Chère Musique
2023年振り返りの続き、音楽のセンセのお仕事の話題です。
お仕事としては、ヴォアクレールと渋谷の音楽学校での講師と、楽器メーカーローランドからのご依頼のいろいろなお仕事と、そしていくつかの区からご依頼を受けている高齢者のための歌をはじめとした音楽講座の講師。
voix claire
私が主宰するヴォアクレールでは、2023年もたくさんの音楽と過ごしてきました。
二年に一度の大きな演奏会が無い年だったので、丁寧に細かく活動できたと思います。
昨年までは不定期開催だった週末音楽講座CSM(セセム)を、毎月開催することができました。
その講座では、個人レッスンではできない音楽を体験していただきました。
特に好評だったのは《歌の森》や《We’re Singers !》という、みんなで声を合わせて歌うタイプの講座と、郁先生が出演する大きな演奏会の聴きどころ、演目、音楽家を解説する講座でした。
イベントは二つ
10月7日(土)には、“fête de SONATE 2023(ソナタ祭り)”。
FAZIOLI(ファツィオリ)という素晴らしいピアノがある渋谷ホールでの開催でした。
クラシックピアノ上級クラスの三人が次々といろいろな作曲家のソナタを弾き、ソナタって何?という講座をうけるイベントでした。
12月17日(日)には、毎年恒例のクリスマスイベント“ fête de Noël 2023(ノエル)”。
いつものようにあの中目黒の楽屋(らくや)で、今年は生徒さんの部の演奏が充実していました。
ゲストのミュージシャンの方々も今年もまた素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
音楽の情報を発信することに関しては、まず
YouTubeのヴォアクレールチャンネルでは、2021年から毎週続いている日曜日のPodcast『音楽のひとしずく』が記念すべき100回目を迎え、桃井聖司さんをゲストにお迎えした対談を行いました。
最近、2023年後半には、チャンネル登録者数もずいぶん増えてきました。
そして、これこそ本当に気が向いた時だけ年に数回という感じだったホームページのブログを、今年は一年を通してほぼ毎週発信しました。
(夏に何回かお休みをしましたが)
ヴォアクレールに所属している方、講座を受けにきてくださる方、応援してくださる方、イベントのお客様という皆さまに向けて、ヴォアクレールではどんな音楽を楽しんでいるのか、郁先生は音楽のどんなことを考えているのか、という内容です。
これからもいろいろと改善しながら発信を続けていきたいと思っています。
そのブログと講座とイベントの情報を広めるために、Facebook、Instagram、Xも、ブログと連動させてきました。
情報発信系でひとつ今後の課題なのは、2022年のクリスマスからスタートしたLINE公式アカウントを、しっかり運営できなかったこと。
このヴォアクレールLINE公式アカウントは、ホームページとも繋がっていて、イベントのご案内やお申し込み受付に役立てられるようにしてあるので、もっと動かさなくちゃ。
これは来年に向けての楽しい課題です。
今年もヴォアクレールで音楽を楽しんでくださって、ありがとうございました!
シニア講座
いくつかの区からご依頼を受けている高齢者のための歌をはじめとした音楽講座。
このシニア講座は、コロナはやはり一時期完全に中止でした。
そして、声を出さない歌の講座をやってほしいという無茶なご依頼から内容を切り替えて、とても楽しい「フレッシュアップ音楽教室」という名前の講座をやりました。
そしてそこから、五分の一の人数での歌の再開。
そして、それを経て、2023年にはやっと全盛期の三分の一くらいの人数での稼働になっています。
これからもまた少しずつ、以前のように大勢で歌える時代に戻っていくといいなと思いながら、このお仕事は、特に楽しみながら、ずっと力を入れて活動しています。
ローランド
楽器ブランドのローランドが展開している音楽教育部門の、ピアノ科指導スタッフ講師という肩書きでのお仕事も、今年は数が多かったです。
何回か講師認定試験や生徒さんのグレード試験、そしてピアノコンクールでの審査員をさせていただき、もう何十年もやっているのですが今年もまた新たな学びがたくさんありました。
そして講師の方々のための研修や講座もいくつかご依頼いただきました。
それらがご好評いただいたおかげで、2024年から公開する講師のためのe-Learningというビデオ講座のご依頼をいただき、一年の最後のクリスマスに収録がありました。
この収録については少し詳しく、終わって翌日のポッドキャストでお話ししています。
2023年も、毎週楽しく書くことができました。
ありがとうございました。
新しい年も音楽に溢れた一年間でありますように。
Musique, Elle a des ailes.