この日は岐阜県関市にある刀剣工房にお邪魔した。

2023年6月後半のこと。

 

サウジアラビア公演が四ヶ月もあり、230CMの大太刀の剣舞を毎日3回程度やっていたのだけれども、どんな丈夫に作られた刀でも酷使すれば傷んでいくということで・・・

 

安全性を高めたい。

 

そこで、刀剣工房の濃州堂さんにお願いした。

 

まず、殺陣に使われるアルミ刀剣を五振りこしらえていただいたところ、とてもかっこいい出来栄えだった。

 

写真が、新しい大太刀の刀身! かっこいい

 

こちらは鞘師の方がノミで木を削っていらっしゃるところ。

 

 

 

刀剣というのは、刀鍛冶、鞘師、研師、柄巻師などなど、複数の職人さんの手によって作られる。

 

マーケティングやマネジメントはまた別なわけだから、江戸時代にはまったく一大産業コンプレックスだったのだろう。

 

こちらは恐ろしく身幅がある刀身、大切っ先の豪壮な真剣。

 

工房の二階にはこのように真剣が展示されており、購入することもできる。

 

こちらは槍と薙刀。

 

代表の五十嵐さん、そしてオーストラリア・ケアンズを拠点に世界的に刀剣を販売されているジョンさんと。

 

鎌倉の頃から続く関の刀剣を、文化として守る重要なお仕事だ。

 

俳優の木村拓哉さんや、ナインティナインさんなど、芸能人も多数来店されているとか。

 

 

年になんども日本にこられるというジョンさんと英語で雑談。

 

ケアンズ懐かしや・・・また行きたいなぁ

 

 

関から名古屋へ移動し、サウジアラビアで共演した太鼓演奏者のふわさんと、忍者の団体のリュウトさんと

 

まさかの大太刀の抜刀をみせてくださった❤

 

ここまで長いと、腰に差しての抜刀は不可能だ・・・

 

名古屋にくるということで、かけつけてくださったみなさま

 

ありがとう!

 

夜はおすすめのバーで懇親会

 

こういうノリ、日本でたまにやると楽しい!

 

 

かたやシリアスな刀剣工房の研師のお仕事を思い返す。

 

エンタメと職人芸。 どちらも必要だし、どちらも欠けてはいけない。

 

お客さんがいてこそ文化が受け継がれるのだから。

 

エンタメに走りすぎて本質を失ってしまうのもおもしろくない。

 

そこのバランス。

 

翌日は車で、陸路で静岡に到達!

 

津軽三味線奏者のハレルヤさんをご紹介いただき、いっしょにうなぎを賞味。

 

是非一緒に海外公演やりたい方です!

 

 

地元の名店へ。
 
 
静岡から続いて、陸路で山梨へ!
 
ここは甲斐市。

 

サウジアラビア公演に一緒にいったまゆみさんと。

 

 

 
武田信玄公の居城を案内してもらった。
 
山城で不便そうなお城だったけれど、守るには守りやすそう。
 
伊達政宗さん築城の仙台城、加藤清正さんの熊本城など、お城は武将の個性がでるなぁ。
 
 
 
 
なんだかんだ、現代の利点は通信が早いこと、そして飛行機や新幹線でシュシュっとすばやく移動できること。
 
そして、ユーチューブやインスタやティクトクで、瞬時に情報を拡散できること。
 
知識や情報を、ネットで瞬時に発見できること。
 
人類の歴史上、ありえないくらい便利な時代だ!!
 
そんな時代に、ひたすら手作業で時間と手間がかかる伝統工芸や、忍術、武術に多大な時間とエネルギーをそそぐことの意義はなんだろうか?
 
僕は、単純に、それが好きかどうかだと思う。
 
いまの世の中、マイクで声を拡散できるし、医療手術で声帯を変えて声を変えることだってできるのに、ボイトレに長い時間を費やしてきたのは・・・
 
歌うの好きだから。
 
そして、声でお客さんを熱狂させることが楽しいから。
 
剣術や剣道でも、思うように上達できたり、スムーズに技がだせたときがうれしい。
 
反対に、まずい歌い方をしてしまったり、ダメダメな剣を振ってしまったときは落ち込む。。 真剣に。
 
近しい価値観を持った人と、日本や世界各地で出会って意気投合するのが旅の醍醐味の一つ。
 
一人で過ごす時間と、おもしろい人と過ごす時間、その両方が必要だ。
 
 
さて。
 
 
 
あなたは何をしているときが楽しいですか??
 
 
 
 
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by yousuke aikawa , 2024 septembre