「声の安定感って、どうすれば出るんでしょうか??」
「ぬ」
「歌ってるときに、音が外れたり、リズムずれたり、ロングトーンの時に不安定になっちゃうんですが・・・」
「はぁ」
「どうでしょうか??」
「聞いてる限りでは、呼吸だろうね。音程を合わせることや、リズムトレーニングも一つの要素ではあるけれども」
「呼吸ですか??」
「そう。発声をよくしていこうと思ったら、まずはカラダ。そして呼吸だからね。ところで、仕事って最近どんな感じかね?」
「はい、、実はここのところ職場で嫌なことがあったんです。理不尽なことを要求されて、それでも立場的に『ノー』とは言えないので、グッと堪えたんです。。どうもそのせいで、なんだか喉の周りがちょっと痛くて・・・」
「素晴らしいね!!職場のストレスが喉にダイレクトに影響あることに気づけるのはすごい!」
「そうですか?」
「そうそう。フツウ、そこに関連性があるとは考えないでしょ。それだけ、ボイトレの成果が出てきているってことです」
「そう言われると嬉しいですね!ちゃんとよくなってるんですね」
「必要なことを着実にやっている限り、上達しないってことはまずあり得ぬよ」
「そうですか」
「で、声を聞いているとだが、どうも胸周りの筋肉がこっているようだ。いう通り、多分、職場のストレスだろうね。胸がグッと内側に固まってる感じがする。 これをほぐそうと思うとまず、床に四つん這いになって、片方の肩から床に近づけてあげて胸筋をストレッチする方法がある」
「はい」
「他にも、ボイトレで習う『ブリッジブレス』という呼吸法も効果があるね。胸が開くから」
「あ!前教わったやつですね」
「うむ。この二つをやってみよう」
「はい・・・・(エクササイズ)やってみました!」
「あ、もうすでに声の変化出てるね。胸の響きが変わったよ。やや低音の響きが増した!」
「え!そうですか?」
「低い声を出しながら、みぞおちの上あたりに手を当てて確認してご覧」
「はい、、、あ〜〜あ!そうですね!響いてます!」
「グッド!」
ほんの小さな工夫で声は変わる。
いきなり生活を変えるのは難しいかもしれないから。
まずは簡単にできることから!!
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