先日、歌ってる時のお腹は

どうなるのが正しいのか書きました。

 

ちょっと誤解があっては困るので

補足します。(結論は、最後に書いてあります)

                  

 

 

腹式呼吸については、

世の中に本当に色々な解釈や、やり方が出回っています。

 

でも、その多くが、1つのジャンルに偏った

見解になっていると思っています。

 

 

 

 

例えば、

特にアカデミックな経歴がある

発声専門家の多くは、クラシックの専門家である

場合が多く (特にイタリアオペラ、ベルカントとも言う)

 

 

 

『地声』の発声には

当てはまらない事も多かったりします。

 

 

 

その逆で、例えばハードロックの方は、クラシックオペラの解釈は

実践で使えなかったりします。

 

 

 

 

でも、本当は、クラシックオペラの方法を

地声発声に生かすやり方が存在します。

 

 

 

というか、むしろ、地声発声を圧倒的な物にするには

 

『オペラの基本が必須だと、私は思っています。』

 

 

 

R&B、ミュージカル、ポップス

は、もとより

圧倒的なスケール感を出す事

ダイナミクスをつける事

喉を痛めずに、シャウトをする事

 

等など........。

 

 

 

 

 

私は、12か13歳の頃から発声レッスンを受けてきましたが

この本当の事がわかるまで、

毎日トレーニングして

15年もかかりました。

大学時代は、ロックとオペラの両立がきずに、

非常に悩んでいました。

結果を出せず、あまり良い学生ではありませんでした。

 

 

今回ご紹介した、お腹の使い方は

特に、お腹から胸、首、喉、表情筋と言う

下から1直線につなげる方法とでも言ったら

良いかもしれません。

 

 

 

 

この1直線に下から上につなげる事に関しては

非常に深い話になりますので、説明が長くなりますし

うまく言葉で説明するのには文章力が必要ですので

いつかブログにも書いてみたいと思っています。

(レッスンでは、いつもやっていますが)

 

 

それは、一言で言えば、

『 すべてのジャンルに通用する発声法のお話です 』

 

 

 

 

そして、ミックスボイスで悩んでいる方も

これがわかれば、すべてが解決します。

 

 

 

ミックスボイスというものは、

ご存知の通り

地声と、裏声の中間のものです。

 

中間ですから、無数に存在します。

地声30%裏声70%

裏声にかなり近い地声

地声に近い裏声 などなど

 

 

そのキリがないミックスというものを

誰かに習う事は、 その先生の癖を

そのまま真似する事以外の何物でもなく

 

 

私は、あまり意味のない事のように解釈しています。

 

 

ミックスボイスは、どのバランスでも

自分で調整できるようになるのが重要です。

 

 

どのジャンルにおいても必要な正しいトレーニングを

重ねれば、ミックスは、どんなバランスのミックスでも

自分で調整して出すことができるのです。

 

 

この話も、長くなるので、今度ちゃんと説明いたしますね。

 

 

 

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さてさて、話がちょっと逸れてしまいました。。。

 

 

 

 

先日の、

歌いながらお腹の使い方ですが

 

 

 

 

ハスキーボイス、ウイスパーボイスの方には

当てはまりません。

 

当然の事として、ハスキー、ウイスパーは

息がたくさん出るから、その味が出るわけで

 

そのような音色で出したい場合は、

お腹で支えても

お腹の凹みは、若干早くなります。

 

 

胸も若干沈んでいきます。

 

 

でも、それはそれで OK です。

 

 

 ボイストレーニングスタジオ

http://www.studio-vibes.jp/ 

山田 容子