焦がれるというか、なんというか。
自分自身のことでありながら、なんだかよくわけがわからないのである。
私の眼にはこの世界は灰色にしか見えないから、きっと何でも同じなのだろう。
でも、きっと求め続けているのは「危うさ」。
時空の歪みに存在する微かな綻びや、ビルの屋上から飛び降りる君の儚い笑顔。
そんなものを求めているということは感覚でなんとなくわかる。
意識は深層心理の奥底に沈んで、自我の狭間でゆらゆらと漂っているかのよう。
水面に映る虚像の現実を乾いた笑顔で笑いながら私は何かを隠して日々呼吸をする。
ああ、もう本当に、君なんか消えちゃえばいいのにね。
君のその瞳が僕の心を突き刺すのです
(掌にあるものがどうしようもなく汚く見えた)
