友人の秋吉くんの手助けで、10年ぶりに母校の剣道部へお邪魔してきた。


ドキドキ!

土器。

卒業した2003年。
それから数年後に校舎が新しくなり、男子校で荒かった雰囲気もシティでモダンな共学の進学校に。

懐かしい!!

ナポリで剣道を教えることになり、原点に立ち返りたかった。

大濠高校の剣道部は強い。
凄まじく(^◇^;)

部員一同、身体能力が常人ではない。。

在学時代はそれを嫌というほど思い知った。


「剣道の目的は人格形成である」


という言葉がある。

剣道の教科書の冒頭に掲げられた言葉で、私もそれを信じているし、外国で剣道の話をするときに、必ず口にする。

高校時代、試合で勝つこと、強さについて、この時ほど疑問を感じたことはなかった。



恩師である黒木先生は、いつも生徒一人一人の人生を考えて指導されていた。


それでいて強い。勝つ。



高校生たちの稽古をじっくり見学。

ハード!

だが決して強度高い訓練なだけではない。

試合のときに、抜け目なく隙を狙って撃つこと。
よく打たれて負けるシーンを想像し、そのシミュレーションで逆に打ち勝つ練習など。

最新のスポーツ心理までもが取り込まれていた。

さすが全国一。。









当時の道場の写真が飾ってある。

毎日クタクタで、いつも教室の机で寝ていた頃を思い出す(^◇^;)



たくさんの切り返し。

そして、追い込みと呼ばれる、道場の横スペースいっぱいを使って、メンコテドウそれぞれ小さく打突&踏み込む練習。

一対一に分かれ、メンを打つのだが、踏み込まずすり足で前進し、竹刀を弾きあげずにメン上で止める練習。

それから各基本打ち。

それぞれの選手が練習したい技の自由稽古。

その後、地稽古。

最後は掛かり稽古でフルアウトする。

勉強になります。

高校生たちと地稽古もさせていただいた。

池田くんたちは双子! 

一人一人、速い、うまい、勝ちに行く動きがすごい。




この日は剣道世界一の選手、竹ノ内くんが来てた。



でっかい人がいるなあ、、と思ったら本人。
以前、彼が全日本剣道選手権で最年少優勝したときに、記念品で黒いマグカップをもらったことを思い出した。

さっそく記念に地稽古をお願いしてみた。

はじめ!!


相川ナポリ介
「うりゃっ!!」

竹ノ内怪物くん
「ほいっっ(するり ちょこり)」

相川ナポリ介
「ぬぬぬ」

竹ノ内怪物くん
「メンっっ」

相川ナポリ介
「ポコッッ・・・えっっ?!えっ、、」


ミエナカッタ。。

( ゚д゚)


世界一の選手の剣さばきは、もはやまったくの別次元だった。。

小学生と大人くらい違う。

早すぎだろ!
反則です(T . T)

全てが今までまったく体験したことのない剣道で、純粋に笑いが出た。。

こんなの怪物と本気でやりあう人たちって、いったい。、、


稽古後は、原液を退かられた黒木先生と、竹ノ内くんたちとランチへ。

彼はカレーが好物とのこと。

そ、素朴だなチャンピオン( ゚д゚)

剣道部強いなあ、、
日々の稽古の賜物か。。


久しぶりの学食。
値段変わってなかった( ゚д゚)

朝、うどん食べて教室に駆け込んだなあ、、

高校生たちにボイトレをという依頼を受け、さっそくレクチャー

腹式呼吸しやすくなるストレッチに、胸部共鳴を高めるワークアウトをお伝えした

記念にTシャツいただいた!

新監督の森先生、ありがとうございます!



爽やかな若きアスリートたち!

彼らが日本の高校剣道界のエース。