Yeah!


Buongiorno 🇮🇹


今日は山の中で刀の稽古、そしてバーベキュー!


お相手はこちら、日本舞踊の達人、五條さん。




イタリアのステージで4月に共演して以来、お友達に。


稽古場がここ、神奈川の伊勢原にあるとのことで。


近所に聖地があるということで登ってきた!


大山講おーやまこう、と呼ばれる山岳信仰の地。


富士山は富士講ふじこうと呼ばれるが、こちらも富士山と同じく山そのものが御神体だそうだ。


江戸時代にとても栄え、一時期は100を超える宿坊で賑わっていたそう。


今でも関東近郊の人々が集まってお祈りしたり登山したりしている。



山の修行はとても原始的!

板の間がある道場や畳のある稽古場とは、まったく違うことができる。

それこそ剣の達人である柳生石舟斎さんの地元、柳生の里にも、このような地形がある。

岩をピョンピョコ跳ねながら、こんな上半身裸のかっこうで、刀をヒュンヒュン振っていたことだろう。

足元が不整地というのは、整った道場とはちがうバランス感覚が磨かれる。

忍者修行の場所もこのような山の中である。





通常、居合や殺陣の道場では、このような稽古をしようもんなら言語道断、即刻破門で永久追放されるだろう。。


だが、



「正しさ」



を求めると、いきつくのはこのような自然環境だと、僕は思う。


何より楽しい!


イタリアのある古武術の達人で陸軍特殊部隊の教官と一緒にトスカーナ地方で稽古したときも、やはり彼は同じような自然環境での稽古を弟子たちに試していた。



現代武道の課題は、少子化によるこどもたちの武道離れ。


3年前に訪れた、福岡のある強豪道場では、子供たちがワクワクしながらのびのびと稽古を楽しんでいた。


先生が「初心者の子どもたちを教えるにはね、」と語っていたのを思い出す。


キツイこと厳しい反復練習をイキナリ課したところで、すぐ嫌になってやめてしまうことだろう。


NHKの子供向け番組でも、忍者修行、ニン!というコーナーがあるけれど、それも子供が楽しみながらトレーニングできる内容になっている。


大人が楽しんでないのに、子供に楽しんでもらうことはできない。


まずは自分が率先して背中を見せる!


と、おもうのである。





アフリ神社というところ。


こちらの奥之院が山頂で、天狗が祀られてるらしい。みてみたいなー


これはお宿の近くの愛宕滝。



今回はお世話になったお宿、東学坊。


モグモグモグ


こちらの名物はお豆腐







時代の変化って、加速する時期があるのだと思う。


それは時代の変わり目。


平安から鎌倉時代へ変わった時。


戦国末期の織田信長から関ヶ原合戦の時期。


幕末の安政大獄から鳥羽伏見の戦いの明治回天期。


イタリアだとポンペイウスとカエサルの抗争からアウグストゥスの即位までの時期。



時代の変わり目には、既存の価値観が新しい価値観に取って代わっていく事態が起こる。


時代の変化に敏感なのは誰か??


アーティストや若者だ。


現状維持への囚われが薄いから。


今を守ろうとするから人は保守的になる。




ボイトレでも、その人本来の声を引き出そうとすると、まずは「いらないもの」を削ぎ落としていくことから始まる。


それは、声の出し方に、それぞれの人生の中で積み重なった制限や、他人の真似をしたことでくっついたクセがあるから。


無駄を削ぎ落としていくと、少ない労力で最大の響きが生まれる。


それがその人本来の声だ。


本来の声が出ると、すごく気持ちいい!


その気持ちよさ楽しさを感じてもらいたい!