オーマイガッ!!!
 
 
た、たまげた・・・
 
 
ここは岩手県花巻にある宮沢賢治の童話村。
 
 
なぜって??
 
素敵だから💕💕
 
今時、スマホで宮沢賢治作品を検索すればあっというまにほとんどの作品が読めてしまう。
 
どの作品でもいいので、声に出してみて読んでもらいたい。
 
ほんの3行でも。
 
そうすればあっという間に彼の描く幻想世界に入っていくことができるはずだ。
 
 
 
さて。
 
私はヒラヒラさんとこぼらの三人で行ってきた。
 
盛岡にも住んでいたことがあるひらひらさんだけに、地元の観光スポットに詳しいようだ
 
「童話村ですよ。童話村なんですよ。行ってみましょうよ」
 
 
きたら・・・
 

 

ええーーーー!

 

宇宙?

 

そう。

 

童話村の中には宇宙がある。

 

入り口はこんな感じ。

 

銀河ステーションって書いてある!!

 

ファンタスティコ!!

 

ゲートを潜ると・・・

 

 

あ!

 

なんかかっこい壁画

 
あーーーー!
 
 
これは兵隊電信柱!!
 
 
ドテドテドッテン
 
歩く柱
 
これが並んで歩いてきたら絶対怖いな
 
ナイトメアだな
 

 

 

渓流のように彩られた池には鯉が泳いでいる

 

宮沢賢治作品には、水の中の話も

 

お口からブクブク泡を吐いているカニさんがイメージされる

 

かわいいよなぁ

 

こちらが賢治の学校という施設で、この童話村の中にある。

 

とってもチャーミングな施設!
 
まず入り口の前に何やらシルバーの石が??
 
近づいてみるとそれは星座!
 
地面に星座が描かれているではないか!
 
それから階段が上りでもなく降りでもない。
 
そう、平面を水平に移動するだけなのに、なんだか登ってるような降っているような錯覚に陥る。
 
そして施設の中には水中、天空、それから虫たちの世界がある。
 
これがまた工夫が凝らされていて素敵!
 
特に天空はスゴイ
 
たぶんヘリコプターによる空撮なのだけれど、本当に空から地上を眺めている気分
まるで「よだかの星」の主人公よだかになったような気分
 
 
 
それだけでも十分楽しめて大満足できるのだけれど、さらにおもしろいのが童話村の中に点在するログハウス展示施設「賢治の教室」だ!
 
宮沢賢治さんは子供の頃から変わっていて、散歩しながら鉱物を拾って集めて調べていたそうだ。
 
その関連か、星座や植物、動物にもとても詳しい。
 
ということで、ログハウスはそれぞれにテーマに沿った展示がされている。
 
鉱物関係のログハウスにはダイヤモンドからサファイヤ、メノウやルビーが詳しく作品と展示されている。
 
私も小さい頃は鉱物オタクで、5歳の時に近所のデパートに入っているジュエリーマキでおばあちゃんにエメラルドのネックレスを買ってプレゼントしていたことがある。。
 
 
宮沢賢治さんの作品は、とにかく風景描写がファンタスティックだ!
 
オタクでなくても楽しめる。
 
 
例えば
 
「金剛石」
 
なんて言っても、は?何それ?
 
と反応するのが普通だろう。
 
ダイヤモンドの和名だけれども、不思議とコンゴウセキと言われたり読んだりすると、キラッと輝く石の像が脳裏に浮かんでくるのである。
 
だから予備知識は不要。
 
もともと児童文学として書かれた作品なのだから当然ではあるけれど、それなのに専門用語を随所に散りばめるのだからスゴイ。
 
 
現代人に比べればはるかに自然が身近にあった時代だけれども、読書をするような家庭はやはり裕福な東京か、地方の有力者の家庭だったのだろう、だから自然とのふれあいは制限されていたのではないか。
 
 
現代人でも自然とは触れられるけど、100年前よりはるかに制約が多い。多すぎると私は思うけれどどうだろう?
 
子供たちが山を駆け回ったり、川に潜ったりなんて絶対両親が許さないだろうし、そもそも地域の人が立ち入り禁止にしてしまっている。
 
少子化が進めが進むほど、子供の希少価値が上り、両親は子供をお殿様やお姫様のように温室栽培しようとするものだ。
 
 
現代の子供たちがサケやスズキの絵を描くと、スーパーのパックで売っている切り身を描くというのは至極当然のこと。。。
 
 
宮沢賢治さんが生きた時代だって同じ。
 
生前刊行された本が全然売れなかったのは当然と言えば当然か。
 
 
幻想世界に浸ることで、日常のざわざわから離れることができるだろう。
 
知らなかった自然界に興味を持つこともできるかもしれない。
 
熊や鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。
 
ぜひパラパラーと宮沢賢治作品を読み返してみよう!!