青いブランコと黄色いシーソーのある公園を通り抜ける。


学校の授業を終えた僕は帰路を辿っていた。


学校は楽しくもない、退屈だ。


ただ知識を詰め込んで、大人の都合のいい子を育て、共犯者を仕立て上げる。


放課後に遊ぶほどの親しい友人もない。


スポーツや活動に打ち込む部活動もたかが青春に憧れているだけで、くだらない。


僕に必要なのはだた一人


「ただいま、母さん」


「おかえりなさい。新哉」


穏やかで優しい笑顔で迎えてくれた母さんに僕も笑顔で応える。


僕の父さんは僕が10歳のころに借金だけ残して消えた。


それから母さんは俺を女手一つで育ててくれた。


僕が願うこと、それは母さんの“幸せ”――ただそれだけだ。


「今日は杉浦先生がいらっしゃるから早く着替えておきなさい」


「うん。勉強終わったらいつものようにすぐにごはん食べるから」


「えぇ。用意しとくわ」


杉浦先生とは週2回、勉強を見てもらっている家庭教師だ。


地元のそれなりに有名な私立大学に通っている20歳の学生。


杉浦先生がくる日はいつも以上に母さんの機嫌がいい。


けれど僕は逆に心が冷めていく。


これから起こることを考えると憂鬱になる。





かわいそうな母さん


母さんを守ってあげられるのは僕だけ――






「っふ…っ、あっ…」


ギシギシと軋むベッドの上に僕と杉浦先生。


机の上には一応勉強道具が置かれている。けれど、一切手をつけられる気配はない。


「先っ生…、勉強は?」


この行為をやめたいから言ったわけではなく、ただどういう反応をするか試しみてみたくて聞いてみた。


「勉強…?しんだろ。普通じゃ教えないけど。きちんとした教育」


「んっ…あぁ…っ」


この男は本当に卑劣だ。


これ以上醜い男っているんだろうか。


けれど、母さんはこいつを求めているのだからしょうがない。


「あ…ああ…っ!」


勉強は一切せず、教え子である中学生の男を犯し


挙句この後こいつは母さんを抱く。


母さんがこの家庭教師に好意を抱いていたことに気づいた俺はこいつにその話を吹っ掛けた。


言うことは何でも聞くから母さんを好きになって欲しい――と