いまや、生活に無くてはならない店、となった、スターバックス。
どこに出かけても
「じゃ、とりあえずスタバする?」で、ホッとすること、
その経験は数えきれない。
これって、私だけじゃないですよね~(^^
会社員時代も、
ぎゅうぎゅうに仕事漬けになっている脳みそを開放したくて
「スタバ、行く?」とオフィスから抜け出し、
店の外にあるテーブルを陣取り
風に吹かれて飲んだソイラテ。
そうやって、どれほど自分を取り戻せたことか。。。。
そのスタバ。
本国での店舗づくりには、「3つのコンセプト」があるそうだ。
コーヒーを、ファッショナブルにコンセプトしたのかな?と思いきや、
その反対だった。
1)機能性のある雰囲気を重視した「アーティザン(アーティスト)」
2)地域に密着した「リージョナルモダン(地域の現代性)」
3)コーヒーやスタバの歴史を感じさせる「ヘリテージ(伝統、遺産)」
一杯のコーヒーを売るという場所から発芽した店が、
いまや新しい文化を、私たちに発掘させ、すっかり定着させてしまった。
その裏には、
こういうコンセプトがあったか!
手軽に、都会的に、コーヒーを楽しむ、というイメージなのに、
いや、だからこそ
Artisan
Regional modern
Heritage
という厚みを持ったコンセプトなんだな~。
コーヒーそのものは長い歴史を持った飲み物だから、
そことうまくつながりを持たせたブランドにしたということかな。
すばらしい。
コンセプトとして、3つ挙げられているところ、ポイントですね。
ひとつだけだと言い足りない。
2つだと、汎用性に欠ける可能性がある。
3つあれば、どの角度から見ても、抜けがなく、ソリッドな考え方になる!
ここからが、今日の学びです。
コンセプトに限らず、
話すときのポイントをまとめるときには、
3つ出すというのが、基本です!
ちょっと当たり前すぎて、ピンと来ませんか?
シンプルすぎるんじゃない?って思われるかも。
いやいや、シンプルだからこそ、使えるのです!
とにかく、伝えたい事があるときは、
それを3つに分けるのです。
例えば、
「スタバは、コーヒー一杯から文化を変え、
サードプレイスという新しい場を提供したことで成功した」
ということを伝えるためには
例えば、
こんなふうに3つの文に分けてみる。
*スタバは、コーヒー一杯から、
ひとつのカルチャーを作ってしまいました。
*会社でもなく、家でもない、ほっと一息つける場所=スタバ。
これが「サードプレイス」という考え方。
*これにより、スタバは成功したんです。
な~んだ、って思うでしょ。
そうなんですよねえ。
文章として読むときは、最初のピンク文字の文章でいいんですよ。
でも、話すとなると、青文字の3つのものをつなげて話すと、
わかりやすい。
伝わりやすい。
なぜかというと、ストーリーが見えるし、
つまり、そのことに関する因果関係がクリアにわかるからなんです。
だから、
耳で聞いて理解しようとする聴き手にとっては、
わかりやすく、簡潔に伝わるってことですね。
また、
こうやってまとめることで、もやもやしていたことがくっきりと
見えてくることがある、というおまけも付きます。
上手く考えがまとまらないな~というときは、
こうして、3つに分けてみたり、3段階で深めて考えて行くと、いいですよ!
ぜひ実践してみてください。