「The Great Debaters〜栄光の教室」論理性と説得力 | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

たまたま、映画をみつけました。

すごい!

これは、

人前で話すのが苦手だ~なんて仰る方は、
もう絶対見ないといけません!


う~ん。

もう「伝わる言葉は~」なんて言ってるのが甘っちょろくなってしまうような・・・

う~ん、本当に、人前で自分の意見を堂々と言うことは、こんなにもすごいことだったんだ!と
再認識する映画。

「話す」といっても、スピーチではなくディベートがテーマの映画ですが、
「言葉のチカラ」に大変感動しました。



”The Great Debaters” 栄光の教室

実話だそうです・・・。



なぜこうも人の心に訴える言葉を発することが出来るのか?


この映画の主人公たちにとって、
ディベートの場で話すことは、生きることそのもの、生きる権利を勝ち取る場。
生きるために、必要なのです。

だから、ここまですごい。


といっても、
それをお涙頂戴の浪花節パワーで押し切るだけではなく、
しっかりクールヘッドに、論理がある。
ディベートですから、それなしには出来ません。
ゆえに、大変戦略的に言葉を発しているのです。

つまり、

①内容の力強さと戦略性
②それを伝えるために充分な話し方


がある!

①について、さらに分析。

(私はディベート専門家ではないので、ここでは「話す」にフォーカスして、スピーチ的に分析)


納得させられるスピーチや発言には、よく使われている、ある共通の手法があります。

・聖書や教典、著名な作品~ギリシャローマ時代から近代まで~からの引用
・歴史~過去に実際に起きた出来事~になぞられる

いまここで伝えようとしている「物事」に対して
自分ひとりが考える理由や意味付け、分析を言うのではなく、
上記のような誰しもが納得する圧倒的ファクト”を引き合いに出して、
その「物事」に
掛け合わせる。


私はこれを、
「離れたものを掛け合わせる手法」
と呼んでいます。


独りよがりの裏付けや考えだけではないので、
圧倒的に、いま、ここで言いたい事柄に、パワーが生まれます。


これが瞬時に出来るようになれば、本当にすごい。

歴史を学び、本から学ぶ。

あたり前の勉強法ですが、改めてそれが重要ですね。。。。


それも、暗唱できるほど、理解していること。



身につまされます!



この映画、いまなら
皆さんも無料でご覧になれます(2013年1月21日まで)。

是非どうぞ。

”The Great Debaters” 栄光の教室

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00867/v00589/v1000000000000005713/?list_id=391976&sc_i=gym082


JUDY