イタリアの飲み会ってどんな感じなの??


突然ですが、あなたは飲み会って好きですか??


「好きですよー!仲間とワイワイして楽しいですよね!」

「お酒飲めないけど雰囲気が好き」

「飲み会は苦手です」


などなど、人それぞれでしょう。


僕は日本の飲み会は嫌いです。 騒がしい居酒屋も苦手です。

でも、お酒が好きなので、いつも一人で飲んでます😅


じゃあ、イタリア人ってどう??

そもそも飲み会ってするの??

どこで飲むの??

やっぱワイン??


って、疑問に思いませんか。

ということで、遊びが得意な友人がちょうどいるので、彼とナポリで遊んた時に教えてもらったイタリアの飲み方を解説してみたいと思います!


ここから↓↓


✅イタリアには居酒屋がない

そりゃそうですよね😅

さすがに海外に一歩も出たことがない方でも、海外に居酒屋がないことはご存知ですよね。

Izakaya 居酒屋というのは日本独特の大衆文化ですから!

最近では日本文化ブームの影響で、ミラノやフィレンツェに居酒屋風のお店ができていたり、ブラジル・サンパウロのリベルダージや、シンガポール、マレーシア・クアラルンプールなどに、本格的な居酒屋ができつつあります。

では、居酒屋「的」なお店って??


イタリアの場合

バール bar

ビッレリーア birreria


といったところでしょう。




一番利用頻度が高いのはバールですね。というのは、バールは朝から晩まで空いていて、特に朝、立ち飲みでコーヒーを飲む場所です。


夕方から夜は、立ち飲みでお酒をさっと飲む人もいますが、席に座ってアペリティーボという飲み方をする方もいます。


この日はナポリなので、この街にはアペリティーボ文化はまだ根付いておらず、教会の前を散歩しながらです。


✅イタリア人はそもそもあまりお酒を飲まない

意外?!ですかね。

この日は、こちらの、ミラノスカラ座でバイオリンを長年演奏されていたレナートさんご夫妻ともお会いして、お酒を飲みました。


このお二人もあまりお酒を飲みません。


イタリア人で大酒飲みの人なんて見たことがないです。


東京にお住まいの方なら、毎晩山手線の終電ころに酔っ払いが倒れてるところをご覧になるでしょう。


イタリア人のお酒の飲み方を見ていると、単にお料理と合わせてたしなんでいるように思えます。



キリスト教のミサにいくと「キリストの血とパンを与えます」と言って、神父さんから丸いウエハースのようなものを頂くことができますが、、


キリストの血がワインということです。


このように、ワインは食事の一部として親しまれてるのが、彼らに大酒飲みがいない理由かもしれません。



イタリア人とお昼を食べていると、ワインに水を入れて薄めて飲むところをよく見かけます。 夏場はスパークリングウォーターと氷をいれます。


日本ではあり得ないですね!


なので水だけとか、コーラとかファンタのようなソフトドリンクがポピュラーです



さて、このレナートさんご夫妻とお会いした後、少し場所を移動して友人のルーカのところへ





✅ビールは飲むけど一人用の瓶ビールをそのまま飲む



日本だと生ビールか大きな瓶で、コップをささげ持って「まあまあま」「いやはやいはや」なんてことをする社交儀礼がありますよね。


イタリアでは、外で飲む場合はたいてい小さな一人用の瓶ビールです。


コップには注がず、蓋を開けてそのまま飲みます。


そもそも、イタリアで飲むお酒の比率から言えば、圧倒的にワインであることが多いのですが、若者の男性たちの集まりであればビール率が上がります。


この日、ルーカとその同僚たちと飲んだのも全てビールでした。




✅サワーやチューハイはない

これは日本人女性にはツライですね。。



カシスオレンジもカルーアミルクもないです。

日本人女性にとってワインは強すぎて飲みにくでしょうし、日本の一般的な質の低い頭痛を引き起こすワインしか飲んだことのない方からすれば、ワインと聞いただけで「飲みたくない」と反射的に感じてしまうことでしょう。。


実際、イタリア現地のワインは安くとも高くとも美味しいですし、僕自身、イタリアでは今まで一度も頭痛になったことがありません。


サワーやチューハイ飲みやすいですよね!薄いアルコールと甘い味!ジュースみたい!


イタリアで近しい飲み物をあげるなら、カクテル系なんですけれども

代表的なものといえば

アペロールスプリッツァ aperol 

モヒート mojito

ですが、、、甘いけどどちらもワインよりアルコール度数高いです。しかも暑い夏にビーチで飲むことが多いため、余計にお酒の周りが早いです。


むしろ、日本人女性にぴったりのイタリアのお酒があるならどなたか教えてもらいたいくらいですね。





✅アペリティーボで飲む



アペリティーボ??なにそれ??


そう思いますよね。


直訳すると


Aperitivo 前菜


です。


イタリアのレストランでフルコースを注文しようと思ったら、それはデクスタツィーネdegustazione というメニューを頼むことになります。


すると、レストランのスタイルにもよりますが、最初に出てくるお皿が前菜です。


本格的な夕食の前にバールでいっぱいアッサリお酒を飲むのが、今のイタリアの一般的なアペリティーボなんですね。



ところが、いつも外でフルコースを誰もが食べるわけですし、移動の手間もある。


ということで、このアペリティーボだけで夕食を済ませる新しいスタイルか生まれました。



するとお酒いっぱいの値段で、小さなパニーニやポテト、オリーブや生ハムなどがブッフェ形式で食べ放題!


私たち少食の日本人ならこれだけで十分お腹いっぱいになります。


が、

日本人の3倍くらい食事量が多いイタリア人。彼らからすれば食べた気がしないらしく、やっぱりそれからレストランにいく人もいます



こちらはルーカ。

ゲーム制作会社を今年立ち上げ、勢いに乗ってます




✅とりあえずビール!的なものはない




日本だと食事を食べ始める前に「いただきます」

お酒を飲み始める前にみんなで「乾杯」

をする文化がありますね。


イタリアにもそれに類する言葉は存在しているのですが、それぞれ勝手に自分のタイミングで飲み始めるのがスタンダード

日本の義務教育のように、全員で同じ動きをさせるような教育がないからでしょうね。

なので飲み会でもビールで乾杯!はまずありません。 第一、お酒を飲まない人がとても多いからです

乾杯はサルーテsalute 
いただきます ボナペティトbuona petito 

です


ビールからワインなどチャンポンはしない 


日本だとビールから初めて、そのあと焼酎やサワーという方が多いですね


イタリア人からすれば「え!?何でそんなことするの?!混ざっちゃって気持ち悪い!」という感覚みたいです。


日本文化通のあるイタリア人の友人は「僕も試してみたんだけど、やっぱり気持ち悪かったよ〜混ぜないほうがいいね」 とのこと。

ということで、大抵はワインボトル一本とかカラフェです。


カラッファcaraffa はテーブルワインのこと
こういう形

さらに、赤なら赤、白なら白と、 ワインの色を変えることもしないということです。


ちなみに僕は泡かビールから始めて、変える場合もあればそのまま泡の場合もありますよ。

イタリア人からは不思議な目で見られますが、文化の違いはお互い様ですからね!


ちなみにこの日、アペリティーボのビールの次は、近くの日本風中華料理店でした。





寿司がメインでなかなか美味しく、こんな焼き鳥もありました! ナポリでは多分一番美味しい日本風料理店です

夜中の2時半まで近所を飲み歩いてそのままルーカ邸で就寝となりました

朝の風景




ちなみにコース料理を食べると、食後酒が選べます。

食後酒のことをディジェスティーヴォdigestivoと呼びまして、ちっちゃいショットグラスで飲みます



リモンチェッロlimoncello



リクイリティアLiquirizia 



ウィスキー

グラッパ grappa




などがポピュラーです。

「あれ?ワインならワインだけなんじゃないの?別のお酒のんでるじゃん??」

と思いませんか??

ほんとですよね!! 

ですが、イタリア人に言わせれば

「いや、これは食事の消化吸収を助けるための薬なんだ。お酒じゃないんだよ」

という感覚だそう。 いやいやお酒だろとツッコミたくなります


✅ハシゴはあるが日本と順番が違う



日本の飲み会だと一次会で居酒屋、二次会でカラオケやバーではないでしょうか。


はしご!


イタリアの一次会はアペリティーボでバール、二次会がリストランテで食事、さらにワイワイやるならバールで飲み直しという感じです


居酒屋からリストランテっていう流れは日本ではあり得ないですね!



リストランテristorante というと、日本の方からすればオシャレでかっこいい高そうなイメージを持たれるかと思います。



が、リストランテといっても中華料理店もベトナム料理店もインド料理店も、イタリアでは全部リストランテなんですよ!


そう考えるとハードルが下がりますね


この日の街中は賑やかです



✅服装はいたって普段着

イタリアで飲み会っていうと、どんな服装をすればいいんでしょう???


飲み会の服装といえば、日本ではカジュアルですね。  

お値段高めの綺麗なお店だと、お酒メインでもそれを飲み会とは普通呼びませんもんね

イタリアではアペリティーボのみの飲み会ならカジュアル。 ジーンズにパーカーとか、世界的な若者の平均的な格好でOKです


しっかりしたサービスのリストランテでお食事するなら綺麗な格好という風なTPOがあります。

イタリアでリストランテといえば、日本の若い方達のTPOでいうところの「結婚式二次会」スタイルで問題ないかと思われます。


✅ピザ屋では飲み会をしない

これはイタリア独特の文化な気がします。

というのも、ピザは今や世界中どこでも人気な食べ物!! 

飲酒禁止のムスリム系国家以外なら、ピザ=イタリア料理=ワインかビール飲みながら食べることがあるでしょう。

ところがイタリアでは、ピッツアはサッと食べてさっと出て行くファーストフード。

なので、お酒を飲んでもビール一本程度で、すぐお店を出てしまうんですね。

日本式ではピッツアpizzaのことをピザと呼びますが、イタリアにいらっしゃる機会があったらぜひパクッとあっさり食べていただきたいものです



↑↑ここまで


いかがでしたでしょうか??


「本場イタリアのレストランでワイン飲んでみたいですーー!」

「映画みたいにコロッセオやヴェネツィアみながらワイングラス傾けてインスタ映えしたいですーー!!」



そう考える方が多いのではないでしょうか。


イタリア飲み会はワインほぼ一択ですが、どの街にいってもその土地の美味しいワインが楽しめますよ! 

全て料理と合うように作られているので、お食事がさらに美味しくなります!

フィレンツェならビステッカにキャンティ、ミラノならバローロにオッソブーコ、ヴェネツィアならプロセッコにスズキのグリル、ローマならカルボナーラにフラスカーティでしょう。



おしゃべりが止まらないイタリア人たちを眺めながら、ワイワいとイタリアで飲み会をするのはとても贅沢でワクワクしますね!


こういう人生を楽しみながら生きるイタリア人たちとの時間を通じて、ソラオトのボイトレは完成していきました。

リラックスしないと本来の声はでませんからね!


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