TwitterやFacebookを仕事の為にもと思い、やっているものの、なかなか書けない。ブログすら不精だったが、最近は一番身近に思えてきた。
書けない理由の一つは、ヴォイストレーナーの仕事には厳格ではないながらも相応の守秘義務がある。と思っている為。

なので、許可なく生徒やサポートアーティストの名前を出すことはできない。
よくサポートアーティストのライブに招待される。ライブハウスはもちろん、ホールや劇場もあるし、武道館やスタジアムの時もある。歌以外に芝居の場合も多い。大きな会場で、自分がいつもサポートしているシンガーや俳優を観ると、やはり感動するしその感動を書きたくもなる。しかし、名前さえ書かなくとも、今何処で、とか今日は、などと書くと今の時代、誰のライブの事を言ってるのかすぐわかってしまい名前を言っているも同然になる。そこで、時期をずらして書けばいいとその時は思うのだが、その瞬間でないとなかなか書けない物だった。

レッスンブログを書こうと思う時もあるが、”その日のレッスンで感じた事”となると、対象が自分の事だと察しをつけてしまうアーティストもいることだろう。声というのは肉体に近い存在故に、かなりパーソナルな問題を書かれたと感じる人もいてもおかしくない。こちらの発見や捉え方を書く事で、批判や評価と感じさせたり、匿名とはいえ公にされると不快だと感じる人が出れば全く本意ではない。なので、やはりレッスン内容も、”今日のレッスン”ではなく、少なくとも”過去の事例”となるまでは、記事にできないと思う。なのでレッスンブログは実は思いつきでは書けず、意外とハードルが高い。

だからと言って、書けなくて困っているわけでもないのだが、プライバシーに配慮しつつ、やはり自分の感動や発見などを書いていきたいなあ、と思っている今日この頃でした。