大人になってから「自腹で」勉強をしている人たちは優秀で勤勉な人たちである傾向があるように思う。


行動的かつ主体的。


モチベーションが高く、様々なことに挑戦している。


結果的に起業したり、組織で責任ある地位について、周りの人から信頼されるのには自然なことだと思う。


先進国に生きる人の5割は、義務教育プラス大学等の高等教育を終えてから勉強をしない。


自分も同じように勉強してきたし今も続けている。



勉強には二種類がある。

一つは人生勉強。

二つ目は知識・スキルの習得という意味での勉強だ。

人生勉強は、どのような生き方を選ぼうとも絶対に避けることができないものだ。

ごくたまに、それを放棄した人と出会うことがある。

他人の意見を取りいれることや、現象・自然から学ぶことをしない生き方を選んでいる人だ。

「頭が固い人」「独りよがりな人」あるいは「自分の考えがしっかりした人」とも言えなくもないだろう。

このタイプの生き方を選ぶ人に老若男女の違いはない。

そしてそれを選ぶことは間違いというわけでもない。

選択だ。


勉強をするかしないか、というのは個々人の自由である。

勉強をすることがその人の能力を高めることないし才能の発揮に絶対つながるというわけでもないことは真実だ。

「勉強している=自分を高める努力をしている=安心」

と思いがちだが。しばしば、

「まだそれをするのに充分なスキルがない=だから勉強する=チャレンジしない」

という逃げの口実とすることもあるようだ。


アーティストとして生きることを選ぶと一生二つ目の意味での勉強を続けることになる。

だがそれはよいものを生み出すためには不可欠なことであるし、同様に自分で考え生み出すことも必要だ。

知識・スキル習得の意味での勉強を深く探究していくとそれが自然と昇華し、人生と直結していることがわかる。

例えば、楽器や歌の演奏家の演奏表現は、その人の内面を聴衆と分かち合うものだ。

内面に何があるか。

それを音声に変換して伝える。

朗読に50年取り組んできたある先生が
「朗読の本質はお客さんとのコミュニケーションだ」
と言っていた。


自分で仕事を作るというスタイルを選ぶことは、つまり自分と社会とのコミュニケーションである。

自分が伝えたいことをうまく伝えられると、報酬が得られる。

伝わらないと儲からない。

コミュニケーションの本質は「信頼関係」であり、「信頼関係」を築くためには相手を理解する必要がある。

相手を理解することを、お仕事では「マーケティング」と呼ぶ。

ある人気講演家が
「講演で聴衆の気持ちをつかむには、聴衆が思っていることを言えばいいんだ」
と言っていた。

コミュニケーション能力を高める勉強とは、単に一つのスキルを高めることではないということだ。


声、話し方、そしてお仕事、アート。
つながっている。



5月「笑えて泣けてためになる!話し声・話し方」新講座開催


「セミナーや講座を開催するので、話し声と話し方を上達したい」

「想いが伝わる声を手に入れたい」

「トークをさらに上達したい」

「ノドが疲れやすいので、もっと効率よく声が出るようにしたい」

「カツゼツが悪いと言われる」

「自分の声にコンプレックスがある」

「カウンセラーとして相手の気持ちを引き出す話し声を手に入れたい」

「話のプロとしての技術を高めたい」


という要望に応えて。


人と話すのは結構好きだし、話を聞くのも好き。

自分のやりたいことは人とのコミュニケーションだと思う。

声について専門的にレッスンを受けたことはないけれど。

話すことをお仕事にして成功している人にあこがれる。

一言一言で、会場がわっーーっとどよめく。

参加者が、笑い、泣く。

人柄がひしひしと伝わってくる。

一言一言が本当に深い。

時にお笑い芸人みたいに、時にお坊さんみたいに、時にお父さんのように、時に恋人のように。

まるでお芝居を見ているようなドラマチックなトーク。

あんな風に話せたらいいけれど、逆立ちしてもできる気がしない。

自分らしいスタイルの話し声、話し方なんてあるのだろうか。

人まねでない、自分だけの・・・


様々な声があるかと思います。



相川も今となっては話し声・話し方をお褒めいただくことが多くあります。

そして声の芸術家としては歌、朗読を中心に活動しています。

ヴォイストレーナーとして、日本全国4000人の声に関わってきました。

でも元々、声は自分にとってコンプレックスだったのです。

高校時代、剣道部だったのですが、あの独特の掛け声がでず。

元々、低音で通りにくい声質。

剣道の先生から「相川!もっと腹から声をだせ!」と叱られても、出ないものは出ない。

すると、周りの生徒から自分の話し方と声を馬鹿にされるようになり。

すっかり声を人に聞かれることが怖くなって、人と話すのが嫌になってしまったのでした。

変化が訪れたのは、大学生になったある日。

ある授業の時、課題を発表する時間がありました。

発表を終えた時に教授から
「内容はまったくだめだけれど、声がいいわね」
と褒められる。

完全にコンプレックスだった声を初めて人から褒められた経験は自分の人生を一気に変えました。


その後、ある経営コンサルティング会社に見習いで入社し様々なコンサルタントさんのトークを間近で観察しました。

そこで、起業するためには営業力が必要だと痛感し、歩合制のセールスの会社に転職して何千万円と稼ぐスーパーセールスマンを観察しました。

どのような仕草で、どのような言葉を使って、お客さんと話しているのか。

毎日毎日、必死になって観察していたら、やる気を認められて可愛がっていただきました。

スーパーセールスマンたちは一人一人、全くと言っていいほどスタイルが違いました。

よくしゃべる人もいれば、寡黙な人もいて、知的にロジカルに話す人もいれば、情熱的にしゃべる人も。

そして、善意で仕事している人もいれば、人を騙すことに悪意を感じない人も。

声と話術も、どういう人格・動機で使われるかなのだなと学んだのでした。


そして、2006年についに声の芸術家として起業。


実戦経験が第一だと考えて、最初の年に100回を超える公演をやりました。

同時に、麹町にある俳優養成所に通い始め、声の表現について学びました。

また、NHKの元アナウンサーさんから朗読について教わりました。

「朗読のコツは、お客さんとのコミュニケーションなんだよ」

この言葉を、実際の公演の中でよく痛感しました。

2007年に話し声をヴォイストレーニング開始。

世の中になかったので、評判が広がりどんどんレッスンをする回数が増えました。

企業での研修や、大学・専門学校で授業もあり。

一流といわれる講演家の話し声・話し方の分析もやりました。

一流といわれる話し手には四つのモデルがあることがわかりました。

2010年に全国64万部の雑誌にカラーで紹介されてからいっきにレッスンが増加。

2011年からは全国でヴォイストレーニングを開始。

さらに本場イタリアのヴォイストレーナーにマンツーマンで師事。

日本とイタリアを往復。

そして2014年にイタリアへ移住、今に至る。


さて、その経験値を元に生まれたヴォイスアカデミア。

話し声コース中級クラスとして次のプログラムを用意しています。


・第一回『自分の声を深く知る』
まずは自分の声がどのような印象を与えているかを客観的に知ります。
本来ラクに声を出した時にどのような声なのか。
そして、どんな話し方が自分にあっているのかを選択します。

・第二回『声がよくなる仕組みを知る』
闇雲に大声をだしていても、効率の良い声の出し方は身につきません。
身体と声のメカニズムに基づいて、順を追って本来の声を成長させます。

・第三回 『自分らしい心地よい声の出し方を知る』
ラクに通る声というのは、力で思いっきり出す声とは違います。
骨の響きを活かし、声帯に負担をかけずに発声することを習得します。


・第四回 『相手の心に響く声と言葉を選択する』
声はコミュニケーションであり、相手と状況によって変化させる必要があります。
どのような状況にも対応できるよう、声の表現力の幅を広げるトレーニングを行います。
そして、聞き手の立場にたった言葉の選択方法を学びます。


・第五回『自分スタイルの話し声・話し方を創造する』
これまでの成果を踏まえて、改めて一人一人お話いただきます。
受講前の声と話し方が抜本的に違ったものになっているのを体感します。


全五回、合計12.5時間で話し声と話し方をドラマティックに変化させる講座。

400を超える公演経験と、4000を超えるレッスン、そして声の学びのための1000万円を超える投資。

その集大成の一つであるこの講座を、必要としてくださる方に届けるため、79,000円で受講いただけるようにしました。

初めての開催となる5月、意欲のある方との出会いを楽しみにお待ちしています。


(文・相川)



ーー【ヴォイスアカデミア 話し声コース 中級クラス】ーー


◆日時場所

・東京 恵比寿近辺
5月14日(木)、5月15日(金)
6月16日(火)、6月17日(水)、6月18日(木)
19時~21時半



・福岡 天神博多近辺
5月23日(土)、5月24日(日)
6月4日(水)、6月7日(日)、6月12日(金)

平日19時~21時半
土日14時半~17時

※会場の詳細は受講者にのみ連絡いたします。


◆プログラム全五回 各2時間半 (計12.5時間)


・第一回『自分の声を深く知る』 
声診断を受ける
声の印象フィードバック

☆☆以下は毎レッスンで実施する固定メニュー
下半身ストレッチ
グラヴィティフォール
ブリッジブレス
アルマジロブレス
ベルカント発声「リップロール」
ベルカント発声「ドレミファソファミレド」
滑舌「あめんぼ赤いな」
課題「感動したこと一分間スピーチ」
☆☆

レッスンの振り返り


・第二回『声がよくなる仕組みを知る』 
声がでる仕組みについて学ぶ
声がよくなる四つのステップについて学ぶ
呼吸全般について学ぶ
忠犬ハチ公トレーニングを習得する
黒猫ジジトレーニングを習得する
呼吸と発声をつなげる
☆☆固定メニュー
レッスンの振り返り


・第三回 『自分らしい心地よい声の出し方を知る』
ベルカント唱法について学ぶ
各母音の発音を学ぶ
表情筋トレーニングを習得する
☆☆固定メニュー
レッスンの振り返り



・第四回 『相手の心に響く声と言葉を選択する』
心理コミュニケーションの概要を学ぶ
課題「私が人生で表現したいこと3分スピーチ」
☆☆固定メニュー
レッスンの振り返り


・第五回『自分スタイルの話し声・話し方を創造する』
課題発表
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まとめ


◆募集人数
各20名限定

◆受講費


一般 79,000円
門下生割58,000円


※税抜き価格
※お支払いはお振込みのみとさせていただいています。
※門下生割引の対象は、既に入門料をお支払いただいてレッスンを受講している方です。


◆注意事項
・代表相川への質問はすべて講座受講中のみお受けいたします。
・受講者同士の人間関係構築については節度を持って各自の責任で行ってください。
・講座外でのトラブルについてはソラオトは一切責任を負いかねます。
・受講者本人の意志と努力を応援するものですので、ご自分で主体的に行動される方のみ受講ください。


◆キャンセル規約
・お振込みいただいた後にキャンセルされても返金はいたしかねます
・受講中受講後の返金もお受けいたしません


◆お申込み
案内文をよくお読みいただいて趣旨に賛同いただいた上、お申込みフォームからお申し込みください
https://39auto.biz/soraoto/touroku/entryform31.htm