ひとり | my life is a question

ひとり

死の階段

たくさんのものをつくってきた。


でもいつも気に入らなかった。


いま目の前にあるもの。


またわたしはそれを壊そうとしている。


最初につくったものはもう、つくれない。


生きているだけで、いろんな知識や経験が増えていく。


自分が濁っていく。


そうしてまた壊す。


その残骸に立ちすくみ、わたしは涙を流していた。