滝を後にして走っていると、、




勝手神社



ん?


この名前は!
京都大原でお世話になっている神様!

これはアイサツしておこうということで一礼。


この辺の土地一体の神様だとか。

ふーむ

土地の資料館があり、歴史が書いてあった



天正伊賀の乱、とある。

これは司馬遼太郎さんの小説にも描かれていて有名だけれど、ようは信長さんが伊賀を滅亡寸前まで追いやった話だ。

包囲殲滅戦だったようで、なかなか悲惨なことになっていたらしい。

なむ。

いっぽう、オオサンショウウオの進化の系図もここに書いてあった。
ピラルクが近縁😍


こうして滝の辺りを出たら、忍者文化に興味が湧いたので伊賀へ。

赤目四十八滝がある名張から伊賀は、30分も走れば到着できる。

こういう地政学は、原付スクーターだと身に染みて理解できる。

普段、飛行機や新幹線ばかりでバタバタ移動していたから、こういう丁寧な旅は楽しい!

伊賀に入ると、看板が

あ!

松尾芭蕉さん!

そうかバショウさんも伊賀人だったのかー!


なんだこの可愛い茅葺き屋根は!

バショウさんを顕彰して建てられた御堂の門。

地域の人に大事にされているということかしら。



伊賀上野城。

立派な天守閣。

よく見ると窓枠がアルミサッシ。

日本に残る城はほとんどが江戸明治期に打ち壊されたので、昔の作りのままのお城は数少ない。

というか、あるのかしら??

見たことがないのでわからない😅

お城でも内側にはエレベーターあり、エアコンも効くわけで

これがバショウさんの御堂


記念館にはバショウさんの旅の軌跡が描かれていた
近畿から東北まで

歩いたわけだからすごい

日本の道はかなり山あり谷ありだから。

トンネルなんかも当時はないし。


バショウさんが訪れた場所を、私も自然と辿って旅している。

松島へもいったし、中尊寺、加賀の永平寺、それに山形の羽黒山、、


極め付けは羽黒山だが、バショウさんが一週間滞在したというお寺は、まさに崖のような坂道の上に位置しており、まあその脚力と体力にビックリした。

忍者の里、伊賀のお生まれてあれば、やはり子供の時から忍者のトレーニングをしていたのかもしれない。

これは俳句


記念館ではバショウさんが描いた動物たちの特集だった

俳句のことを思うと、日本人って気がついたら歌を詠んでいたわけだ。

万葉集が編纂された飛鳥奈良の頃にはすでにあったわけだから、たぶん古代から詠んでいたのだろう。


俳句や和歌は、今はシンガーソングライターが書く歌詞みたいなものになっている。

戦前の男性はよく漢詩を読んでいたようだし、再興したい日本の文化の一つだ

どの俳句も、まず声に出して読みたくなる

シンプルで、ときに鋭く、ときに可愛らしく、そのなかに切り取られた瞬間が五感で再現されるかのような奥深さ・・・

知識人でもサムライでも公家でも町人でも農民でも、みんな魅了されるのがわかる

スゴイ

こちらはバショウさんがうたた寝してるイラスト

なんとかわいらしい

鳥獣戯画をおもわせる


このイラストは漫画そのもの!あごなふくよかな感じが可愛い