【お金に愛されること。】
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「私、特殊な体質で、実は目に見えないものが見えるんです・・・」
「そ、そう」

「相川さんあそこ知ってます?〇〇神社なんですけど、あそこに行くとぞわっとするんですよね」
「風邪ひいてたんじゃない?」

「大地と宇宙のエネルギーを全身で繋がるから、私は大きな愛に抱かれてるんです。全存在を信頼してるんです」
「ほんとだといいね、、」

「それで、私って〇〇エンジェルがついてるって言われたんですけど、ほんとですか?」
「フケがついてるのは確実だね」

「え? よく聞き取れませんでしたけど・・・それで、私、これから何をすればいいか、アドバイスを頂きたくて、相川さんに会いに来ました。」
「イルカと泳いだ方がいいんじゃない?」

「え?イルカ?違いますよ違いますよ。愛を循環させたいんです。愛を。お金ってエネルギーっていうじゃないですか。」
「つまり、稼ぎたいんだね?」

「うーーーそういうと、なんかメンタルブロックがあるんです、、あ、でも私はお金を愛してるんです。ほら、財布見てください。〇〇さんの黄色いヤツです。月夜に振ると金運がよくなるんです。」
「・・・カツ丼食べる?」

「え?なんでカツ丼ですか?どんな意味ですか?」
「いや、カツ丼は適当に言っただけだけど、お金稼ぎたいんだったら、商品作って売ればいいよ。気持ちとか財布とか月とか関係ないけど?」

「えっ、、でも、〇〇さんがそう言ってたんです」
「本人が『知らぬが仏』って言ってたよ。ほら、グッズ販売って利益率高いからさ。」

「でも、あの人からは黄金のオーラが見えるんです・・・」
「僕には加齢臭と甲高い声しか聞こえないけどな。どう信じたいか勝手にすればいいけど、現実は現実だよ。あなた、そんなこと言ってたって、食事にはお金使うし、老眼だからメガネかけてるでしょ?文句ばっか言ってるけど、あなたが勤めてる会社がくださる給料で生活してるよね?少しは感謝したら?」

「・・・・・」
「僕はね、不思議な世界のこと否定してないよ。ホント、神様いると思うわ。だけどね、誤解しちゃいかんよ。ここ地球。空飛べないでしょ?瞬間移動できないよね?お金欲しいんだったら一生懸命働きなよ。勤め人でも自営でも変わらんよ。」

「そうなんですか。てっきり、自然とお金が入ってくると・・・」
「うん、もちろんそのレベルの人もいるよ。そうなるためにはね、まずは今の状況に感謝することだよ」


おかしい人がいるもので、先日、博多でコンサルティングしている最中に隣の席からそんな会話が聞こえてきました。

不思議な世界のことが認知できない人ほど、なぜかそれがわかると思いたがる傾向があるようで。

商売は実にシンブルで、商品作って売るだけ。そして管理。

ビジネスオーナーや投機家や投資家は別で。

目に見えない存在を信じたり、畏敬の念を持つことはものすごく重要なこと。

でも、キリスト教でもイスラム教でも仏教でも新興宗教でも、カネがないと組織存続は不可能。

かつてのドイツの独裁者はホロコーストのスケープゴートになってますが、当時は救国の英雄。経済政策成功して圧倒的な支持率。

やっぱお金は大事だ。ここは資本主義経済末期の2016年地球だから。

お金に愛されてる人は、やっぱふつうの人とは習慣違います。
僕の観察する範囲では、

現金持ち歩いてる額が数十万単位。

服装がオシャレでその人らしさが伝わってくる。オリジナリティ感じる。質が高い。

財布の質が高い。長財布。整理整頓された中身。

お金の支払い方が美しい。すうっと差し出す。

経済や政治の動向にとても詳しい。

お金の流れを見る力がある。

お金を生み出すのがとてもうまい。

反対に、お金に嫌われる人は
・お金は悪者で、苦しめられる不自由な存在だと思ってる
・イヤイヤお金を払う
・安物を買って結局無駄にする
・大量工場生産のジャンクフードばかり食べている
・なるべく目立たない他人と同じ格好を選ぶ

そういうの素直に真似ちゃう人がうまくいく人。