心を高い次元に置くことです。
起こる出来事に無駄なことは何もないのです。
できないことは、もしかしたら、やらなくていいことというサインなのかもしれません。
僕にもそういうことがありました。
3年前、ナポリで車を買ったことがありました。
地中海の海辺の道を、オープンカーでドライブしたい!
そんな夢があったからです。
色々な中古車屋を探して一台見つけました。
ナポリの自宅は山の上なので、車がないと暑かろうと寒かろうと、山道を30分以上かけて上り下り。
最寄りのレストランまで行くにも歩くと一時間かかるので、いつも自宅で料理していました。
それはそれでとても素敵な体験でした。
それで車を買おうとしたんですが、最初からなかなかうまくいきませんでした。
まずお金の工面がつくまでに四ヶ月。
イタリアで車を購入するための事務手続きに六ヶ月。
そしてようやくようやく購入したと思ったら、購入して5分後に路上で謎のエンジンストップ。
車屋を呼び出したらバッテリーが古すぎたようで交換。
一ヶ月乗っているうちに、車の欠陥が次々と発覚。
ちょうどその頃、イタリアのステージが急激に増えてきて自宅にいる時間がなくなったので、それを機に車を手放すことにしました。
ナポリでドライブすることは夢だったので、ちょっと辛かったのを覚えています。
ちょうどよいタイミングで地元の友達がその車を欲しいと思っていて、その彼に譲りました。
ちょうどその時、とても大事にしていた自宅を一旦引き払うことにしたのでした。
イタリアのステージがとても忙しくなって自宅にいる時間がほとんどなかったから。
今思うと微々たる家賃だったけれど、ほとんど家にいないのに家賃を払っているのは?と考えたからです。
でも、大好きな家を手放すのは辛かったことを覚えています。
もう少しお金があったら、、と、その時の気持ちを覚えています。
それから一年半。
ナポリの海辺をしょっちゅうドライブしています。
イタリアで外国人が車を持つと、それだけで何かと事務手続きが面倒でしたが
今では気軽なレンタカーを乗りたい時に乗りたいだけ使っています。
ナポリの自宅にも戻ってきました。
大家さんに相談したら、滞在したい時に滞在したいだけ日割り家賃で滞在して良いということになりました。
おまけに掃除やガス電気などの手配もしてくれるので、前よりラクになりました。
つまり長い目で見れば、その時その大事にしていて好きなものを手放す必要があったということです。
今思えば、雛鳥が巣を飛び立って大きな世界に出て行くキッカケだったのでしょう。
その時手離さなかったら、きっと今みたいに、さらにラクに軽々と世界中を飛び回るようにはなっていなかったのです。
問題に直面した時、どうして?!と疑問に思うのは自然なことです。
その時はまるで理由がわからないものです。
このじゅんさんの場合、まず考えるのをやめることです。
一旦、不安に感じてることやモヤモヤをスーーット吐き出してしまいましょう。
それから、心地よい気持ちになれる場所に行くことです。
自然が綺麗なところか、景色の良い高い場所、または神社がお寺が良いでしょう。
穏やかで満ち足りた気持ちになったら。
信頼できる友達に状況を素直に話してみたらいかがでしょうか。
きっと良い解決策が出てくるはずです。
お金の増減にこだわっていては、大切な気持ちが忘れられがちです。
こだわるべきは、気分。
自分がどんなエネルギーを発しているのか、なんです。
気分とは意識であり、視点であり、次元だからです。
一瞬一瞬を心地よく、快適に、気分良く過ごすこと。
なぜそれだけに集中するのか。
それが全てを生み出すカギだからです。
自分が発しているエネルギーが世界を作っているからです。
モヤモヤしてモンモンとし続ければ、そのままの世界が創造されます。
ルンルンしてキラキラしていれば、そのままの世界が創造されるのです。
だから、本当に気分だけなんです。
それが全てなんです。
そうして気分良くいれば、自然と素晴らしいアイディアが降り注いできます。
これは本当なんです。
何かに頭を抱えている方も、この解説を読んでいらっしゃるかもしれません。
そういう時は、気分転換。
海や山、心地の良い呼吸ができるところに一人で出かけてみてはいかがでしょうか。
大抵、お寺や神社はそういうところにあります。
ゆっくりと座って、風景を感じながら美味しい空気で全身を満たしましょう。
空気とは空の気。
気持ちを空に飛ばせば、自然と意識が高い次元に調整されます。
その状態で日常のことに取り組んでみることです。
家族や仕事、恋愛や健康。
様々なテーマがあるかと思います。
どれも、自分のエネルギーを心地よいものに調整しておくことで、驚くほどうまく行くのがわかります。
さて。
あなたにとって、心がときめいてワクワクしたり、穏やかで平和で満ち足りた気持ちになる場所はどこですか??
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By相川陽介