はい!
ということで、前回の記事に続いて、今日はビブラートのかけ方ということでお話しましょう!!
まず最初にコレ!
【ビブラートは自然とかかるもの】
です。
わかりましたか??
ちょっと声に出してください!
【ビブラートは自然とかかるもの】
おーけー?
大事なんで何回も言いたいところですが、そう。
ビブラートは自然にかかる! これをまず知っておいてもらいたいんですよ!
きっとみなさんの中からこんな意見が。
「イヤイヤ、自然とかかるんだったら、わたしだってもうビブラートできてるはずじゃないですか・・・」
「歌っててもビブラートできないからこの記事よんでるのに・・・」
わかります!
ぼくも昔はビブラートかかんなくて苦労したので、なんかサックリできそうな練習法あったら飛びついていたと思います!
その頃の話を少ししますね。
当時、歌の仕事はじめて5年間は、ある東京のボイトレスクールに通い、ガンガンでっかい声を出して上から下まで幅広く歌う発声練習をメインでやってました。
でも、毎日何時間も練習しているのに、うまくなってる感じがしなくて焦ってました。。
なんか違う??
ビブラートかかんないな。。
やっぱり本場イタリアで学びたい!
そう思って2011年に思い切ってイタリアに渡航してイタリア人の先生をみつけたんです。
すると最初に
「ヨースケ、メッツァヴォーチェの練習しなさい」
とのこと。
ん??
メッツァ??
なにそれ??
メッツァヴォーチェ とは イタリア語でmezza voce「半分の声」という意味。
つまり、ノドに負担をかけない発声法を練習するようにということ。
そして先生に「この発声法でビブラートかかりますか??」と聞いたところ
「うん。いい発声ができてれば自然とかかるようになるよ!だから作為的にビブラートかけようとしないように!」
と教えられました。
そうして一年半ほどその発声法を続けた結果、本当にちゃんとビブラートがかかるようになったのでした。
あれから10年たって、今思うと、あのときメッツァヴォーチェみにつけておいてよかったなーと思うんですよ。
大きい声でも小さい声でも、高い声でも低い声でも、話してるときの声にもビブラートがかかるようになってます。
それは、メッツァヴォーチェでの発声法は、響きを高めてくれるから。
人の声というのは、声帯で生まれます。
で、声帯でうまれた振動が、顔やノドの骨の空間に伝わり増幅され、はじめて声になるんですよ。
小さい声での発声って、いっけん無意味にみえるとおもうんですけど、響きのコツをつかむのにピッタリ!
しかも、メッツァヴォーチェは小さい声だから、夜、狭いアパートでもできるんです!!
学生さんや一人暮らしの会社員さんでもカンタンに取り組めますよね!
さて。
「へーーメッツァヴォーチェっていうのをやればビブラートかかるようになるんですね!」
「じゃそれどうやればいいんですか!教えて下さい」
という意見が聞こえてきそう。
正直、コレ、めちゃ繊細なボイトレなんで言葉で完ぺきに説明するのは不可能千万だよ。。。
とりあえず
スタッカート発声
ってやつをやってみてください!
やり方は・・・
①ピアノが弾けるアプリをダウンロードする
②ドレミレド を弾いてみる
③その音程に合わせて小さい短い声で
「あ あ あ あ あ」
と声を出す
声帯をピタっと一瞬だけ閉じるイメージで
④半音ずつ上の音程も声にだしてみる
これだけです。
これはノドのウォーミングアップにも効果的なので、カラオケで歌い始める前にやってもいいですね!
さて、今回は
【なにを練習すればビブラートがかかるの??】
というテーマについてお話しました。
あなたがますます楽しくここちよい歌声で歌ますように願っています!!