「婚活パーティーに行ってもダメなんです。。何をやってもダメ感があります。婚活アプリにも有料で登録してますがマッチしても会えないんです」

「ならもうやめちゃえば?」

 

 

「30歳のオバサンじゃもう若い子に勝てません」

「ええっっ30歳でオバサンなのかね?」

 

 

「そうなんです。。先日の心屋さんの黒船の話を読んで、先生のセッションを受けてみたいと思いました。 いい加減婚活を諦めるべきか、続けるにしても何か変えないとこのままではダメだと思うんです」

「へえ」

 

 

「前、婚活で相談に来られた方の記事は読みました。最悪をイメージする、私もやってみました」

「の割には未練タラタラでは?」

 

 

「そうなんでしょうか?もう自分がどうしたいかもわかりません。私はどうしたいんでしょうか?わかりますか?あるスピリチュアルな方のセッションを受けたら、あなたは前世で子沢山だったからもう結婚して子供を作らなくていいって言われたんです。その通りなのでしょうか?見えますか?」

「知るか」

 

 

「結婚できればいいし、できなくてもいい程度に考えてたんです。最初は。でも同じ時期に婚活パーティーで出会った人たちが次々に結婚して退会していくんです。いいかげんヤバいと思いました。売れ残りという言葉が怖い気持ちすごくわかります!」

「じゃ、婚活パーティーで失敗しない方法を教えよう」

 

 

「あるんですか?!教えてください!」

「あるよ。初対面の人に好印象をもたれるどころじゃない。 一瞬で自分にくびったけにさせる方法」

 

 

「ゴクリ、、メモします」

「婚活パーティーであろうと、学生の自己紹介であろうと、会社のプレゼンテーションであろうと同じ。共通点があるからね。世界どこでもそうだったから、まず間違いないと思う」

 

 

「おねがいします」

「まず、目立つこと」

 

 

「はい」

「目立たないと始まらない。そもそも婚活パーティーって、好みの男性と出会って結婚するために参加してるわけだ。で、そもそもこれまで、この人好みっていう人はいたかね?」

 

 

「はい、、ぶっちゃけ、一回に一人いるかいないかです。でもそういう男性は、私の他にもほぼみんなが好みなので、競争率が高くて勝てる気がしません」

「勝てるよ。まずは目立て!相手の心に刺され!印象に良いも悪いもない。とにかく記憶に粘りつけ。無関心が敗北だと思うことだ。さて、例えば、その人が君に夢中になるとしたら、どうすればなるかね?」

 

 

「ええー!?考えたこともないですが。。ムチュウに。。わかりません」

「例えば自分が相手から夢中にさせられちゃうシチュエーションをイメージするとどうかね?」

 

 

「そうですね。。 王子様みたいにハンサムイケメンで、英語しゃべれて、両親が理解ある人たちで、お金持ちで、優しくて、なんでもワガママ聞いてくれそうで、若すぎないおじさんすぎない歳で、浮気しない真面目な性格で年収1千万以上かなあ。その王子様が婚活パーティーの場で、みんなが羨望の眼差しで彼を見つめる中、スタスタ私に向かって歩いてきて。 私の前に膝まずいて、手をスッと取って『◯◯さん、私はあなたに出会うために生きてきたのです。あなたはアルプスの高原に咲く一輪のバラのように美しい。どうか私とお付き合いしていただけますか?』って。。ああああ〜〜〜」

「ゴミは死ね」

 

 

「って、冗談です冗談、イッツジョークです先生。いくら私でもそこまでお花畑じゃありません。まあ現実的に考えてあり得ないので。なので、そこそこフツウの顔で病気なくて、定職についてて変なギャンブルとか変な趣味がなくて、私より背が低くなくて、結婚してもdvとか浮気不倫とかトラブルがなさそうな男性だったらいいです。売れ残りをもらってくれるんならワガママいいません」

「その彼にくびったけになっちゃうシナリオをイメージするとどうかね?」

 

 

「コーチングですか??うーん、そうですね、、私のいいところをたくさん褒めてくれるとか、欲しかったバッグをサプライズでプレゼントしてくれるとか、実は意外にマッチョだとか、情熱的なセリフで愛を告白してくれるとか、毎日お姫様みたいに扱ってくれるとか。。そういうのあると、意外とくびったけになっちゃうかもしれませんね。まあくびったけというか、幸せ感じられそう」

「ふむ。じゃ、その彼が君にくびったけになるシナリオがあるとしたらどうかね?」

 

 

「ええーー、、王子様みたいに扱う??プレゼント??でも男性ってそういうの嬉しいんですかね?なんか違うような。。むしろ聞きたいです。男性目線ってどうでしょう??私の男友達らと、宅飲みしてるときに話聞いてるとエロガッパばっかりですけど。。」

「男心のホンネを知れ。こんな感じだよ」

 

①思い通りにならない人を追いかけたくなる

 

②「すごおーい!ステキ」と言ってくれる人は絶対大事にされる

 

③一番にしたい女性は、自分の弱さをさらけ出せる人

 

④男はいつまでも少年。自由でいたい。だから「あなたがしたいようにすればいいんじゃない」と言われるとキュンとくる

 

⑤男の子は本能的に谷間に弱い

 

 

「へええーー。オッパイは想像通りでしたけど、意外とそれ以外が重要なんですね」

「うむ。結婚したり彼女にしたい人は、ただ性欲が満足される人ではダメだからだろうね。婚活パーティーやアプリに参加してるくらいだから少なくとも将来を考えて付き合う人を探してるわけだから。でも、将来考えてプラトニックラブは、いずれ年老いてそうなるにせよ、最初からはつらいだろうねフツウは」

 

 

「すごーいカッコいいステキっていう言葉を使うと馬鹿な女だと思われませんか?ぶりっ子の頭空っぽ女だと思われるのでは?」

「やりすぎに注意である。だが、そう言われて嫌な気になる男性はごく少数派で、ほとんどの男性は自己顕示欲を満たされてハッピーだと思うよ。バカな奴らにはバカな奴らがふさわしい」

 

 

「そうなんですね、、でも、男性に自由にさせてあげるっていうのは浮気でも不倫でも家出でもなんでもありってことですよね。それを受け入れなきゃダメっていうのはハードルが高すぎる気がするのですが。。」

「本気でそんなことしたいと思う男性はまずいないよ。 日本人は本当に真面目な人が多いからね。 私が言っているのは、相手をコントロールしようとしないってこと。だいたい自分が大切にされたいなら、相手を大切にしなきゃね。自由にさせてもらいたいなら、相手も自由にさせなきとダメでしょ。夫婦だろうと職場の人間関係でもおんなじことでは?」

 

 

 

 

男性と女性は違う。

 

同じ人間でも、全く同じ状況でも違う感じ方をするもの。

 

全くエイリアンなんじゃないかというくらいにその違いははっきりしている。

 

でも。

 

私たちは同じ地球に同じこの瞬間に存在している。

 

仲良くできた方がいいし、楽しく一緒に幸せになれた方がいい。

 

そう考えている人の力になれれば光栄である。