Chère Musique
ア・カペラとは?という講座を10月26日に開きました。
〈ア・カペラ解説講座〜ハーモニーの源泉を探る〜〉
ア・カペラにご興味がある方、音楽の歴史や種類を知りたい方、音響にご興味ある方、いろいろな方のための講座でした。
11/2のCoro Linoによるア・カペラコンサートも近く、そこではとてもたくさんの演目があるので、この講座の最後にはコンサートのプログラム紹介もお話ししました。
簡単に内容を書いてみます。
ア・カペラというと、どんな音楽を演奏している人たちを、どんな曲を、どんなタイプの音楽を皆さん思い浮かべるか。
どちらかというとポップスの曲、ポップスのグループが多いのではないでしょうか。
という身近なところからお話に入っていきました。
私自身が、ポップスのア・カペラでとても好きなグループがいくつもあって、YouTubeチャンネルに登録してInstagramもフォローしています。
コンサートがあったら、私も行きたいです。
という感じのお話もしながら、おすすめをご紹介したりもしながら進めました。
私がコーロ・リノというアンサンブルグループで演奏しているのは、ポップスではなく、クラシックのア・カペラ音楽です。
ポップスとクラシックに2つに分けるのではなく、クラシックの中にもたくさんの種類のア・カペラ音楽があります。
まずは、ア・カペラという音楽がどういうふうに生まれて、どういう歴史を持って、今の音楽に繋がってきているのかという部分が、長いお話になりました。
ここがとてもおもしろかったと言ってくださった方が多かったです。
そして、何が魅力なのかということ、楽器が一緒に演奏される歌や楽器だけの音楽とは、声だけの音楽はどういうふうに違うのかというお話。
次に、クラシックの中にもたくさんある、その中で一番皆さんが身近ではないと感じているところをしっかり解説しました。
ルネサンスの音楽を、今回のコンサートのオープニングで演奏するのです。
それが一体何なのかということを。
あまりにも知らないと、聴いてみても「なんだか不思議な時間だったな」と思って終わってしまうと思うのです。
その辺りでも「!」と思ってくださるおもしろいお話がたくさんあるので、ご紹介しました。
その後に、受講者の皆さまにア・カペラの歌を体験していただくということをやりました。
とっても楽しんでいただけたようです。
そして、実は今回のコンサートには皆さんよくご存じの日本語の歌がいくつか取り上げられています。
もちろんアカペラに編曲してあるわけですが、元の曲は誰でも知っている曲なので、その原曲を、この講座で歌っておこう、聴いておこう、と。
そうすると、その曲がこんな姿に編曲されたのか!というふうに、興味深く聴けると思います。
最後に、今回のコンサートのプログラムを、曲の題名だけでなくどんな内容なのかを簡単に全部ご紹介しました。
アンコールが何曲あるかまでネタばらしをして、そして皆さんに感想を言っていただいて終わるという講座になりました。
とても楽しかったと言っていただけて、やってよかったなと思います。
女声アンサンブルCoro Lino(コーロ・リノ)
インサラータミスタ Vol.3ア・カペラコンサート
11月2日(日)
15:00 開演(14:30開場)
東京オペラシティBIFリサイタルホール
京王新線初台駅直結徒歩5分
指扉:倉岡典子
ルネサンス期のキリスト教音楽
小ミサ曲/Gabriel Fauré
無伴奏女声合唱のための『日本の四季』/塚田真理編曲(委嘱初演)
MOMENTI MUSICALI(楽興の時)/Giordano Fermi
全席自由 2,000円
・Coro Lino
https://corolinotokyo.wixsite.com/coro-lino
coro.lino.tokyo@gmail.com
・東京オペラシティ チケットセンター
03-5353-9999
たくさんの種類のア・カペラの音楽を演奏します。
一曲一曲がとても違うので、楽しんでいただけると思います。
もし急に聴いてみたいかなと思われた方、Coro Linoで検索していただいて、ホームページからご予約ください。
または、東京ベラシティチケットセンターからもご予約いただけます。
Musique, Elle a des ailes.
