このブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

ヴォイス道 ボイストレーナーの折笠マリコです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

先日、以前の同僚の家に遊びに行きました。

手作りの美味しいものをご馳走になって

色々話してとても楽しかったのですが、

 

 

その同僚の家はみんな元気!

と感じるのはみんな声が大きいから(笑)

 

 

同僚が

「うちは大声一家だから」と言いました。

 

 

私のうちも

母親が声が大きかったので

私も妹も自然と声が大きくなりました。

 

  

家族が声が大きいと

がんばって声を出さないと

自己主張できませんからね。

 

 

この「家庭環境」が

今のあなたの声に影響しているかもしれませんよ

というお話。

 

 

もちろん大きな声だけでなく

 

 

「大きい声出しちゃいけません」とか

「静かにしなさい」とか

 

 

「大きな口開けて笑うんじゃない!」

と言われたという方も受講者さんの中にいました。

 

  

そんなこと言われてたらそりゃ

声も出せなくなりますわね。あせる

 

 

確かに大き過ぎる声はうるさいし

怒鳴っているみたいで怖いし

迷惑なトーンの人もいます。

 

 

声の圧力が強い感じの、

怒りのエネルギーが溢れているようなね

そんな声は威圧的でいやですよね。

 

  

かと言って

小さい声だと相手に声が届かないので

聞き返されたりしてイヤな思いをするわけで。

 

 

 

ボイトレに来る方の

声のお悩みの代表格「声が小さい」

 

 

声を出すための身体の機能に

問題があるわけではないのに

大きな声が出せないのは

 

 

やっぱりこんな家庭環境で作られた

自分の思い込み

ブレーキをかけちゃうんですよね。

 

 

 思い込みが深いと

なかなか抜け出せない。

 

 

 声を出す機能に問題がないのに

大きい声が出せず、声が小さい。

 

 

これを車に例えてみますと

 

  

車の性能的には時速180kmくらい

出るように作られているのに

一般道の法定速度が60km道路でも

時速40km位で走っているようなもの。

 

 

今までは40km以上出さないほうがいいと

思ってたわけだし、

時速40kmしか出したことないから

それ以上出せなくなってしまっている。

 

 

教習所で教えて貰えば

時速60km出せるんだけど

 

 

路上に出るとやっぱりまだ

抵抗があって時速60kmは出せない。

みたいな。

 

 

要はボイトレで声の出し方を習っても

その場では出せるんだけど

日常では大きい声が出せるようにならないんですよ。

 

 

あっ、たとえ話いらなかったですね爆笑

 

 

そういえば先日、元モー娘。で

早くに退団した「福田明日香」さんが

退団することでつんくさんに説得された内容が

 

 

「たとえ話が多すぎてよくわからなかった」

と最近になって告白してましたね。(笑)

 

 

私もたとえ話多いので、

気をつけなきゃと思いました(苦笑)

 

 

 

でもね

ボイトレのように身体の内側の

目でみてわからない感覚を教えるのには 

 

 

 

手を変え、品を変え、

理解してもらえるまで

いろんな表現で伝える必要があるので

 

 

たとえ話が多くなるんですよ。てへぺろ

 

 

 

はい、話を戻します。

 

  

要するに、機能的には問題ないから

声は出るんだけど

「思い込み」はすぐに変わらないから

できるようにならない。

 

 

これはアレと一緒です。

 

 

サイコ・サイバネティクスって

ご存知ですか?

 

 

 マクスウェル・マルツ博士の。

 

 

私は

「潜在意識は答えを知っている」

という本を以前読みました。

 

 

 

 

この著者の博士の本業は形成外科医で

交通事故で顔に傷を負った女性の顔を

キレイに治したにもかかわらず、

その女性は治っていないと言います。

 

 

心の傷が癒えていないから

顔の傷が治っても何も変わっていないと

 

 

このことがきっかけで博士は

「セルフイメージ」の存在に気づいたのだそうですが。

 

  

声も同じように

メンタルとガッツリつながっています。

 

  

私がボイストレーナーになって

生徒さんを持つようになって

最初にぶち当たったのが

この声とメンタルとの繋がり。

 

  

普通に声の出し方を教えているだけでは

ダメだなと思い知らされて

 

 

メンタルケアやメンタルトレーニングの勉強を始めました。

 

  

この大事に持ち続けてしまっている

自分に対してのセルフイメージ。

 

 

 

私としては

このセルフイメージなんつーものは

いいものも悪いものも

必要ないと思っていまして。

 

 

だってほとんど自分の価値観じゃないし

いいイメージだって誰かと比べてだし

イヤだなと感じるマイナスイメージを

大事に持つこと自体がおかしいし。

 

 

それに自分は

どんどん変化していくものだし

 

 

 車持ってるんだから

行き場所決めて走り出せばいいのに

 

 

セルフイメージってのはいわば

「どんな車に乗ってるか」

という車の質の方にこだわって

そこに注力しちゃってるわけで

 

 

そこにこだわりたい人は

こだわっていいんですけど

整備ばっかりして走り出さないのは

どうかと思うわけで

 

 

大きい声を出すのも

やりたいことをやるのも

  

 

ひょいとアクセルを踏み込むかどうか

それだけ

 

  

アクセルを踏めば前へ進むんだし

 

 

走りさえすればポンコツだって

いつかは目的地に着くし

 

 

それに上記の本でマルツ博士は

私たちは自動操縦で目的地に着けると言っている。

 

 

 

まぁ、それが無理にしても

思い込みがなかなか消せなくても

 

 

 

私たち一人一人には

「自分」という乗り物が与えられていて

 

 

 

どんな思い込みを持とうが

生きている限り自分という車が走る機能が

なくなるわけではありません。

 

 

 

家庭環境も

ただその狭いフィールドのなかで

走り回っていただけのことで

  

 

 

自分が運転手なのだということを

思い出してほしいのです。

 

 

そしてこれからは

フリーウェイでも

ハイウェイでも

どこへでも行っていいんだと

思い出して

 

 

走ってれば景色はどんどん

変わっていきます。

 

 

自分がどんな車かなんて

気にしなくっていいんです。ニコニコ

 

 

 

さてアクセルを踏んで

行きたいところへ行きましょうかドキドキ

 

 

 

というわけで

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また宜しくお願い致します。