金沢八景へゴー！
ひらひらさん
「カナザワ？ カナザワに行かれるんですか？カナザワですか？？関東じゃなかったなですか」
違うよ。
金沢八景というのは、神奈川県の南。
横須賀の北側。
関東の人の中では、八景島シーパラダイスで有名な場所である。
都内で生活している人なら、品川駅から出発する京急線の『三崎口いき』なんかにのると到達できる場所だ。
駅からほんの5分でこんな神社が！！
瀬戸神社。
平安時代の末期、源氏の棟梁である源頼朝さんが勧進されたとのこと。
ハワ！！
お参りするところに、相川さんの名前が！？
氏子さんと不思議なご縁である。
こんなふうに砂岩を掘って作った岩窟に稲荷さんが。
素敵
まるで日本三景、松島の岩窟のようだ。
地質が似ている。
御神木
美しい
こちらの倒木は初代の御神木だとか。
火をつけても燃えなかったとか。
ほへ
恥ずかしながら、八景って？？
由来を知らなかった。
今回の旅で、じっくりそれらの由来を学ぶことがでいた。
この六浦という地名がオリジナルで、故事に因んで金沢八景と呼ばれるようになったそうだ。
元禄年間、江戸時代のこと。
スサキノセイラン、ノジマノセキショウ、、、
ぜひ声に出していただきたい。
なんとも心地がいいメロディだ。
日本語の美しさを感じさせる。
この名称に名付けた中国からのお坊さん。
さぞ地元の風景を大切にされていたのだろう。
異国で地元の面影を見つけた時のほっとした安心感は、私にも近しい経験がある。
ブラジルで古い剣道場を訪れた時。
ローマの大使館に植えられた古い桜の木を見つけた時。
ナポリの庭にピンク色のアーモンドの花が咲いたのを見た時。
『東風吹かば・・・』
と言えば菅原道真公であるが、そういうメランコリックなものだと思う。
こちらは瀬戸神社とついになっている琵琶神社。
頼朝さんの奥様、北条政子さんが琵琶湖の竹生島から勧進されたとのこと。
まさに鎌倉・鶴岡八幡宮に全く同じ意匠の神社がある。
往時の面影が・・・
うーーーーん、むり。
心の目で見ることはできる。
かつての風光明媚な浜辺は、無機質な集合住宅たち、近代的なモノレールによって消えていた。
余談ながら、海の中ではかつての金沢八景を取り戻そうというささやkなあプロジェクトが進んでいるそうだ。
魚のベビーたちが快適に育つことができる『アマモ』という水草がある。
それをこの近辺の浅瀬に、地元の方々の手によって植生しているそうだ。
さすがにモノレールを撤去し集合住宅を撤去することはもうできないのかもしれないけれど。
地元の方々の、地域を復元しようという心意気にじんわりとしたものを感じる。
海外旅行に行きたい？？
シャンゼリゼでショッピング？？
ドバイでリゾート？？
カプリ島でバカンス？？
そりゃそれはそれで魅力的だが。
自分の住んでいる土地のことをどれだけ知っているか？？
自分が生まれた場所のことをどれだけ知っているか？？
私は、知るだけでいいと思う。
そのために、ボランティアするとか、寄付するとか、そんなことは後回し。
知ることは、実はそれ自体に価値がある。
『愛の反対は無関心である』
そう言ったのはマザーテレサだった。
悲しいかな、金沢八景に住む人でも、地域の由来を知らない人が大半である。
京都にいてもそうだけど、特に若い人たちが地域のことを何も知らないでいる。
外国で生活をしている日本人は尚更、歴史や文化についての知識はほぼゼロである。
そりゃそうだ！
イタリアやアメリカが好きで移住しているんだから！
しかし、外国に出れば、必然的に私たちは『日本人』であることを突きつけられる。
毎日毎日聞かれるからだ。
『あなた中国人？韓国人？あーー！日本人なんですか！』
ほぼ単一民族国家である日本はとてもレアな国。
一歩出ればそこは多民族国家だ。
私はイタリアのことが大好きだし、ブラジルやシンガポール、タイにもシンパシーを感じている。
日本に住んでいる日本人に、もっともっと日本文化の良いところを知って欲しい。
和服、日本料理、武道、お茶やお花に香り。
日本語。
声明。
海外旅行に行けないことは、かえって、日本のことを知るチャンスであるから。
日本文化をしれば、自分のことが見えてくる。
ボイトレは西洋で生まれたもの。
日本の得意技は、西洋で生まれたものを改善して完璧なものに昇華させること。
経営コンサル、セラピー、創造の秘密、、、
全てが渾然一体となって溶け込んだ講座。
締め切りは今週末まで！！