こんにちは!
恵比寿でヴォイストレーナーをしている相川陽介です。
去年から、鳩山内閣の友愛外交の一環として、東アジア共同体の話題が取り上げられていますね。
ニュース↓
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/130582
鳩山首相が「東アジア共同体」でいこう!という発言をして、先日までタイで首脳会談が開催されてました。
一方で、ヨーロッパの方では、EUの試みも順調に進んでいるようですし、平和を願う相川としては、地域間の連合がより平和な世界へつながっていけばいいな、と思っています♪
さて、その東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓、インド、オーストラリアなど計16カ国が参加する東アジアサミット。
これだけ多くの国の人たちがでてきたら、使用言語は恐らく英語で統一されていたのでしょう。
恐らく、みな英語を使って話していても、かなり声の感じは違っただろうと思います。
各国首脳たちの写真を見ると、それほど大きな体格の違いはないですが。
そう、フツウ、体格が違うと声の感じがかなり変わってきます。
一番大きい違いは、男女差。
男女だと、骨格や骨質、頭の骨や肋骨など違いが大きいですね。
一般的に、身長が高い人のほうが声が低く、身長が低い人の方が声が高いのです。
実は、そういった体格そのもの以外にも、国によって大きく違うものがあるのです!
それはなにか??
周波数です。
いわゆる、響きです。
発声表現研究家の楠瀬誠志郎さん曰く、、
中国語や、バリ島で使われるバリ語はものすごくキーが高い。
ブラジルのポルトガル語は、他の地域のポルトガル語より周波数が高い。
一方で日本語はやや低めである。
とのこと。
もっとわかりやすくいうと、基調となる声の高さも国によって違うということです!
日本の場合は、縦に長い国なので、北海道と沖縄では最高50度もの気温差がでてきます。
寒い地域で育った人は、声が高く、また周波数も高め。
暖かい地域で育った人は、声が低めで、周波数も低め。
ヴォイストレーナーとしての経験から言うと、確かに・・・と納得です。
声の高さの違いは、発声のときのクセから生まれているように感じます。
寒い地域で育った人というのは、寒い場所に適応した体になっていくのでしょう。
発声の場合は、あんまり外気を取り込まなくて済む様に、口の中と鼻の奥の響きを使って、ややこもった発声をするようです。
津軽弁などは、わかりやすい例ですね。
以前、青森の温泉に入ったとき、地元のおじちゃんたちが裸でしゃべってました。
「わい~どんだんず~なんもはってね~なんぼが貸してけね?」
「まねじゃ~、わもあまし金ね~も」
おぉっ・・・・
what??
一方で、南国で育った人というのは、比較的口を大きく開けてしゃべる人が多い気がします。
温暖な気候のおかげでしょう。
最たる例を挙げるならば、明治維新の頃に活躍された、西郷隆盛氏。
誰もが知っている有名人ですね。
また、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った、東郷平八郎氏。
二人とも、南国、鹿児島での生まれ育ちです。
暖かい地域の人は、声が低めで、周波数も低め。
ちなみに、この低めの声というのが、大きな組織のリーダーにはちょうどいいようです。
ちょっとした、声の地域による違いのはなしでした!