ナポリ介
「とんこつラーメン食べたいな・・・」

和太鼓アーティストカオリさん
「いってみる?イッコウシャ!」


ナポリ介
「イッコウシャといえば、、確かラーメンのチェーン店?試してみよう!」


ということで。

キタ

店員のブラジル娘
イラサイマセーー!!」

マンガか?!

博多一幸舎、か?漢字思い出せぬ。


ナポリにはラーメン屋がない。


中国人が経営する日本風中華料理店ならあるのだが、、

九州に行くときはいつも豚骨ラーメンを食べるようにしている。


さて、、

いかなるものか、食べてみねば!

ナポリ介
「豚骨ラーメン、メンばりかたで一つ。ギョウザも一枚!」


ギョーザ!!

ナポリ介
「ぬ、これはうまいな! だが、焼き加減が足りない、たぶん油の使い方が足りないのだ。パリッとした食感がない。 辛味噌はうまい! 具の組み合わせも良いな!」


和太鼓アーティストカオリさん
「それは日本から冷凍して持ってきてるんじゃないかしら?」


でしょうね(^◇^;)


イッコウシャというラーメンチェーン店で食事をしたことがない。

もしかしたら、イッコウシャでは、ギョーザはこんな感じに生っぽく提供しているのかもしれないが。。


まさかお店で、本物のギョウザみたいに、皮で具を包んでいないよな。。

というか、じゃ、店員たちの調理がダメってことだな。

この日は、一人以外ブラジルネイティブの顔をしていた。


まあよい。

ラーメンさえ完璧であれば!!

いざ豚骨ラーメン!




見た目はとても美味しそうだが、なんだかスープに泡が出ているぞ?

😓

かなり濃いということか?


ナポリ介
「・・・・グビグビ」

和太鼓アーティストカオリ
「・・・どう?美味しい?」


ナポリ介
「うーーーーん。なんかギトッとしてて、油っぽすぎるな。あと、スープのコクがない。 これまで博多で食べてきた美味しいラーメン屋たちと比べると、塩加減が足りないね。そして、スープがぬるい。冷めてるわ」


和太鼓アーティストカオリ
「そう・・・」

ナポリ介
「はっきりいってビミョウだね」


ラーメンはスープが命である。

スープがダメならもうダメだ。

博多のイッコウシャでも、こんな味なのかしら?

それとも、やはり、ブラジル人の好みに合わせて、ローカライズしたのかしら?


それは不可解である。



第一、塩加減については、日本人の舌からしても、ブラジル料理は総じてしょっぱいという話を聞く。


気を取り直して、麺を食べてみよう。


ナポリ介
「・・・モグモグ」

和太鼓アーティストカオリ
「どう?」


ナポリ介
「うーーーーーん。。バリカタって言ったんだけど、麺がヘニャヘニャだね。 博多ラーメンは細くて硬いのがスタンダードだから、これじゃ全くダメだね。」


麺の茹で方は修行が必要とされる領域の一つ。

博多には、硬麺が嫌いな人もおり、そういう人は柔らかめとオーダーする。

替え玉の文化があるから、1食目と2食目で硬さを変える通もいる。


ラーメンといえばチャーシュー!

食べてみた。

まずまず、許容範囲だ。


ナポリ介
「すんませーん、紅ショウガある?」

店員ブラジル娘
アリマス!」

真っ赤な紅ショウガを載せてみた。


博多ラーメンでは、高菜、紅ショウガ、ニンニク、ゴマなどをトッピングするものだ。


紅ショウガだが、、、 超甘い( ゚д゚)


ナポリ介
うげっっ( ゚д゚)なんじゃこりゃ??ありえん!こんな甘かったらスープの味変わっちゃうよ! ブラジル人が甘いもの好きだから、こんな激甘の紅ショウガを作ったのか??」


ということで、とてもスープを飲みきることはできなかった。

美味しいラーメンは、スープが最高に美味しい。

特に豚骨ラーメンについては、大量のゲンコツ、豚の骨髄を延々と時間をかけて煮詰めていく。

その濃厚なエキスを裏ごしして、タレや醤油など、様々な工夫を凝らして完成させるもの。

つまり、手間暇かかった貴重品である。

飲みきる気になれないスープというのは、扱いが雑に感じるスープだ。


ローカライズ??

たぶん、店がオープンする前に、イッコウシャさんの料理人が来て、指導したのではないだろうか。

ブラジル人の味覚に合うように、こんな風にしたのだろうか。

それとも、もともとイッコウシャさんのラーメンのクオリティはこんなもんなのか。。


いずれにせよ、マズかった(^◇^;)


ブラジルグルメは、シュラスコと、食堂ワンプレートランチのみ食べるべき。

あと、韓国料理と中華はうまい店がある。


日本とイタリアの食のレベルからすれば、論外である。


美味かったものといえばこれだ!

サンセバスティアーノの海辺のバーで食べたエビのフリット

🍤🍤



theダンサー
「エビちっちゃいでしょ? そこにある漁港で朝採れたやつよ」

こりゃうまい!

ビールにぴったり!

しょっぱくてサクサクしていてシンプル!

そしてこの皿!

リングアードというカレイの揚げ物に、カシューナッツを刻んで載せたもの。

これが抜群にうまい!

リングアードは白身で歯ごたえがない状態に揚がっているので、カシューナッツの歯ごたえとのコンビネーションがとても気持ちいい!

ジャガイモの硬さがまた、コメの柔らかさとマッチする。

美味しくてすっかり満足だった。


続いてはコレ。


リベルダージ地区にある、中華料理店に連れて行っていただいて食べた麻婆豆腐。

マーボー!!!

(T . T)


神よ、、、

食べたかったお豆腐!!

大げさに思うかもしれぬが、お豆腐は貴重品だ。

一口一口で天国だった。

リベルダージ地区は、いまや中国人と韓国人の街になっているようで、美味しいチャイニーズレストランがあるそう。

チャンピオンという店が抜群にうまいとのこと。ぜひ食べてみたい!

リベルダージ地区に長くお住いのユウジさんという方のお宅に伺った。


マフィアにしか見えないドン・ユウジさん
「コレ、飲んでみ」


ナポリ介
「ぬ、これは、、カシャーサですね」

ドン
「いいやつだぞ。飲め」



10年越えて熟成されたカシャーサはもはやウィスキーのよう。

イタリアには長期間熟成のグラッパがある。色合いがとても似ている。

先月、パリ太がしきりに注文して飲んでおった、、バリカータ。


ドン
「ヨウスケ、これも飲め」

アウテンティカ。

つまり、本物の。

カシャーサ。

これもうまい!

ドンはとても愛のあるおじさんだ。

サンパウロに住む日本人たちから慕われている。

年間半分を日本、半分をブラジルで過ごされているとのこと。


キッチンに立ち、食事の用意を黙々とされる様子から、穏やかな愛を感じた。


ドン
「おう、アレな、誕生日のときに友達のアーティストが書いてくれたんだよ」


ナポリ介
「ペガススですか」


愛が循環する。


働きかけるのも、

黙って見守るのも、

自ら動いて取り組むのも。


全ては愛である。


偽りを捨てさせ、本来の自分を生きるよう強く働きかける。


誰かが自分を変えてくれるだとか、そんなことはありえぬ。

自ら掴め!


自分の人生を生きている人と、他人の人生を生きている人は全く違う。


自分らしいかどうか。

一瞬一瞬問いかけていると、本来の自分に近づいていくのだ。


見た目にも、声にも、言葉にも、それがはっきりと現れる。


本当に自分を大切にしている人だけが、愛で他人を大切にできる。


他人の人生を生きる愚かな庶民どもよ!

イワシはイワシらしく、サンセバスティアーノの小エビたちのように、小麦粉をまぶしてフリットになるがよい!


そして新鮮なライムをキュッとしぼって、ぽいぽい口に放り込んでくれるわ!!!


宇宙にその他大勢の一般ピーポなど存在せぬ。

私はダメだ、と思い込んでいる人間たちがいるだけだ。

なぜダメだと思い込むのか?

それは他人と比較しているからである。

見た目

学力

運動能力

収入

そうした要素で自分はあの人と比べてダメだから、、

そんな風に比較の世界で生きている。


だからダメなんだよこのブロイラーどもが!!!

🐔🐔

ブロイラーどもの末路はからあげクンがお似合いだな!!