ボーカルやボイストレーニングを学んでいる方の多くの方が

 

この 『 支え 』 という言葉を1度は聞いたことがあるでしょう

 

ボーカルにおける 支え とは、遥か昔から

抽象的な表現以外で、なかなか具体的に、理解できるように

なるまでは、長い年月がかかる事が多いです。

 

 

 

しかも、 『 お腹の支え 』  だけだったら

 

ある程度わかりやすいかと思いますが

 

お腹以外にも、支えが存在し

 

むしろ、そっちの方が、大事だという事は、

あまり知られていない事実です。

 

 

 

 

さてさて

 

今日は、

首の上側から、喉を通り、額までに、

 

支えが入った状態を、体感してみましょう。

 

 

 

① 

まず、まっすぐ正面を向いて座ってください

 

その状態で、右手で額の右側を、何度か左に押してみてください。

 

顔や首が、カンタンに左に倒れますね?

 

 

これが、支えの無い状態です。

 

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では、今度は、まっすぐに正面を向いた状態で

あくびをしてください。(でない方は出るまで待つのが良いですね)

 

 

あくびをしている間、先ほどと同じように、右手で額の右側を

何度か押してみましょう。

 

 

はい、 これが 『支え』 です。

 

このように、内側から開く事で、 首がカンタンには

倒れなくなりました。

 

人間が、発声している時の支えとは

 

開いた状態で、負荷がかかること =  支え

 

 

と覚えていただいてもオーケーです。

 

 

 

この支えを作った状態で、ボイトレすると

とても効果的なのです。

 

 

お腹の方も、そうですね

 

 

 

 

腹に力を入れるだけでは、お腹の支えにはなりません。

 

 

お腹を開いた状態で、負荷をかけて、初めて

トレーニングになります。

 

 

 

 

引き締まりすぎたお腹では、 歌は歌えないんですね。

 

 

柔軟に、開き、

 

 

開いた状態で 負荷をかけ  支える。

 

 

 

 

 

 

首から、喉、額にかけての 支えも同じです。

 

 

 

 

支えがある発声フォームは、内側からの支えにより

 

ゆらゆらせずに、安定します。

 

 

ロングトーンなども揺れなくなりますし

息が続くようになります。

 

 

 

喉が、開いた状態で、負荷をかけるのが、支えを作る方法であり

 

喉が閉じた状態で、負荷をかけるのが

 

喉が締まっている、喉声、などの状態です。

 

 

特に、発声トレーニングの最中は、

このように喉を開く方が効果的です。

 

 

 

あくびをする事で、 喉は広範囲に開きます。

この状態で発声練習すると、

 

 

 

 

今度、歌を歌う時に、

それほど、喉を開けようと意識しなくても、

喉が開くようになります。

 

 

 

 

 

発声のヒントになれば、幸いです。