「コロナウィルスの自粛についてどうお考えですか?」

 

「さぁ」

 

 

 

「日本の世相はご存知でしょうか?諸外国に比べてウイルスの抑制に成功しているように見える日本では、

GOTOキャンペーンですとか、

平常通りの生活が戻っているかのような状態になっています」

 

「そうね。一応ニュースはたまにみてる」

 

 

「相川先生のいらっしゃるイタリアでは、先日のNHKのニュースでも報道があったように、

厳戒態勢が敷かれて夜間の外出制限があるのですよね?

感染者数の増加が日本と比べ物にならないほど多いので、

一体どんな気分でみなさん生活されているのか想像がつきません。

残念ながら、短絡的に自分たちさえ良ければいいというドメスティックビジネスの視点では、

遠いイタリア情勢というのはどうだっていい話としてとられています。

日本と多くの取引があるドイツやイギリスとは違って。

むしろ、貿易取引額が遥かに大きい中国、韓国、米国、そして東南アジア諸国との関係に重きを置くのは

リアリスティックな政治としていたって普通でしょう。

しかし僕としては世界の人々の心境を知りたいんです。

欧米諸国の精神・文化的基盤を生み出したイタリア・ギリシャの動向はとても気になります」

 

「変わってるね。。」

 

 

 

「だと思います。日本の皆さんは今、日常を変わりなく生きています。ほぼ変わりません。

あえて話題に上がっているものとしたら、アメリカ大統領選というところでしょうか。

世界秩序に大きな影響を与えるからですが、それは結局私たち日本が結局アメリカの属国であるということです。

自治独立とは名ばかりで、多くの内政外政そして経済がアメリカに依存していることは疑いようのない事実です。

防衛についても100パーセントそうでしょう。

相川先生が国を守るために自衛官であるということは素晴らしいことだと思います。

僕も一度自衛隊の訓練を受けてみようとは思います。

しかし、それは所詮大勢に与える影響は軽微であるので、

世界に影響を与えようと思うと一体どんな方法が効果的なのかと考えてしまうんです」

 

「そうだね」

 

 

 

「WHOが勧告するウイルス対策についても、リアリスティックな防疫ということ以外に国際政治が大いに関わっていることだと考えさせられざるおえません。

日本ではニュースになりませんが、世界各地で、GOTOに類するキャンペーンが国家主導で行われているのですよね?

それは結局、地球を主導するトップ0.1パーセントの人々が決めて実行しているだけなのではないか。

そのような陰謀論は古今枚挙に遑がないわけですが、そういう意味で相川先生にお聞きしてみたいのです」

 

「うむ。思うようにすること。だと私は思うよ」

 

 

 

「というのは、自粛なら自粛とは限らないということですか?」

 

「各国の法令には温度差があるから、それにもよるかもしれない。

例えば日本ではマスクしないで外歩いても犯罪ではないね。

しかしイタリアでは犯罪でその場で罰金を払わなければならない。

個人の信条の自由を保証するヨーロッパ世界ですらそうだ。

ここ10年、共産主義台頭以来の文明摩擦が激化しているフランスではムスリムを罵倒する絵を書いても犯罪にはならない。

一方で、表現の自由を犯すものは国家規模での犯罪として立ち向かおうとする。

全く人間世界の良いこと・悪いことは矛盾だらけで嫌になるよ」

 

 

「僕は若いので感染しても死にません。ですが、もしお年寄りで肺が弱い方に僕がうつしたらマズイ、そう考えているんです。

そういう考えについてはどうでしょうか?」

 

「優しさだね。自分が良いと思うようにせよ」

 

 

 

「しかし、それによって経済を破壊する陰謀だという意見もありますよ?」

 

「自分が良いと思うようにせよ。

考えて決断することが、2020年時点での世界では支配的な『良い』こととされているようだ。

じゃあ君たちには直感はないのか?真美眼はないのか?真実を見極めなさい。

何が起こっているのかを。意味のないことなど起こらない。

人間が地球に生きる意味はなんだろうね?」

 

 

 

「ええと、、、相川先生がおっしゃる教えでは、本来の自分を生きるためです」

 

「そう。ブッダ は子供を捨てて国を捨てて財産も統治者としての責任も全て捨てて求道の道に進んだね。

キリストもユダヤ社会に反対して布教してゴルゴダの丘で十字架にかけられた。彼らは自分が生きたいように生きた。

なぜ君はそうしようとしないのかね?」

 

 

「いやいやいや、それは無茶ですよ。。。そもそも僕は宗教者ではないし、ただの人間です。

大した使命を持っているかどうかわかりません、いや、持っていたら嬉しいとは思いますが、

自分がそこまで偉大かどうかは全然わかりませんし、命捨てたり大切な人を犠牲にすることが正しいことと言い切れる自信はまだありません。普通に仕事して成功して、世のため人のためになることをできればと思っているだけです。

一市民としてのウイルス化の生き方の指南をお願いしようと思ったのですが、ことはそれほどに重大なのでしょうか??

ただ大袈裟に捉えようとしてるだけなのではないでしょうか?」

 

「私が思うに、全てはこの瞬間に存在している。ということは、今、自分がどう思うか?それだけだということだ。

真面目な人間が抱える最大の問題は、自分が大した人間ではないと勘違いしてしまうことだと思うよ。

くだらない先進諸国教育など捨て去れ。自分の心にだけ従うのだ」

 

 

「グフ・・・それによって生じる結果には責任を負わないんですか??」

「100パーセント負うよ。人類の覚醒のためにね」

 

 

私はウイルスは疫病だと思っています。

 

ので、疫病に対しては、医学的な対策だと考えています。

 

それ以上に、ウイルス自粛を強いられている世界の人々に、その時間をじっくり自分自身を見つめ直す時間にしてもらいたいと考えています。

 

私の大好きなホテルがバリ島にあるのですが、ゲストを迎えることができず悲しんでいらっしゃいます。その気持ちを感じることができます。

 

多くの最高のレストランやホテルが、食材を無駄にしてしまうこと、ゲストに最高の時間を提供することができずに悲しんでいます。

 

そういう時こそ、本当に自分がやりたいことは何か?そのことについて熟考することができるのです。

 

これまで忙しくて熟考する時間がなかった人たちに、そのチャンスを与えてくれているのだと。

 

本来の自分を生きるチャンス。

 

感性が鋭く素直な人は、すでにそのチャンスを掴んで成功しています。

 

せっかくこの話に出会ったのだが、あなたにもそうして欲しい。熟考して欲しい。

 

あなたが本当にやりたいことは何か?

 

さて、コメントどうぞ!!