聖地。
那智の滝。
あるか空の上から大地に降り注ぐ水しぶき。
山の上から海に向けて流れいてく清き水。
かつて、花山上皇がここで1000日に渡って仏道修行を行ったと言われる場所。
熊野古道に行って来ました。
山から山を越えて。
あまりに険しく遠い道のりをドライブ。
三半規管弱い人だと確実にオエップとなってしまうであろう道程。
大阪から4時間。
遠い、、
車が発明されるまでは、往復一ヶ月かかっていたと言われる熊野古道。
延々と続く山道。
昔から一度参拝してみたかった!
感動!
熊野那智大社でご祈祷をお願いしてみたら、なんと巫女舞まで披露してくださった!
貴重な体験だ。
エジプトのピラミッドにしても、イランのモスクにしても。
聖地のようになっている場所に行けるのは本当に幸せなこと。
大きな力に活かされていることを、ひしひしと感じることができるから。
人間の力が弱く、自然に翻弄されなすがままだった時代。
雷や嵐は恐れられ、絶対的な存在へ祈るしかなかった。
それから産業革命があり、科学が発展。
いつしか祈ることは時代遅れになり、目に見えないものへの尊敬心は消えていった。
この数十年は物質文明と精神文化復興の過渡期。
かつてイタリアルネサンスが、合理的で自由な思想の復興であったように。
目に見えない存在への崇敬、精神を思い出すタイミング。
そうして、発展してきた近代文明が精神と調和し、平和が実現するのです。
日本は世界の辺境。
ユーラシア大陸の隅っこの島。
世界人口70億に対して、ほんの1億。
それなのにこれだけの存在感を放つ、独特な文化を発展させてきた。
この島国には、物質文明と精神を調和させられる土壌があるからです。
カミがいるからです。
一人で静かに聖地に佇む時間。
想っていることが現実化するだけ。
信じていることが現実化するだけ。
だから、自分が発しているエネルギーが全て。
人間が持つ無限で有限な可能性は、大いなる存在を100パーセント受け入れた時に発揮されます。
心をクリアに、穏やかにしていると、自然と聞こえてくる声のようなものがあります。
行き詰まった時は、静かに息をすること。
聖地が一番簡単。
自然が空気を整えてくれているから。
いきたい!そう思った時がベストタイミング。
ほとんどの人が言い訳を並べて、今この瞬間に降ってきたアイディアを、遠く未来に追いやってしまいます。
アイディアやインスピレーションは生物。
熟成して美味しくなることも稀にありますが、自然界のほとんどのものはとれたてが美味。
時間が経つと腐ってしまいます。
「ふと」降りてきたアイディアを生かすも殺すも自分次第。
柔らかい軽やかな心でいることです。
さて。
あなたが「ふと」いきたいと思ったところはどこですか?
コメントどうぞ!
by 相川陽介