息漏れする声 | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

今日トレーニングをしていたら、 「息がもれてしまうような声の上司に威厳を持たせるには?」
というような問いがありました。

息が漏れる声は、リラックスして柔らかな印象になるので
確かにビシッとした雰囲気を出すには不向きですね。

さて、どうしたらよいでしょう。

その方の状況にもよりますが
こういった方の場合、
トレーニングにより発声法を変えて
しっかりとした声にすることは、可能です。


以前、蚊の鳴くような声でしか話せなかった女性がいらっしゃいましたが、
トレーニング後には
まったく普通に話せるまでになりました。

声をしっかり出す体験をしたことがなかったので、
声が出始めたら楽しくなられて、
嬉々としてトレーニングに励んでおられたのが印象に残っています。

さて、この息漏れに限らず、声の悩みについては
どうしてそうなってしまっているのか?
その原因が把握することが大切です!!


そして
それに対応した方法でトレーニングすれば
大方解決できる場合がほとんどです。

(注:ごくまれに、身体的精神的に非常に重度のトラブルあるいは個性がある場合は、
発声法だけでは解決できないこともあります)



今回の声のケースですが、

声質がもともとハスキーである場合と、
息は出るけれどしっかりと声にしきっていない声の場合が考えられます。

後者の場合、子音の出し方が弱いことが多いですね。

息は出るのですから、それはアドバンテージ!
子音をキックして発語することを覚える。
それが最初の解決ステップです。



また、
声を出すときに
アゴが上がってしまうとか、背中が丸くなったりするなど
カラダがリラックスしてしまう癖がある場合も
息漏れの原因になるでしょう。


普段「あ~つかれたあ」と気を緩めると
思わず息が漏れる話し方に誰でもなるものですが、
それがずうっと続いてしまう状態と同じです。



ぴしっとした緊張状態においても息が漏れるのであれば、
それに対応したトレーニングを施します。




現状すぐにトライできることを挙げるとすれば、


①姿勢をよくして、子音をはっきりと発音する。
そのために、
いつもの倍くらい口の周りの筋肉を働かせるようにして話してみる。



②呼吸が出るときに、自分の呼吸が、
まっすぐ前に、力強く出ているようなイメージを持って話してみる。
特に語尾は、はっきり切るようにする!




これにプラスして、
目線やジェスチャーで
「型」から威厳を加える方法も有効です。


いずれにしろ
トレーニングで解決できることがたくさんあります。

ぜひ、しっかりトレーニングを受けにいらしてください~~~♩


*発声は、自己流で行うと声を痛めることになる場合がありますので危険です。
注意してください!!!!


**息漏れの原因が「歯」にある場合~

歯と歯に隙間があるとか、噛んだときに前歯部分が空いているなど~
その場合は、対応は別です!
本ブログではその対処方法については触れておりません。
(歯科医師の毛利先生よりご指摘いただきました。ありがとうございます)



JUDY