あと一歩、聞き手に近づけ! | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

「きみの写真が傑作にならないのは、あと一歩、被写体に近づいてないからだ


写真家ロバート・キャパの言葉です
至上最強のスピーチ・プレゼン戦略
個人的には、写真はドキュメンタリーに限る!と感じておりまして、
とくにキャパは好き。

この言葉、写真に限らず、伝えたい人が持つべき核心の言葉だと、思っています。


スピーチプレゼン用に意訳すると・・・


「あなたの言葉が伝わらないのは、あと一歩、聞き手に近づいてないからだ


この言葉。大変精神的なものに感じますが、
物理的にも変換できます。

話し手の世界に、一歩踏み込んでいこうとせよ、ということです。
つまり、舞台を飛び出して、話し手に近づけ。

もしもステージで話しているとしたら、
物理的にステージを降りて、客席に入っていってもよいのです。
聞き手が座る席や机に近づいていって、よいのです。

スピーチプレゼンに「答え」はありませんから、
思い切って、話し手は動いてよいのだと、私は考えています。

ステージで歩きながら話すスタイルが受け入れられていますが、
これは、まさに「伝えるために話し手が動く」ことの現れ。

やはりオフィシャルなスピーチプレゼンの場だと、
ステージから降りたくても無理なことはあります。
ステージの枠を壊せなくとも、
歩くことで「話し手と聞き手の間にある境界線を壊す、越える」ことは出来ます。

相手の領域に踏み込み、ぐっと近づいて伝えようとする。

この気持ちを持てば、よいのです。

自分で踏み込んだと思っても、意外と不足していることが多い。
だから、あと一歩、踏み込みましょう。


あと一歩、聞き手の心に近づこう。
あと一歩、言いたい事に、近づこう。
あと一歩、踏み込め!!!!!!!



森 裕喜子