中長期的にみたら、音楽は「競わない方が幸せに続けられる」
これが、長年音楽に関わってきた私の持論です。
もちろん、
競うこと自体を否定したいわけではありません。
でも、「ずっと競い続ける音楽」は、
多くの人を疲れさせてしまうとも感じています。
子どもの頃、
ピアノを習っていた人なら経験があるかもしれません。
・友達と、どちらがバイエル何番まで進んだかを比べる
・コンクールに出れば、結果は順位で出る
・頑張っても、負けると悔しさが残る
大学に進めば、
今度は成績が横並びでつけられる世界。
ピアノだけでなく、
学生時代はテスト、テスト、テスト。
振り返ると私は、
ずっと「評価される」「比べられる」世界で音楽をしてきたんだなと思います。
でも、大人になった今。
もう、競わなくていい。
好きなだけ、好きなように演奏していい。
もちろん、
「競うからこそ高め合える」という考え方もあります。
実際、コンクールを勧める先生の言葉も理解できます。
ただ、それが
**全員にとっての幸せか?**と聞かれると、
私は首をかしげてしまいます。
なぜなら、
人はみんな違うから。
・上達のスピード
・好きなジャンル
・音楽に使える時間
・音楽に求めているもの
全部、違います。
それなのに、
誰かと比べ続けていたらどうなるか。
自分のペースがわからなくなり、
「楽しい」より「不安」が先に立ち、
音楽がしんどくなってしまう。
これ、実はとても多いんです。
音楽は本来、
誰かに勝つためのものじゃない。
自分の人生を、
少し豊かにするためのもの。
だから私は、
大人の音楽こそ
「競わない」という選択があっていいと思っています。
比べなくていい。
急がなくていい。
うまくなり方も、人それぞれでいい。
その方が、
結果的に長く、深く、
音楽と付き合える。
中長期的にみたら、
競わない方が、
幸せな音楽ライフをおくれる。
これは、
今も音楽を続けている私自身が、
実感として感じていることです。