Chère Musique
4月19日(日)に4月の週末講座を開催しました。
『音はどこへ向かうのか−演奏表現の基礎』というタイトル。
この講座を発案したきっかけは、音楽の音は常に動きを持っている、音楽の演奏は常にどこかに向かって進んでいる、ということを、昔から生徒さんのレッスンでアドバイスすることが多いことに注目したことからでした。
「本当の表現ということをしっかりやっているプロの演奏と、表現というところにまでたどり着かないがある程度上手なアマチュアの演奏と、何が違うのか」というお話にもつながります。
私が実演して、それを観ていただくという講座でした。
内容は、、
まず楽譜というのは何のためにあるのか。
楽譜に書いてある通りに音を出すこと、それは本当の音楽というアートを現すことと、何が決定的に違うのかというお話。
そして、表現ということをするのに必要な概念や、必要な音楽への見方などのお話。
表現とは、実際に具体的にどういうもののことを指すのか、その具体例をお話しました。
そして本編。
何曲も実演をして、実例をお見せしました。
秋の演奏会で生徒さん達が実際に演奏する曲を使ったので、楽しんでいただけたようです。
音楽の演奏に関してプロとアマチュアの線引きを明確にしてしまう内容のようですが、その点をポジティブに捉えています。
ただ職業にしていないだけで、表現の深意が分かれば、より進化して内容はプロと変わらないところまで行ける可能性があります。
そして、違いがわかるからこそ、趣味としてもプロの演奏を聴くことが好きになれます。
決定的にプロをプロたらしめている要素はいくつかあり、一番はもちろん音の出し方です。
どういう音色を作っていくかということ。
ですがそれはもう本当に果てしなく長い道のりで難しいことですから、レッスンで徐々にお伝えしてゆきます。
今回はその点よりもより分かりやすい、表現のポイントである「音は常に動いている」「音には動きの方向がある」ということをお伝えしたいと思いました。
この講座を準備、実践していて一番お伝えできたのは、音の動きやその方向を現すと体の動きになって「外見に現れる」ということでした。
演奏家の外見に動きについて、私が思うことを詳しくYouTube『音楽のひとしずく』でお話しします。
Musique, Elle a des ailes.
