思いは直球ストレートで | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)



昨日は卒業式が多かったようだ。

思い出すな。。。自分の卒業式。。。。。しょぼん




卒業式一番の思い出といったら

卒業生答辞

ではないだろうか?


クローバー



昨年の防衛大の卒業式の様子を、たまたま、映像で見た。


答辞(というのか正式名称は不明だが)の部分の映像だった。


制服、制帽に身を包んだ、清々しい卒業生の中から、ひとり代表者が読み始める。



「おとうさん、おかあさん、ありがとう」



くもりひとつない、直球ストレートな言葉!


「見守ってくれた両親へ、ありがとうございました」
と言わないところが、すごい。


客観性はゼロで、まったくの主観!で話す。
ちょっと衝撃的なくらいにストレート。



なぜ感動的なのか?
その理由をあえて分析しなくても良いのだが、
仕事なのでやってしまう、すみません。





「おとうさん、おかあさん、ありがとう」

これは、
一人称の「私」が
二人称である「目の前にいるおとうさんおかあさん」に向かって直接話しているようなシチュエーションだ。

つまり
聞き手である
会場に多く集まっていらっしゃる「おとうさんおかあさん」達は、
「私だけに向かって言っている!」と感じる。


「みんな」が居る世界で
敢えて「あなたとわたし」しかいない状況を作っているから、
そこが、否が応でも感動的になる理由だ。


(輪をずらす、という手法です、トレーニングで話してますが♩)





厳しい訓練を乗り越えて
強くたくましく育った
直立不動の「我が子」が

「おとうさん、おかあさん、ありがとう」

これほど心に響くものはないだろう。



まるで、
青い空に白い雲が浮かんでいるような、
そんな、答辞で
とても新鮮だった。



伝えたい思いは、どまんなか直球ストレートで語れ!




世の卒業生のみなさん、ご卒業、おめでとう。

大人になっても、その直球ストレート、忘れないでくださいね。

すばらしいこれからの人生を、お祈りしています。


JUDY