こんにちは!
相川陽介です。


5月2日~4日にかけて、じっくりと考える時間をいただい

ています。



テーマは、平和についてです。


そう、自分は東京におります。

元々、東京に出てこさせてもらったのは、国連事務総長に

なって、世界から戦争と貧困をなくし、再発を抑止する仕

組みを作りたいという想いがあったからです。


紆余曲折あり、声の芸術家という職業になり、それまでの

価値観、

「世界から戦争と貧困をなくし、再発を抑止する仕組みを

作る」

ということを、一旦忘れて、目の前の仕事に取り組んでき

ました。


今振り返ると、その、目の前の仕事に全力で取り組むこと

以外に、平和を実現していく王道はないかと思います。



なぜ、僕が平和!って考えるようになったかというと、高

校生当時にみた、パレスチナ紛争の新聞記事なんですよね




「これは、大変だ!」

「僕がなんとかせねば!」


と思いました。


住み慣れた九州を飛びだしてまで。


大学で、政治学や経済学、国際法やら国際関係やら・・・



勉強している過程で、
「平和学」
という学問に出会いました。


それは、ノルウェイの学者ヨハン・ガルトゥング氏が体系

だてた学問。


政治、経済、紛争解決、開発経済、心理、国際関係、環境

など、様々な学問領域を「平和」という切り口でひもとく

学問でした。


それにのめりこんでいき、20歳の時に、単身、ルーマニア

平和研究所へ2ヶ月間。


平和研究するぞー!と勇んで。


研究所の代表、カイ・フルシチョフ氏曰く、

「平和とは、一人一人の心から始まるものなんだよ」

と。


一発で、総合的に平和にできちゃうすごいプランを持って

る人!と思い込んでいた僕は、当てが外れたような気にな

りまして、帰国。



声の芸術家、という仕事を通じて、株式会社ソラオトの実

業を経験している今、改めて平和について考えたい、そう

思っています。


平和について考えるって、やっぱり日本に生まれた以上、

必要だと思うんですよね!





相川が今、思う、平和とは、、、
3段階であると思います。




その1は、「戦争や貧困がなくて明日の命を心配する必要

なく、安心して眠れる状態」

ベースとなる考えは、心理学者マズローが提唱した
『人の5段階欲求説』
です。

その1の段階では、生理的欲求、安全の欲求が満たされて

いる状況であると。


その2は、「自分の役割を自覚していて、才能を周りと分

かち合って、充実した毎日を過ごしている状態」

5段階欲求説でいう、所属・承認・自己実現欲求が満たさ

れている状況であると。


その3は、悟りを開いている状態なんではないでしょうか


つまり、今この瞬間を生きている、在り方を最重視してい

る、心が凪いだ状態で、愛に満ちており、いわゆる至高体

験を経験している状態。





この3段階の平和は、すべて、そこにいる人の気持ちに基

づいています。


いわゆる、人間の安全保障という概念が最近はあります。


つまり、政治や、経済、行政システムという概念から見る

のではなく、当事者たちがどう感じているかというところ

にフォーカスするわけです。



その三段階の平和を、阻むものというのが、現実社会には

たくさん存在していますね。

相川がすぐに思いつくだけでも、下記の6カテゴリーはあ

ります。


1、経済→格差、搾取的な貿易など、資源をめぐる対立

2、文化→差別、奴隷制度、ジェンダー、子供の虐待、文

化間の対立、文明間の対立、宗教戦争、人種、人身売買、

移民、難民、暴力的な神話の放映など

3、政治システム→社会主義、共産主義、資本主義、封建

制度、議会制民主主義

4、直接的な暴力→戦争、テロ、貧困、飢餓、災害、紛争

、相互破壊保証(MAD)

5、地球環境問題→温暖化、生物多様性の破壊、環境破壊

、資源枯渇

6、心理→自殺、うつ、セクシャルハラスメント、パワー

ハラスメント


そして、僕が思いつかないような深く、大変な問題がまだ

まだ世界中にあふれているのだと思います。


なので、平和とは、戦争がない状態、という風に単純に示

すことはできず、すべて、当事者が感じる気持ちにフォー

カスをした、平和3段階を考えています。


それぞれの領域に、今、活躍している専門家たちがいます


NGOなど、市民活動からはじまっているものもあれば、国

家単位で関わっているものもあります。




平和とは、平和の3段階の、2段階目の心の状態に、誰もが

なっている状態である、と。


しかしながら、ここには、2つの疑問が。

1、子供はどうなるか。子供には、自分が所属する社会や

、自分が本当にやっていきたいこと、ないし自分の役割と

いうのを認識するのは難しいのではないか?

2、その段階は、病気や災害で、上下前後するものなので

はないか?つまり達成しても、失う可能性があるのではな

いか?



1については、子供はおそらく、自分の役割について自覚

して生まれていると思います。社会の刷り込みの中で、一

時的に忘れてしまうものだと思います。
これは、飯田文彦先生の、「生きがいの創造」や、スピリ

チュアルな本「神との対話」などを読んで、そう考えてい

ます。

2については、心の核となる部分で、本当の意味で達成し

ていれば、段階が戻るということはないと思います。
それも、上記したスピリチュアルな書物にある
「魂の成長は、常に、うえにむかってスパイラルを描いて

いる」という考え方に基づきます。





平和の3段階をお伝えする前提として、これも書いておく

必要があると思うんですが、それは、、、、


そもそも平和を達成する必要があるのか?


ということです。
「あたりまえじゃーーーん!!」
と言われそうですが、これはとても大切なクエスチョンで

すね。


たーーくさんある、地球上にある問題。

そもそもなぜその問題があるかというと、その問題を通じて、魂を成長させたいと思って、魂が起こしているということらしいからです。


問題を作り出しているのは、自分ってこと。



うそーーーん!


といいたくなりますが、相川が日々の生活を送っていて、それは確信に近いものがあります。

病気になるのは、体から
「もっとペースを落として仕事しなさいよ」

「いい恋愛しなさいよ」

「自分を大切にしなさいよ」

というような、様々なメッセージですもんね。


ヴォイストレーニングでも、のどがすぐかれるような声の出し方をしている人は、その声の出し方じゃマズいよっていうメッセージです。


そもそも平和を達成する必要があるのか?



相川が思うに、

「しなければならないではないが、そうしたい」

「そうするのが、自然」

だからではないでしょうか。


だって、テロで人が死ぬニュースって、気持ちよくないですよね。

生態系が破壊されまくっている映像を見ると、誰でもヤバイ!と思っちゃいます。

それが、我々本来の、自然な反応なんでしょう。





さて、相川が考える平和とは、3段階のうちの2段階目の心の状態になっていることであると書きました。



次は、
「どうやってそれを達成するのか?」
ということについてです。


政治経済に関わる人も、経営者も、主婦も、学生も、すべての問題は自分が引き起こしているという認識。


その認識を持って、
「癒す」
ということなんではないかと思います。



1、自分を癒すこと
2、自分が平和だと感じる生き方をする
3、相手を癒せるように働きかける
4、相手が誰かを癒せるように働きかける


ただし、自分の役割であろう仕事、目の前にきている課題にしっかりと向き合いながら。




自分を癒すこと、それは
1、自分が好きなことをすることを許してあげる
2、自分の心が、何を感じているのか知る
3、つらいことや嫌なことを、すべて吐き出し、認識する
4、インナーチャイルドを癒す
→ほとんど全ての問題は、当人が過去感じた痛みに対する反応、世代を超えて受け継がれた「罪」の脚本付けに基づく行動が引き起こしている。


その立場に応じて、癒す対象が変わってくるはずで。


大統領であれば、国を。
行政であれば、行政を。
政治家であれば、その国の政治を。
医者であれば、目の前の患者を。
主婦であれば、夫を、子供を。
弁護士であれば、クライアントを。



基本的に、目の前の仕事にしっかりと向き合い続けることによって、より多くの人に影響を与えることができるようになりますよね。


例えば、1週間だけがんばって仕事した社員と、15年間その会社のことを考えてがんばって仕事し続けた社員では、全然説得力が違います。


よほどの才覚を、すぐに発揮しちゃうという例外はあるかもですが。



平和な状態とは、言葉を変えれば、
「自分が、こうなったらいいなーと思う社会」
のことではないのでしょうか。



相川としては、誰もが自分の役割を自覚していて、才能を周りと分かち合っていて、充実した毎日を生きている状態って、いいなーと思います。

前提として、爆撃や、環境破壊や、貧困がない状態です。


声の芸術家、株式会社ソラオトの社長として、相川陽介が取り組んでいることの意味は、

1、それをやっている状態が、相川にとって平和な状態

2、それを続けていくことによって、影響力を高めたい

3、大きな影響力を持って、より多くの人に平和ということを伝えて行きたい


ということです。

影響力とは、つまり、世間からの信用・信頼ということです。

「あの人がいうから、こうしよう」

「あの人がやっているから、こうしよう」

ということですね。


ヴォイストレーニングをやっている意味は、関わっている人が、その人の才能を発揮して、その人のメッセージがますます相手に伝わるようになって、その人本来の役割を果たしてもらうという意味です。


と、だいぶん、長くなりましたんで、このへんで!