昨日は卒業式が多かったようだ。
思い出すな。。。自分の卒業式。。。。。
卒業式一番の思い出といったら
卒業生答辞
ではないだろうか?
昨年の防衛大の卒業式の様子を、たまたま、映像で見た。
答辞(というのか正式名称は不明だが)の部分の映像だった。
制服、制帽に身を包んだ、清々しい卒業生の中から、ひとり代表者が読み始める。
「おとうさん、おかあさん、ありがとう」
くもりひとつない、直球ストレートな言葉!
「見守ってくれた両親へ、ありがとうございました」
と言わないところが、すごい。
客観性はゼロで、まったくの主観!で話す。
ちょっと衝撃的なくらいにストレート。
なぜ感動的なのか?
その理由をあえて分析しなくても良いのだが、
仕事なのでやってしまう、すみません。
「おとうさん、おかあさん、ありがとう」
これは、
一人称の「私」が
二人称である「目の前にいるおとうさんおかあさん」に向かって直接話しているようなシチュエーションだ。
つまり
聞き手である
会場に多く集まっていらっしゃる「おとうさんおかあさん」達は、
「私だけに向かって言っている!」と感じる。
「みんな」が居る世界で
敢えて「あなたとわたし」しかいない状況を作っているから、
そこが、否が応でも感動的になる理由だ。
(輪をずらす、という手法です、トレーニングで話してますが♩)
厳しい訓練を乗り越えて
強くたくましく育った
直立不動の「我が子」が
「おとうさん、おかあさん、ありがとう」
これほど心に響くものはないだろう。
まるで、
青い空に白い雲が浮かんでいるような、
そんな、答辞で
とても新鮮だった。
伝えたい思いは、どまんなか直球ストレートで語れ!
世の卒業生のみなさん、ご卒業、おめでとう。
大人になっても、その直球ストレート、忘れないでくださいね。
すばらしいこれからの人生を、お祈りしています。
JUDY