声の聖地、京都大原へ。
こちらは宝泉院。
美しいお花、、、
圧倒的な美的センス
こちらのお寺で、2013年に歌わせていただいたことがある
懐かしや
新緑の瑞々しい空気があたりに満ちている
多岐住職は、6月にこちらの講座に登壇される。
彬子女王殿下はじめ、人間国宝の井上 八千代さん、裏千家前家元の千 玄室さんなど、そうそうたる方々と一緒に日本の伝統文化という文脈から、
声明
のお話をされるのだ。
声明、ショウミョウと読む。
読者諸兄、ご存知の方は一人もおられないだろうから、簡単に言うとつまり
仏教音楽
の一種だ。
または、
お経
の一種でもある。
これがとっても素敵で霊妙!!
私がイタリアに移住する前に京都・八瀬に一年間住んだのは、この声明を学ぶためだった。
日本を一歩出れば、そこは日本ではない。
だから、外国人は『日本人』として私のことを見る。
日本に住んでいて旅行でしか外国に行かない人が99パーセントだから、
『日本人』としての自覚を持つというのはとてもとても難しいことなのだろう。
声楽を勉強する人はまぁたくさんいる。
日本人でもシナ人でも韓国人でも。
技術的に秀でる人が目立つ?といえばそうだけれども、自分は自分の得意とする分野で、自分の才能的に秀でている面を活用した。
声明はとにかくとても素敵なものだ。
一般の方が体感できる機会は皆無だから、京都・大原に来るしかない。
日本の声の芸術のルーツ。
日本の音楽というものが、京都の美しい自然の中で開花して育まれたことを感じることができる。