自由にのびやかに歌う上で最も大切なことは、リラックスすること、身体を「ゆるめる」と言う事です。
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ヴォイストレーニングを始められた多くの方は、最初この「力を抜く」と言う事に、とても面食らいます。声と言うものは、一生懸命喉に力を入れて力んで大声を振り絞らないと出ないものと思い込んでいる方が多いからです。声を出すためには、全身を効率よく使い「響かせる」ことで、無駄な力は全く必要ありません。
運動不足の上、ストレスの流し方がとても下手な方が増えていて、肩の力を抜こう抜こうと思っても緊張がどうしても抜けなかったり、ひどい人になると、自分がとんでもなく緊張して、身体を固めていることに自覚が全くない方もいます。
こういう人たちの共通点には、股関節のポジションがずれていると言う事があります。
不安定な脚で身体をむりやり支えるので、上半身は緊張して固まらざるを得ないのです。股関節がずれたままですと、何をしようが、上半身の緊張は取りようがありません。
股関節の質というのは、開脚が出来て前屈が出来る柔軟性があるから良いと言うわけではありません。
開脚が出来て一見柔らかそうな方も、股関節自体がずれてしまっていて、脚の力の連動が全くできないと言う方もいたりします。
緊張がどうしても自分で取る事が出来ない方には、私のレッスンでは、整体で起きていないパーツに直接刺激を入れたり、バランストやインナーマッスルを鍛える運動処方をし、やっていただいたりしています。
整体で股関節の位地調整をしてあげた後、歌っていただくと、それだけで呼吸が深くなっているため、自然に無理なく息が身体に入り、リラックスした気持ちよい声がでます。皆さん、自分でびっくりするほど楽に気持ちよく歌えるのです。
自然な姿勢を保って、全身を楽器として機能的に使うためには、股関節のポジショニングと状態を良くすることは、必須ポイントです。
レッスンの中で、みなさん股関節の状態の大切さを、実感されていきます。股関節のクオリティーが上がれば上がるほど、呼吸が楽になり、必然的に声も出しやすく良い声を出せるようになって来ます。
身体の使い方が根本的に間違っていたら、表面的な技術やテクニックをいくら練習しても、残念ながらどんなに一生懸命やっても、上手くなりようがありません。
根本的な問題点を明確にして、歌が上手くなりたいと思っているすべての方に、無駄な練習をしないで、最短距離で上達していただきたいと思っています。
パーソナルレッスン
●【荒井皆子ヴォイストレーニングstudy】
11月 13:30-
「バルーンメソッド」は貴方の表現を、根底で支える、呼吸と身体連動トレーニングメソッドです。トレーニングの時代を変える、新しいメソッド。歌、楽器の演奏、ダンス、芝居、等々表現に関わる方たちに、ぜひ活用して欲しいメソッドです。
次回私の参加ライブは
10月16日(月・祭) 13:30-
【shaoxingjiu meeting!!!】 紹興酒会議
北沢直子(Fl) 木村由(Dance) 荒井皆子(Voice)
+maresuke(Bass) @武蔵境810OutfitCafe
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大変素晴らしいアーティストさんたちと共演します。即興
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健康&スピリチュアルwebサイト「トリニティ」
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