こんにちは!
声の芸術家、相川陽介です。
「ヴォイストレーナーって、どんな人たちなの?」
ということで。
イタリアのマエストロ、ミケランジェロ・クルティ氏の教えについて、お話したいと思います。
前回までで、
「師匠は一人か複数か?」
ということについて、お話しました。
では、クルティ氏の教えに入る前に。
ヴォイストレーナーって、どんな人がいるの?
ということについて、お話してみましょう!
これまで5年間の歳月だけですが、いろいろなタイプのヴォイストレーニングに触れてきました。
なぜなら、自分の声をよりよくしたいと願ってきたからです。
本を読み漁り、いろいろなトレーナーから教えていただいてきました。
大別すると、5つに分かれます。
1、柔らかい軽い発声を重視するタイプ
最もこのタイプのヴォイストレーナーが世の中に多いです。
このタイプは、ベルカント唱法、という発声法を使ってトレーニングを展開していきます。
トレーニングの課程としては、柔らかく、のどに負担がかからないような発声練習を繰り返すこと。
好まれる声質は、明るさ、すなわち輝度の高い声です。
結果として、のびやかで自然な高音域の発声が手に入るようです。
綺麗な声を出したい!と思っている人には、おすすめしたいタイプですね。
特に女性。
世の中の、音楽大学をを卒業した声楽家さんたちが提供しているヴォイストレーニングは、おおむねこのタイプと思っていいでしょう。
2、大きな声からトレーニングするタイプ
自分の出せる最大の声を、声質には構わず、全力で出すトレーニングを展開するタイプです。
その過程で、のどを相当酷使します。
自分が出せる音域を、下から上まで最大限に活用します。
その結果、まず、声量が非常に上がります。
高音や低音といった、音域に問題があると感じている人には、とてもおすすめしたいタイプです。
話し声ヴォイストレーニングとしても、とても効果的です。
なぜなら、低音域の声量が、信頼感の伝わる声にほぼイコールになるからです。
珍しいタイプですが、日本人には非常に効果的なタイプのように思います。
3、心理を重視するタイプ
これは、「感情の解放」という演劇表現メソッドや、心理学のメソッドを活用するヴォイストレーナーのタイプです。
このタイプは、あまりヴォイストレーナーと名乗っていませんけれども、結果として声が伸びるので、ヴォイストレーナーとして認知しています。
相川は。
こころと声は、密接な関係をしています。
詳しくは、別の機会に詳述しますね♪
その過程で、メンタルワークを深く追求しますので、一回一回のトレーニングにかかる時間が、ほかのタイプに比べて長いのが特徴。
しかし、心理からのアプローチは、物理的なヴォイストレーニングで出せなかったような「根本的」変化を起こしてくれる可能性があります。
まったく声が出なかった人が、急にものすごく出るようになったり。
行き詰まりを感じているヴォイストレーニング上級者は、ぜひ一度試していただきたいタイプです。
4、体のことを重視するタイプ
これは、筋肉のストレッチングを綿密に行うことや、インナーマッスルのトレーニングに時間をかけるタイプです。
アレキサンダーテクニークや、整体、ボディメイキング、ピラティス、ヨガ、といったメソッドを活用したり、独自に開発したメソッドを使用する方もいます。
声と体は、とても密接な関係があります。
日本という国で普通に暮らすということは、それだけで人間の体に相当な無理をかけることになります(笑)
心にも。
僕は日本が世界で一番好きですけれど!
その、体にかけた無理や無駄を、少しずつ解きほぐし、声が自然とよく出る状態に導いていきます。
ヴォイストレーニングを受けに来たのに、なぜかずっとストレッチしてる・・・
なぜかずっとダンスみたいなのしてる・・・
そう思った方は、このタイプのヴォイストレーニングをやっているわけですね。
結果として、声以外の、体のことまでよくなってしまうので、一石二鳥のタイプです。
5、表現・演出を重視するタイプ
演出家、音楽プロデューサー、役者の方、なんちゃってポップス歌手がヴォイストレーニングを提供すると、このタイプに入ることになるようです。
このタイプは、いかに人に伝えるかという、表現の部分に重点を置いています。
1のタイプは、声はこう在るべき!という考えが強いのですが。
5のタイプはその在るべき姿よりも、「おもしろいかどうか」「魅力的かどうか」「売れるか」で判断するようです。
このタイプで凄腕の方のレッスンを受けることは、本気で声を仕事にしたいような人にはとてもおすすめ。
自分では気づけない声の魅力に気づける可能性があります。
以上、5つのタイプをざっくりと分類してみました。
実際のところ、1のタイプは1のタイプに徹することが多いです。
2から4のタイプは、1のタイプにいたものの、1のメソッドだけでは効果が出にくいことから、2から4のメソッドに派生したということが多いようです。
きっと、この記事を読んでくださっている方は、
「で、私にはどれがいいの?」
と思っているのではないでしょうか(笑)
東京や大阪、大都市に住んでハードに毎日仕事をしているなーと感じている、会社員の方には。
2と4のタイプの複合がおすすめです。
そもそも、体に問題があることがほとんどなので(笑)
優しく声を出すより、開放して全部出すタイプが、ストレスも発散できていいと思います。
主婦として、割とのんびり活動しているには。
ピンとくるものを選べばいいですね♪
ただ、1のタイプは、こうじゃなきゃだめ!という考え方の方が多いので、やっているうちに飽きやすいかもしれません。
でも、1のタイプは安価でレッスンを受けやすいので、このタイプの中から教え方が上手な人を選ぶのもまたよいかもしれません。
声楽をやっていきたい人は。
1です。
1に4年から10年時間を使って、その他のタイプも一通り体験することが一番。
その結果、声についての、自分なりの考え方ができてきます。
声楽以外の歌をやっていきたい人は、、、、
ナレーターや朗読、アナウンスをしていきたい人は、、、
既にプロフェッショナルとして声を使った仕事をしている人は、、、
自分の声の魅力をさらに高めたい人は、、、、
様々な問いかけがあるかと思いますが。
最終的には、自分がピンとくる人からのレッスンがいいですね!
レッスンをするということは共同作業。
この人尊敬できるなーとか。
顔が好きとか。
声がすきとか。
経歴に惹かれるとか。
人柄が素晴らしいとか。
そういうところで「合いそう」な感覚が、大事ですね。
≪体験レッスン開催中!≫
【東京 : 恵比寿】
1月11日(水) 19:15-20:45
【大阪 : 帝国ホテル】
1月17日(火) 19:15-20:45
※詳しくは こちら!
http://ameblo.jp/voice-artist/entry-11073148105.html
声の芸術家、相川陽介です。
「ヴォイストレーナーって、どんな人たちなの?」
ということで。
イタリアのマエストロ、ミケランジェロ・クルティ氏の教えについて、お話したいと思います。
前回までで、
「師匠は一人か複数か?」
ということについて、お話しました。
では、クルティ氏の教えに入る前に。
ヴォイストレーナーって、どんな人がいるの?
ということについて、お話してみましょう!
これまで5年間の歳月だけですが、いろいろなタイプのヴォイストレーニングに触れてきました。
なぜなら、自分の声をよりよくしたいと願ってきたからです。
本を読み漁り、いろいろなトレーナーから教えていただいてきました。
大別すると、5つに分かれます。
1、柔らかい軽い発声を重視するタイプ
最もこのタイプのヴォイストレーナーが世の中に多いです。
このタイプは、ベルカント唱法、という発声法を使ってトレーニングを展開していきます。
トレーニングの課程としては、柔らかく、のどに負担がかからないような発声練習を繰り返すこと。
好まれる声質は、明るさ、すなわち輝度の高い声です。
結果として、のびやかで自然な高音域の発声が手に入るようです。
綺麗な声を出したい!と思っている人には、おすすめしたいタイプですね。
特に女性。
世の中の、音楽大学をを卒業した声楽家さんたちが提供しているヴォイストレーニングは、おおむねこのタイプと思っていいでしょう。
2、大きな声からトレーニングするタイプ
自分の出せる最大の声を、声質には構わず、全力で出すトレーニングを展開するタイプです。
その過程で、のどを相当酷使します。
自分が出せる音域を、下から上まで最大限に活用します。
その結果、まず、声量が非常に上がります。
高音や低音といった、音域に問題があると感じている人には、とてもおすすめしたいタイプです。
話し声ヴォイストレーニングとしても、とても効果的です。
なぜなら、低音域の声量が、信頼感の伝わる声にほぼイコールになるからです。
珍しいタイプですが、日本人には非常に効果的なタイプのように思います。
3、心理を重視するタイプ
これは、「感情の解放」という演劇表現メソッドや、心理学のメソッドを活用するヴォイストレーナーのタイプです。
このタイプは、あまりヴォイストレーナーと名乗っていませんけれども、結果として声が伸びるので、ヴォイストレーナーとして認知しています。
相川は。
こころと声は、密接な関係をしています。
詳しくは、別の機会に詳述しますね♪
その過程で、メンタルワークを深く追求しますので、一回一回のトレーニングにかかる時間が、ほかのタイプに比べて長いのが特徴。
しかし、心理からのアプローチは、物理的なヴォイストレーニングで出せなかったような「根本的」変化を起こしてくれる可能性があります。
まったく声が出なかった人が、急にものすごく出るようになったり。
行き詰まりを感じているヴォイストレーニング上級者は、ぜひ一度試していただきたいタイプです。
4、体のことを重視するタイプ
これは、筋肉のストレッチングを綿密に行うことや、インナーマッスルのトレーニングに時間をかけるタイプです。
アレキサンダーテクニークや、整体、ボディメイキング、ピラティス、ヨガ、といったメソッドを活用したり、独自に開発したメソッドを使用する方もいます。
声と体は、とても密接な関係があります。
日本という国で普通に暮らすということは、それだけで人間の体に相当な無理をかけることになります(笑)
心にも。
僕は日本が世界で一番好きですけれど!
その、体にかけた無理や無駄を、少しずつ解きほぐし、声が自然とよく出る状態に導いていきます。
ヴォイストレーニングを受けに来たのに、なぜかずっとストレッチしてる・・・
なぜかずっとダンスみたいなのしてる・・・
そう思った方は、このタイプのヴォイストレーニングをやっているわけですね。
結果として、声以外の、体のことまでよくなってしまうので、一石二鳥のタイプです。
5、表現・演出を重視するタイプ
演出家、音楽プロデューサー、役者の方、なんちゃってポップス歌手がヴォイストレーニングを提供すると、このタイプに入ることになるようです。
このタイプは、いかに人に伝えるかという、表現の部分に重点を置いています。
1のタイプは、声はこう在るべき!という考えが強いのですが。
5のタイプはその在るべき姿よりも、「おもしろいかどうか」「魅力的かどうか」「売れるか」で判断するようです。
このタイプで凄腕の方のレッスンを受けることは、本気で声を仕事にしたいような人にはとてもおすすめ。
自分では気づけない声の魅力に気づける可能性があります。
以上、5つのタイプをざっくりと分類してみました。
実際のところ、1のタイプは1のタイプに徹することが多いです。
2から4のタイプは、1のタイプにいたものの、1のメソッドだけでは効果が出にくいことから、2から4のメソッドに派生したということが多いようです。
きっと、この記事を読んでくださっている方は、
「で、私にはどれがいいの?」
と思っているのではないでしょうか(笑)
東京や大阪、大都市に住んでハードに毎日仕事をしているなーと感じている、会社員の方には。
2と4のタイプの複合がおすすめです。
そもそも、体に問題があることがほとんどなので(笑)
優しく声を出すより、開放して全部出すタイプが、ストレスも発散できていいと思います。
主婦として、割とのんびり活動しているには。
ピンとくるものを選べばいいですね♪
ただ、1のタイプは、こうじゃなきゃだめ!という考え方の方が多いので、やっているうちに飽きやすいかもしれません。
でも、1のタイプは安価でレッスンを受けやすいので、このタイプの中から教え方が上手な人を選ぶのもまたよいかもしれません。
声楽をやっていきたい人は。
1です。
1に4年から10年時間を使って、その他のタイプも一通り体験することが一番。
その結果、声についての、自分なりの考え方ができてきます。
声楽以外の歌をやっていきたい人は、、、、
ナレーターや朗読、アナウンスをしていきたい人は、、、
既にプロフェッショナルとして声を使った仕事をしている人は、、、
自分の声の魅力をさらに高めたい人は、、、、
様々な問いかけがあるかと思いますが。
最終的には、自分がピンとくる人からのレッスンがいいですね!
レッスンをするということは共同作業。
この人尊敬できるなーとか。
顔が好きとか。
声がすきとか。
経歴に惹かれるとか。
人柄が素晴らしいとか。
そういうところで「合いそう」な感覚が、大事ですね。
≪体験レッスン開催中!≫
【東京 : 恵比寿】
1月11日(水) 19:15-20:45
【大阪 : 帝国ホテル】
1月17日(火) 19:15-20:45
※詳しくは こちら!
http://ameblo.jp/voice-artist/entry-11073148105.html