「こんにちはー!わたし可愛いですよね??可愛いですよね?」

「え」



「あとこのスマホの私の写真見てくださいよ!オシャレで可愛いですよね?あと、今日つけてるこのネックレス似合ってますよね?」

「・・・」



「・・・え?どうしたんですか?相川さん、目が白目になってますよ」

「・・・か、カワイイ」



「え?いや、相川さん、白目で言われても伝わってきませんよ」

「カワイイというより、君はどうしちゃってんだ??という疑問しか湧かないんだが」



「どう、はい??」

「そんなこと他人に聞くなんてイタイじゃないか。なんでそんなイタイことを真面目にムキになって聞くのだ?」



「なんでって、、、」

「あのさぁ、自分が発してるエネルギーが現実化するんだぞ?痛々しいエネルギー出しててもずっとツライ痛いままなんだよ?」



「私痛々しいエネルギー出してるんですか?!違いますよ、わたしはキラキラしてるんです!ライトワーカーなんです!歳だって実年齢より若く見られるし、とにかくキラキラなんですよ? スピリチュアルの有名な○○先生からもカワイイねキラキラだねって褒めてもらいましたよ!」

「やれやれ、だな、、、」



「やれやれ、ですか?」

「その○○先生は商売だからビジネスだから依存させようとして耳にいいこと言ってるんだって。。普通の友達いないのか?客観的な第三者の意見たまには聞きなよ」



「・・・いや、でも、ポジティブに考えなきゃいけないんですよ!ネガティブな気持ちは感じちゃいけないんです!好転させないとダメなんです!」

「やれやれ、そういう無理してる感じが痛々しいと言っているんだよ。。。」



「じゃあどうすればいいんでしょうか??」

「お湯でも飲めよ。まあ」



「・・・ごくっ」

「深呼吸五回しなよ。それまでしゃべらず」



「・・・すーはー」

「うむ。まあそんなところだ」



「イタイって言われて、なんだか泣けてきました。。わたしこんなに頑張ってきたのになんでイタイって言われなきゃいけないのかって。。」

「まあそうだね」



「いっぱい頑張って人のために尽くして、たくさん我慢してきたのに、自分ばっかり損してきたのに、なんでこんなこと言われちゃうんだろうって。。」

「我慢してるからだよな」



「我慢ですか??いえいえ、私我慢してません。私、自分を大切にしてるんです。自分を愛してるんです。愛に溢れてるはずなんですよ??」

「いま自分で言ったよな。。我慢してるって」



「・・・」

「ホンネだろ?そんなもんだよ。別にそれでいいんだよ」



「でも私はライトワーカーなんですよ。みんなのために地球を愛の光で包み込まなきゃいけないんです」

「ああそう。じゃもう辞めろよそれ。ルークスカイウォーカーに任せちゃえよ。めんどくさいよ。いい加減、偽ってないで自分の人生いきたらどうなんだ」



「・・・私の人生って、ライトワーカーじゃないんでしょうか」

「しらん。もうそこから離れなよ。頭おかしいよ」



「・・・」

「お湯飲め。それから鏡見ろ。誰が写ってる?かわいそうな感じの表情してる君じゃないのか?それだけ強がってきたんだから、バランスとってさ、弱さを出したらちょうどいいんじゃないかね」






この二年間、人と会えないでいたという人がたくさんいるはずだ。


同じように、子育てしてるママとか、孤独に目の前のことだけに向き合ってきた人もたくさんいるだろう。



本来の自分がわからなくなった人。


何がやりたいのかわからなくなった人も大勢いるだろう。



僕もある意味おんなじだったのかもな。


世界中を飛び回る生活から一転。


日本で部屋を借りて住む生活だった。


普通の人のように、マジョリティのように、ごく当たり前に生きる日々。


だから、イタリアに戻ったとき、わかった。


僕にはやりたいことがある。と。





人から認められたい。


そりゃそうだ。


可愛いっていわれたい。


そうだよな。


自分が特別な人だと思いたい。


そうなんだな。




もういいんじゃない??



我慢しなくてさ。



誰にもなれやしないぜ?


普通には生きられないんだろ?


あきらめろよ?


どうせダメなら開き直ればどう?


差別化ってあるよな。


普通に生きてきた人ほど、普通の人と差別化できなくて苦労してるぜ。


チャンスだな。


普通に生きられないんだろ?


チャンスを活かせよ。



さて。



あなたはどう生きたいですか??



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