近所の友人宅から戻ってお風呂にお湯を張ろうとしたら水しか出なかった笑
途中からちょびっと出たけど止まった笑
おかげで5分間ガタガタ震えて、久しぶりに体の芯まで凍えた。。
キッチンの火がつかないからお茶いれられない
洗濯機あるけど動かない
暖房あるけどつかない笑
大家さんにいったら、「残念だね。車で街まで30分かけておりてきてくれればいつでもコーヒーをご馳走するよ」とのこと
洗濯機動かない→お隣さんに借りてください
お湯でない→お隣さんところでシャワー借りてください
キッチンの火がつかない→残念です
暖房つかない→残念です
これぞナポリ人魂!!
とことんいい加減だなーー
自分で買ったちっこい電気ヒーターつけて、一人がけソファにすわってのんびり読書することに
美味しいシャンパン飲みながら至福の時。
久しぶりのナポリらしさがむしろ新鮮に感じる。
ここ三カ月スイートルーム暮らしだったから、完璧なサービスに慣れてしまっていたのです。
住み始めた4年前、ネットをつなぐために工事を依頼したら開通まで三カ月かかったり笑
車乗れなかったので、毎日片道30分の山道を歩いて往復したり。
クリスマスにお湯でなくなってガス業者は休暇でこないから復旧に三日かかってお隣さんとこのシャワー借りたり。
バス停で来るはずのバス待ってたら1時間半たってもこなくて出かけるの諦めて帰宅したり
車でいけば1時間でいける場所に、電車とバス乗り継いで4時間かけて行ったり。
イタリアに住むための許可書の申請に何度も何度も何度もクエストゥーラに通って、アフリカ人や中国人の難民でごった返す行列の中を一日中待ったり。
ようやく買ったクルマが、買って10分後に高速道路走ってる時にエンストして死ぬかと命の危機を感じたり。なのに車屋は一切責任とらないことにびっくり!
今改めて振り返ると、本当にスゴイ!
よくそんなん耐えてました。。
当たり前なことの有難さ。
つくづく痛感します。
海外では、生きるためだけでも滞在許可証が必要です。なければ強制送還、犯罪者扱いをされてしまいます。
その許可を得るためには、イタリアでは難民の皆さまと一緒にクエストゥーラというお役所の待合室で一日中待ち続ける必要があります。あまりに扱いがヒドイので、それに怒ったアフリカ移民さんが立てこもり暴動を起こして、軍隊が鎮圧に出動することがあったほどです。
日本に生まれ育てば、日本国内で生きることに誰の許可もいらないのです!
すごい!
買ったばかりのクルマが既に壊れてるなんてこともよほどのことがないとありません。
すごいニッポン!
お湯でないとか新品の洗濯機が動かないとかよほどのことないとありません。
すごいニッポン!
電車もバスもほぼ時間通り来てくれます。
すごいニッポン!
スイートルームの快適さにしても、多くのホテルスタッフの皆さんが日々はたらいて下さっているおかげ。
日本の電車やバスの運営も、日夜丁寧におつとめしてくださってる方々のおかげ。
日本でほぼ期待通りのサービスを享受することが出来るのは、日夜真面目におつとめして高いモラルを発揮してくださっている方々のおかげです。
そんな国になったのは、我々のご先祖様たちのおかげです。
争いごとを好まず、思いやりを持って助け合い、調和を尊び、自然との共生を大事にするとても美しい精神文化。
それに触れる度に感動させられます。
でも、私たちの祖国日本、素晴らしい国だと思うのですが、海外で生活していていつも思うことがあるのです。
息苦しさ。
ガチガチの常識、当たり前、世間様に縛られ、相手を縛りつけるストレス。
我慢、努力、自分より他人。
イタリアに四年住んでいても、まだまだ自分の中にそういった制限が残っているくらいです。
もう少し力を抜いて気楽に生きれたら、もっと素晴らしい国になるのではないかと思うのです。
ほんの少し手を休めて、外の世界に触れてもらいたいのです。
僕たち日本人が当たり前にやらなきゃいけない、しなければならないと信じてることは、実はそうでもないということ。
拍子抜けするくらい、ほんわかと固定概念が和らぐのではないかと思うのです。
創造の秘密は、想ってることが現実化するだけ。
ポイントはエネルギー。
つまり、気持ち次第ということなんです。
いいんです、常識に縛られたままで。
生活も、価値観も、仕事も家も人間関係も。
何も変える必要はないと思うのです。
ただ、自分を優先することを許してあげることだけ。
朝、まだ寝ていたい。なら起きたくなるまで寝ていてほしいのです。
ご飯の支度とお弁当用意するのが億劫。なら、用意せずにゆったり好きなお茶でも飲んでほしいのです。
会社に行きたくない。なら、遠慮せずに休みます電話してほしいのです。
飲み会に出席しないと白い目で見られそう、だけど行きたくない。なら、行かないで、自分のために好きなことをさせてあげてほしいのです。
部屋が寒い。なら暖房やヒーターをつけてあげてほしいのです。
疲れて歩きたくない。満員電車にも乗りたくない。なら遠慮なくタクシーに乗せてあげてほしいのです。
赤ちゃんを扱うように、赤ちゃんを育てるかのように丁寧に自分を扱って頂きたいのです。
赤ちゃんを抱っこするように、優しく自分を扱って頂きたいのです。
全てがうまくいくポイントはそこだけです。
自分を優先できた時、どんな気持ちが湧いてくるでしょうか。
こんなワガママをして、あとでよくないことにならないだろうか。。
大丈夫。
なりません。
一時的に悪口を言われたり嫌な反応があるかもしれませんが、それはあくまで一時的なもの。
長い目で見れば、自分を最優先した選択は必ずうまくいくようになっていました。
自分を犠牲にした選択は、その時だけ取り繕えますが、すぐに自分を蝕むガンとして顕在化してくるのです。
痛み。諦め。不安として。
自分を優先して選ぶ。
さて。
あなたは今日どんな風に自分を優先しましたか??
明日、どんな風に自分を優先しますか??
コメントどうぞ!
by相川陽介