報告 2005年10月22日
東京夜間飛行 ファーストフライト公演報告 2004年12月15日