「直感に従って行動するというのは聞こえがいいように思えますが、責任ある立場の方がそうしてしまうと多くの人を混乱させ困らせることになってしまうのではないでしょうか?」

「社会にさほど関わっていない方が自分の自由でやるなら良いのではないでしょうか?」

 

そのように考える方が、おそらく90パーセント以上。

理性。

論理。

常識。

 

かくなる僕もそのように受け取っていました。

 

「一瞬一瞬を気分良く過ごすことを最優先にする」

「ふと感じたことに従って行動する」

 

こんなことできっこない!

というかゆるされない!

そんな身勝手でいい加減で気まぐれな行動は、社会に大きな影響力を持つ使命の自分がやるなんてゆるされない!

女の子なら許されるが、男は無理!

とはいえ、そう抵抗したのは5分間ほどですが。

 

その基準で発想し行動し始めたらば、その瞬間に世界が変わりました。

というか、本来の世界が姿を現し始めました。

その結果どのようになっているかは、この記事を読んでくださっている方がご存知の通りです。

 

世界的に強い影響力を持った人物が、ふと感じたことで行動した例を一つ紹介したいと思います。

 

1959年、ローマ教皇ヨハネ23世、ふと思いついて重大決定。

「キリスト教会を時代に合わせて改革したい!」

世界中の司教を集めて会議開催。

動機は、「長い熟考の結果ではなく『予期しないところにふと訪れた春の木々の芽生えのように生まれた』と発言」

 

世界に12億人いるカトリック教会の元締めがローマ教皇です。

偉いです。影響力強いです。

キリスト教というのは、宗教の一種です。キリストという人が2000年前に始めました。

ローマ教皇はイタリアのローマに住んでいます。ローマはイタリアの首都です。

そのローマにヴァチカン市国という、世界で一番小さな独立国があります。

そこのボスでもあります。

 

今から57年前のことです。

 

この会議というのがキリスト教徒の人たちにとって、とても大事なのです。

何を信じればいいのか、どんな風に信じて祈ればいいのか決める会議だからです。

日本で言えば、神社にお参りするときに、手をパンパンと二回叩くのか三回叩くのか、そゆことが決まるということです。

キリスト教会というのは、ものすごく資産を持っています。

だから、その会議の結果で多額のマネーが世界規模で動きます。

 

そんな重要な会議を開催することにした理由は。

 

「ふと思いついたからです」

 

だったんですね。

すごい!

思いついて、それからバチカン市国をふらり出て、近くの教会に集まっていた仲間に

「あの、会議やることにしました」

「!!!」

と宣言したんですね。

 

それから3年がかりで用意から会議終了まで。

その会議で決まったことは、20世紀のカトリック教会において最も重要な出来事として記憶されているのです。

 

世界の12億人に直接的に影響を与える人が、そのように「ふと」思い立ったことを指針に行動されているのですから、なんだか誰でもそのように行動して良いような気がしますね!

 

さて。

 

あなたは直感に従ってどんな行動をとっていますか??

 

コメントどうぞ!

 

by相川陽介