こんにちは
心と声を整える話し方講師の佐藤昌子です
私は子育て中の親御さんに向けた
自己肯定感の講座を開催しています。
今、お子さんの自己肯定感について
関心が高まっていますが、
愛情の矛先を間違えると
本末転倒になってしまいます。
私もそうでした・・・
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私が子育てを始めた頃は
「自己肯定感」という言葉は
育児雑誌にも載っていない時代でした
(今から20年以上も前・・)
私自身は、おおざっぱな性格だったのに、
子どもが生まれたら急に、
しっかりした良き母親にならなくては
子育てに落ち度があってはいけないという
「すべき思考」に支配されてしまいました
今から思うと
母性が目覚めたからなのかもしれません。
子どもが2歳になったころから
フリーアナウンサーとして仕事を再開し
できる範囲でやっていました。
とにかく、初めての子育てで
良くわからないことも多く、
やることも日々たくさんあり、
夫は遠距離通勤だったので帰りは深夜で
毎日、必死で頑張っていました。
有難いことに、
我が家は2世帯住宅だったので
安心して義母に子どもを預け
仕事ができる環境にありました。
なのに
上手に人に甘えられなくて、
自分で全部やるべきだと考え、
自分の仕事量=自分の価値だと思って
どんどんハードルを上げていきました。
当然のように、
5,6時間留守にして帰ってきたら
子どもは甘えたくてぐずります・・・
足元で泣く子を無視しながら
家事をこなすなんてことも・・・
常にイライラして
きっと、鬼のような形相で
子どもに接していたと思います。
あの頃が嫌だった、という気持ちではなく
あんなにかわいい子供時代を
しっかり子どもと向き合わないで
すごく残念だった、という後悔の念です。
皆さんも、子育てと仕事、家事を
毎日、必死で頑張っていらっしゃると思います。
子供さんのために
でもね、
頑張りすぎないことも大事なんですよ
子どもが一番安心するのは
周りの大人、特に身近にいる
お母さん、お父さんの笑顔
家庭に笑顔があるからこそ、
子どもにとって心休まる場所になる。
笑顔で迎えてくれる人がいるから帰りたくなる
安心できる場所がある子どもは
心が安定します。
そして、人を信頼することを
身に着けていきます。
養育者への絶対的な安心感、信頼感は
子どもの自己肯定感を育む
土台になります!
親が疲れてしまい、笑顔でいられないことは
お子さんにとってはあまりいいことではありません。
しつけも、子どもによって身につく時期が違うので
うちの子はまだ○○ができない、と
自分を責めたりしないでくださいね。
自己肯定感を上げる子育てを望むのであれば
まずは、子育ての正解ばかりを追求せずに、
一日15分でもいいから、自分の時間を持ち
心にゆとりを作りましょう。
ゆとりがないと笑顔になれません
今は大変かもしれないけれど
子育て時期はあっという間に過ぎ去り
その時間は、二度と戻ってきません。
どんなに育児書通りに頑張っても
それがうまくいくわけではなく、
皆、違う人間なので
そこをしっかり認めてあげて
その子らしい人生を歩めるようにサポートしていくこと。
そして、子どもの一番の味方であること。
それが親としての生涯を通じての務めだと
経験を通して学びました
世間でいうできた親でなくてもいい、
失敗しながら親も成長していきます
自分自身が幸せな子育てを目指しましょう