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スポーツ科学というと僕はほぼ何も知らない領域ですが、専門用語を見ている限りでは life skill ライフスキルやチームワークなど、和製英語になっている言葉がチラホラ。
ちなみにイタリアにも英語でそのまま通じる言葉があります!
リーダーシップとかスタンダード、ストップやレンタカーなど。
ですが日本とくらべるとかなり少ないです。日本はなんでもカタカナ英語にして取り入れてしまう、それってスゴイです。。
もとい、このプロジェクトを「Koshido コシドー」とよんでます。
武道に関心がない方でも、k1 とか総合格闘技のショーをお好きな方っていますよね?? 多分このブログの読者には皆無だろうけど😅
そういうイベントの出演格闘家には、グレイシー流柔術とかブラジリアン柔術、はたまた空手家や柔道家、サンボとかをやってる方がいるわけです。
そんな感じで、シチリアで生まれたコシドーを、グレイシー流柔術みたいにオリジナリティを表現して、独自のものに発展させたいという思惑があるのだそうです。
前回お話しした「イタリアで武道の歴史を書いた本を出す」こともこのプロジェクトに関連しています。
というのも、いきなりシチリアで新しい武道コシドーが生まれた!というのは無理があるストーリー。 既にあった武道について語らないわけにはいかないし、その文脈の中からどのような経緯で誕生したのかを紐解きたいというわけですね。
僕自身は武道の研究家というわけではなく、大学の専攻も国際法だったのですが、こういうご縁をいただいたことで勉強を始め、もっぱら武道関係書の原典ならびに日本武道学会さんからでている論文を読み漁っています。
剣道を小学生からやってきてはいるのですが、外国で剣道はごく少数派。
ヨーロッパの普通の人がイメージするブドーといえばブルースリー!
アチョー!!!!
ブルースリーって日本人だよね? ニーハオ?トーキョーってチャイナだよね? というような誤解がごく一般的な反応です。
僕たち日本人もイギリスとイタリアの区別つかないですもんね、同じです。
もとい、つまり、ブドーといえば格闘技。 カラテやジュードーにテコンドーが海外における武道のイメージなんです。
剣道のイメージはほぼ皆無で、むしろラストサムライや黒澤明監督の7人の侍のような古流剣術風がイメージなんですねー。
その点、日本の常識で生まれ育った私たちと、彼らが同じように武道を捉えることはあり得ないこと。 そのイタリアの人々向けに書く本であれば、必然的にその違いを理解した上で書かないとなと考えています。
イタリア人の視点から見るとですね、
・武道って仏教の修行なんでしょ?
・みんなカラテやってるんでしょ?
・え?!カラテやってないの?!なんで?
・カラテって武士道なんでしょ?
・どうして日本人はそんなに刀にこだわりがあるの??
・日本人ってもともと天皇のために戦ってハラキリしてたんでしょ?
・今の日本の武道はスポーツになってて、もともとの精神性より競技大会で好成績収めることが主眼になってるのでは?
というような視点があります。
カラテカラテと、外国にいると武道といえばカラテなのはひとえに取り組みやすいからですね。 道着さえあれば始められる。
僕は剣道から武道に入ってるので、他の武道は全く知りませんでした。
調べ始めるとカラテ自体は沖縄に中世から存在していたようで、起源は諸派入り乱れ、決定的な学説はないんだそう。
世に広まるきっかけになったのは明治維新の後。 世の中、西洋列強に追いつけ追い越せという時代のムード。
武道と仏教の関係というのはどうでしょう??
武士道とはそもそも??
話題は尽きない、、、
コンフェレンスではそういう話はせず、彼らのプロジェクトの全体像を共有すること、そして自分の視点から気になった点を質問することになりました。
一晩中続いたコンフェレンス、終わってからヴィラの外を見ると
プール!
エンナという街の郊外だけに携帯の電波もはいらず、夜は本当に真っ暗!!
夜通し続いたコンフェレンスですが、間に美味しいシチリア料理が!
これはリコッタチーズ
手作りパスタ、カザレッキオ
お肉のチーズ焼き
こちらは鶏肉のお料理
ドルチェはジェラート
美しい楽しいテーブル
朝になって再び会場へ
みんな早起き!
朝食をとりながらコンフェレンス再開
頭の中がテクニカルターム technical term でいっぱい、、、、
こちらはプレゼーぺ