★声の表現力を高める



こんにちは!
声の芸術家 相川陽介です。


いよいよ11月に突入!
空高く、秋も深まってきましたね。
朝夕の風も冷たくなってまいりました。


そんな季節でも熱い場所と言えば、
お笑いの本場、大阪!


大阪なんばにある、よしもとのなんばグランド花月にて、
お笑いを見たこともあるのですが。


いやーほんと。



お笑い芸人は、声の表現力がすごい!
テレビでみても伝わってきますが、生でみると、ますます。




『なんでやねんっ!!!!!』



『どないやねんっっ!!!!!!』


会場、大爆笑の渦。



よくボイストレーニングを受ける方から、

『わたし、声に表現力がないんです……』

『話し方が単調で、つまらないっていわれます……』


なんておっしゃる方がいます。


では、どうすれば、聞きてをぐいぐい引き込むような声の表現力が身につくんでしょうかね??


よしもとにはいって、芸人になる??
いやーー(笑)



まず、最初に、声の表現力についてですが、5つの大きな要素がありますので、
それをおさえておきましょう!!



その1『大きさ』
話の中で、声の大きさを変えること。小声で囁いたり、大きな声で強調したりできますね。



その2『高さ』
盛り上げたいところを、高い声でまくしたてたり。低めの声でたんたんと事実を伝えたり。
アナウンサーが得意とする、読みの基礎は、この辺。



その3『速さ』
速くしゃべったり、ゆっくりしゃべったり。スピードの変化をいれることです。
明石家さんまさんなんて、常に早口ですね。



その4『間』
話の中に、間をとること。これは、ある意味。かなり上級者向けの技です。



その5『音色』
話の最中で、声の音色を変化させる。というか、シチュエーションによって変える。
例えば、小学生の運動会の司会者と、お葬式の司会者求められる音色は全然ちがいますね。




以上、5つの要素があるわけです。

よく、こういう人がいます。


『気持ちを込めてしゃべればいいんだよ!!』


『気持ちをいれろ!!!!』


そりゃ、そういわれて気持ちを込めてしゃべれるならばいいのですが…

それができないから困ってるんです(笑)



ということで、声の表現力を高め、聞き手をあきさせない話し方をするために。


今回は、その5『音色』について、ワンポイントレッスンです!


音色を使い分けることができると、とても便利。
まず、TPOに応じた話し方ができる。

例えば、社外でのプレゼン時には、しっかりした感じで。

はたまた、クレーム対応には、かぼそい申し訳ない感じで…


まずは、手元に、新聞を用意して下さい!
もしくは、Yahoo!ニュースでもいいです。

そして、練習に使う記事を選びます。
なるべく、かたーーーい感じの記事にして下さいね。

例えば、財政再建について、国際関係の記事とか。


場所は、自分の部屋で、一人でやるのがいいでしょう。


では、スタート!


1、記事をふつうに読み上げる


2、ささやき声で読み上げる


3、笑顔をキープし、くちのはじをニッコリして読み上げる


4、お葬式の弔事を読み上げる様に、暗く厳かに読み上げる


5、バラエティ番組のアイドル司会者みたいな声で読み上げる



以上です!


やってみますとわかりますが、全部違った聞こえ方がするはずです。
ポイントは速さ、間の取り方を変えないこと。

あえて、音色だけ変えて読むと、その違いがよくわかります。