3つにまとめる | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

いまや、生活に無くてはならない店、となった、スターバックス。

どこに出かけても

「じゃ、とりあえずスタバする?」で、ホッとすること、
その経験は数えきれない。

これって、私だけじゃないですよね~(^^

会社員時代も、
ぎゅうぎゅうに仕事漬けになっている脳みそを開放したくて
「スタバ、行く?」とオフィスから抜け出し、
店の外にあるテーブルを陣取り
風に吹かれて飲んだソイラテ。

そうやって、どれほど自分を取り戻せたことか。。。。

叫び



そのスタバ。
本国での店舗づくりには、「3つのコンセプト」があるそうだ。

コーヒーを、ファッショナブルにコンセプトしたのかな?と思いきや、
その反対だった。


1)機能性のある雰囲気を重視した「アーティザン(アーティスト)」

2)地域に密着した「リージョナルモダン(地域の現代性)」

3)コーヒーやスタバの歴史を感じさせる「ヘリテージ(伝統、遺産)」


一杯のコーヒーを売るという場所から発芽した店が、
いまや新しい文化を、私たちに発掘させ、すっかり定着させてしまった。

その裏には、
こういうコンセプトがあったか!


手軽に、都会的に、コーヒーを楽しむ、というイメージなのに、
いや、だからこそ

Artisan
Regional modern
Heritage

という厚みを持ったコンセプトなんだな~。

コーヒーそのものは長い歴史を持った飲み物だから、
そことうまくつながりを持たせたブランドにしたということかな。


すばらしい。ニコニコ


コンセプトとして、3つ挙げられているところ、ポイントですね。

ひとつだけだと言い足りない。
2つだと、汎用性に欠ける可能性がある。
3つあれば、どの角度から見ても、抜けがなく、ソリッドな考え方になる!


ニコニコ


ここからが、今日の学びです。



コンセプトに限らず、
話すときのポイントをまとめるときには、
3つ出すというのが、基本です!

ちょっと当たり前すぎて、ピンと来ませんか?
シンプルすぎるんじゃない?って思われるかも。


いやいや、シンプルだからこそ、使えるのです!


とにかく、伝えたい事があるときは、
それを3つに分けるのです。


例えば、
「スタバは、コーヒー一杯から文化を変え、
サードプレイスという新しい場を提供したことで成功した」


ということを伝えるためには
例えば、
こんなふうに3つの文に分けてみる。

*スタバは、コーヒー一杯から、
ひとつのカルチャーを作ってしまいました。


*会社でもなく、家でもない、ほっと一息つける場所=スタバ。
これが「サードプレイス」という考え方。


*これにより、スタバは成功したんです。



な~んだ、って思うでしょ。
そうなんですよねえ。

文章として読むときは、最初のピンク文字の文章でいいんですよ。

でも、話すとなると、青文字の3つのものをつなげて話すと、
わかりやすい。
伝わりやすい。

なぜかというと、ストーリーが見えるし、
つまり、そのことに関する因果関係がクリアにわかるからなんです。

だから、
耳で聞いて理解しようとする聴き手にとっては、
わかりやすく、簡潔に伝わるってことですね。


また、
こうやってまとめることで、もやもやしていたことがくっきりと
見えてくることがある、というおまけも付きます。


上手く考えがまとまらないな~というときは、
こうして、3つに分けてみたり、3段階で深めて考えて行くと、いいですよ!




ぜひ実践してみてください。